旅のウンチク

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旅の装備紹介=ポケッタブルパーカー

2015年12月26日 | 旅のノウハウ
 渡航先によっては日本と大きく気候が異なることがあります。E&Gの企画で上げると11月や2月や3月のスーパーカブで旅するタイ北部タイ&ラオス路線バスの旅がこれに該当します。同じ企画でもゴールデンウィークや9月のコースは日本国内も半袖で許容範囲なのでこの点で困る必要はありません。

 日本が寒くて現地が温かいとなると、日本国内で家から空港までの移動のために必要な防寒具が現地では文字通り”お荷物”となります。温かい防寒具はその分だけ嵩張るという面もあります。

 そういった時期に私が日本国内移動用に使っているのはユニクロのポケッタブルパーカーです。旅に出る時だけでなく、夏にキャンプに行くときにも持っていきます。夜になって思いのほか冷え込んだ際などにこれに助けられた事が何度かあり、私の友人にもアウトドアで使っている人がいます。

 私が使っているモデルは胸のポケットを裏返すとそこに本体が収納されるタイプで袋を紛失する心配もなくて便利です。



 2月の日本が真冬の時期、私はTシャツの上に半そでシャツ、そしてその上にこのパーカーの3枚重ねで空港へ向かいます。もちろん十分温かいわけではありませんがホントに寒いのは家から駅までの15分弱なので、そこは我慢で。足早に歩くことで体温を上げるように努めながら移動します。ペラペラのウインドブレーカーのようなものですが重ね着することで想像よりは温かいです。

 いつもしっかり撥水スプレーをかけてあって、少しの雨なら傘を持たずに強行突破で空港へ向かいます。

 数年前の11月のスーパーカブで旅するタイ北部では現地で購入したハチミツがバッグの中でこのパーカーの上にこぼれて着用不能となり、空港から半袖で帰ったことがありますが、寒気より周囲の人の不思議そうな視線が肌に刺さった覚えがあります。
 
 その時以来、現地にいる間は先日の記事の青い方のスタッフバッグに入れておくようになりました。

 ポケットに収めてしまえばこの通り、手のひらサイズです。

 空港に着いたら皆さんと集合するより前にこのパーカーはバッグの中へ収納して帰国するまでバッグの奥に眠ることになります。2月でも空港内は半袖で過ごせる程度に暖房が効いています。航空機内が寒いと感じたときは毛布を使うので機内には持ち込みませんが航空機内の寒さが苦手な人は機内持ち込み用にも良いかもしれません。

 少し残念なのは1年も着たら袖口の締まりが悪くなってしまったこと。安い製品なので仕方がないですが...。同様のコンパクトに収納できるウインドブレーカー類はいろいろな製品が発売されているので自分の好みのものを1枚荷物に加えておくと何かと役に立つと思います。

 先日、やはりユニクロでとてもコンパクトになるダウンジャケットが売られているのを見つけたのですが価格を見てあきらめました。1年に1回か2回、家と空港の往復の数時間しか使わない物なので価格とのバランスも無視できません。


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