ECOファームやまぎし★☆ブルーベリーとやさいの農園日記

癒しの森の長野県信濃町、黒姫山の麓でエコな農業を目指してブルーベリーとやさいを作っている家族と仲間の話です。

パンデミック

2009-05-02 07:17:32 | 農園日記
ついに新型インフルエンザが発生した。
想定していた鳥インフルエンザではなく豚インフルエンザから
変異したものだという。それもアジアではなく中米のメキシコ
で発生した。
毎日の報道が新型インフルエンザ一色となった。
今のところどのくらいの感染力がありどのくらいの毒性がある
のか定かではない。
メキシコの患者数や死者の数も報道により
大きな違いがある。
 この二三日、日本でも海外からの帰国者からインフルエンザ
の患者が見つかり、その人が新型であるのかどうかの判定に国
中が固唾を呑んで見守った。
幸い新型インフルエンザではなかったが、今日本では新型イン
フルエンザの日本への上陸は時間の問題だといわれている。
過去にもいろんな感染症で世界が揺れた。直近では2002年に中
国を中心にアジアで流行した新型肺炎SARSがあった。
日本では被害が出ず収束した。
今回は厄介な点が何点かある。
まず新型とはいえ従来のA香港型やAソ連型と似ているため
判定に時間がかかるということ。もし新型の流行が冬場のイ
ンフルエンザ流行時期に重なれば判定のしようがなくなるだろ。
また、メキシコに近く患者数も多いアメリカでさらに患者数が
増えた場合経済への影響はかなりあると思われること。
そして情報の過多による過剰反応やパニックも考えなくてはいけない。
今回の新型インフルエンザの過去の例として90年前のスペイ
ン風邪の流行と被害が引き合いに出されるが多分当時は情報が
少なく流行後何年もたってからその実態が明かになったのでは
ないだろうか。90年前に比べ人々の移動の機会は格段に多く
なっている。そしてお互いの経済依存も比べ物にならない。
世界経済の停滞の局面で発生した新型インフルエンザ。
何とか収束してほしいと思っている。

信濃町では大型耕運機による田んぼの水を入れる前の耕運作
業が始まっている。なんとものどかな風景である。