「おばさん 俺でかい方がいいな」
学校農園で取れたキュウリを20~30本、我が家の糠床に漬けボランティアの安中生(安行中学校生徒)に出す。糠床なんて食べるのだろうか・・・長くて太いキュウリから無くなる。大皿には一本も残っていない。
先生方 「僕たちの分もありますか」「子どもたちとてもうまそうなので」「どうぞどうぞ」と私はお皿にキュウリを盛る。安中生は協議会の皆さんからすれば孫のようなもの。可愛くて、可愛くてしかたない。
○○のおじいちゃんと云われると「おじいちゃんじゃない、おじさんだ」とニヤニヤ・・・。
部活ごとに、暑い日も寒い日も作業の日は元気な声が斜面林に広がります。秋になると木の葉が音をたて降り積もる。その落葉を安中生の総力戦で、カブト虫のベット作りです。木枠の中に一輪車で何百回と落葉を運び、飛び跳ねながら踏みしめ、カブト虫のベットの出来上がりです。
毎年十月は芋煮会です。農家や会員の畑で取れた里芋、八つ頭、冬瓜、ネギなどをいただき、それらの材料を使い会員の奥さま方5人で二日がかり、300人分の出来上がりです。数十分であっという間に空っぽの鍋です。どんなに私たちが保全しても周りの環境は悪くなる一方、一輪草は盗掘2回、花数は激変、湧水はにごる。どこへどう訴えたら良いのでしょうか。
(事務局 加藤 良江 )
*「かわぐちエコ散歩」2016年1月号より
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