炎
2010-01-23 | 自然
子ども達と、七輪を使って。
マッチの火を落ち葉に、落ち葉の火を小枝に、小枝の火を炭へと少しずつ火を育て、大きくなった火でお湯を沸かし、落ち着いたところで、お餅を焼きました。
こわごわマッチをする子ども。
火を大きくするには、団扇が必要だと、落ち葉についたとたんにあおいで消してしまう子ども。
落ち葉を入れすぎて、煙にやられて目から涙を流す子ども。(煙は出るが火は出ず)
それでも、何本もマッチを無駄にしながら、何度も失敗しながら、火を大きくすることができました。
炭火で上手くお餅が焼けて、醤油をたらして食べている顔は、満足そうな顔でした。
「毎日、火を使ってご飯を炊いたりお風呂を沸かすのはどう?」と聞くと、一部は「楽しそう!」との答えでしたが、ほとんどが、「そんなんしんどい~」との答え。
最近では、IHやエアコンで、ガスやストーブの炎さえ見なくなり、子ども達がマッチから火を扱う機会はめったになくなりました。
火を使って生活するというのは、人間の暮らしの基本だと思うのですが、そこから遠ざかる生活が一般的になりつつあります。
おくどさんに、お風呂に、七輪に、火鉢に、釜戸に、焚き火に、野焼きに、どんど焼きと、火を使う機会をあげると、今の暮らしから遠ざかっているものばかり。
だからこそ、子ども達がマッチをすり、焚き火をする機会を増やしたいと思います。
冬は焚き火にはピッタリの季節。炎を囲んで夜を過ごすにはいい季節です。
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