サマースクールで、私たちの生活に豊かな恵みをもたらしてくれる木のお話を聞いた後、参加者には実際に色々な種類の「まき割り体験」をしてもらいました。
実施日時:2023年8月29日(火) 9:00~10:30
実施校:戸塚小学校 4~6年生 10人
講師:守谷裕之先生、中村満先生
実施場所:校庭
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「まき割り体験」
まずは、私たちの生活とは切っても切り離せない「木」がもたらしてくれる恵みについて、講師の先生からお話がありました。
その後、先生に教えてもらいながら、一人ずつまき割り体験の時間が始まりました。
最初は斧です。
先生「足を横に開いて立って。左手の肘をスーッとあげて、ふらつかないように振り落とす!」
(写真:先生に教えてもらいながら、斧の練習をする様子)
1回コツをつかんだ子たちは、十分注意しながらも少しずつ慣れた様子で斧でのまき割りを体験していました。
(写真:斧でのまき割練習をする様子。皆に順番が回ってきます)
次に、鉈(なた)の使い方の説明がありました。
先生曰く「木の繊維方向を確認して切ることがコツ」とのこと。
火が付きやすいように、できるだけ細いまきを作ることがミッションです。
「誰かやってみる人!」の先生の声に、最初は皆遠慮して譲り合いながらも、徐々に立候補者が現れます。
(写真:なたの使い方を説明する先生の話を聞く参加者たち)
大きい丸太に参加者が交代に鉈を入れていき、誰のところで丸太が割れるかゲームが始まりました。
(写真:丸太に鉈を入れる児童)
数人の生徒がなたを入れていきますが、かなり大きい丸太なのでなかなか割れません。
丸太が割れないと、「あぁーおしい!」「もう少し!次の人で割れるかも!」の声がみんなの間で響きます。
ついに大きな丸太が真っ二つになったときは、「わああー!!」と歓声と拍手が沸き起こりました:)
次に、焚火の組み方を学びました。
ちなみに先生は、火種となる新聞紙はちょっとしか使わないのがプライドらしいです。かっこいいですね!
(写真:焚火の組み方を見せながら説明してくれる先生)
そして、この↑焚火の形はティピーと言って、インディアンテントの形からきている言葉だそうです。
ティピ―の他にも、格子状に組む「井桁(いげた)」という方法もあり、これを高く積んでいくとおなじみのキャンプファイヤーの形になるそうです。
井桁パターンも先生が実際に見せてくれたのですが、まきをワイルドに手で折りながら井桁を作る先生を見て、
皆から「おぉー!」と歓声が上がっていました。
ちなみに、井桁にするかティピ―にするかは後の問題で、まずは火種が一番大事とのこと。
よくやりがちなのが、急いでうちわで扇いで火種をつけようと頑張りすぎてしまうこと。
まきをなるべく細く割って、如何に紙(火種)から小さいまきに、そして大きいまきに火を移していくかが極意。
それには、腕組みしてゆっくり待つのがキャンプファイヤーのコツだと教えてもらいました!
勉強になりますね!
鉈の使い方を学んだ後は、刃物の危険性についても併せて学びました。
①必ずさやに入れておく
②使いかけは平らに置いておく
この2点を気を付けることで、万が一何かがあっても最低限の傷で済むとのことです。
キャンプなどでまき割りをするときは気を付けましょう!
皆でまき割り体験をした後、最後に感想タイムがありました。
「思ったより鉈や斧が重かった」
「思ったより大変だった」
と、まき割りの重労働さに気づいた子どもたちでしたが、同時にとても楽しく実りのある体験になったかなと思います。
先生、ありがとうございました!
(太田樹)
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