中野笑理子のブログ

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

薄暮のやわらかさ

2017年04月25日 | 日記
春の終わりの今時分の日暮れ時は、なんだかやさしい。
寒くもなく暑くもない気温の中で周りが薄暗くなってゆく時、嬉しいことがあった日も、舌打ちしたいような気分の時も、ニコッと誰かに笑いかけられただけで泣き出してしまいそうな時でさえ、すべてを包んでくれるようなやわらかい何かが、そこにあるような気がするのです。
否定も肯定もせず、ただふんわりと受けとめてくれる、何かに見守られているような、ほっとする雰囲気。
あっという間に日は落ちて、夜が降りてくるまでのわずかな間だけれども、他の季節では、まったくそんな気持ちにはならないのに何故なのでしょう。
これは一体なんなのだろうと、この季節になるといつも思うのです。
何かはわからないけれど、そこに有るけれど無い、無いけれど有るもの。
春の終わりの薄暮はいつも、そんな不思議な時間なのです。

難しい

2017年04月24日 | 日記
作家になって自分の作品で例え100万人の人を感動させたとしても、1人の人間を傷つけてはいけない。
今日放送の「やすらぎの郷」の中で石坂浩二演じる脚本家の菊村が言った言葉であります。
そうか、そうだよね。
人間誰しも、人に知られたくないことのひとつやふたつは必ずあるもの。
いや、もっとあるかもしれない。
過ぎ去った過去の出来事であっても、それが誰であるのか読者にはわからなくても、書かれた人が読んで傷つくようなことはイカンよな。
別に自分が特定の人のことを書いている訳ではないけれど、深く心に突き刺さったのであります。

心の痛む事件が多い昨今、その人のことや事件を書いたつもりでなくても、読んだ人が自分と重ね合わせて辛い思いをしてしまうこともあるかもしれない。
それでも自分の書きたいテーマがあって、それを書くということは覚悟を持つということ。
そう考えると、作家というのも因果な商売なのかもしれません。
会ったこともない人から、「私のことを書きましたね」なんて電話がかかってきたという作家さんの話を読んだことがあります。
自分の書いたものが世に出て、その責任を負うということはすごいことだと思います。
でも書かずにはいられないんですよね。
……難しい。

思い出しました

2017年04月23日 | 日記
昨夜ダークナイトで、ある有名漫画家さんのお話しから始まり、芸能関係者や劇場にまつわるお話しを聴いていた時、アッ! と、ある体験を思い出しました。
「音」にまつわる体験なのですが、あれだけは今思い出しても不思議としかいいようのない体験なのです。
今度中山先生にお会いしたら、聞いていただこうと思います。
先生の御本のネタになるといいなぁ。

そしてもうひとつは、死亡日にまつわる話。
我が家にもありました。
これは話すと現実に続きそうで、ちょっと怖いのです。
でも「午前0時のさわやかウィンドウ」中山先生ですから、話すことによって爽やかな風とともに吹き飛んでくれるかもしれない。
そんな望みを託して、勇気をだしてお話ししてみようと思います。
自分で書くにはどうにも、ちょっと怖いのです。

朝帰りした今日、靴下ちゃんが建物の前でオハヨーと迎えてくれ、金カップをあげてマッサージ。
そうです、猫おばさんはダークナイトにも金カップとカリカリを持って行っていました。
家に帰って洗濯をしてから少し眠ってと思っていると、親戚から母に会いに行くと連絡が入り、急いで起きて実家へ向かいました。
母の妹である叔母夫婦と従兄弟が、昔懐かしい写真を何枚か持って来てくれたのですが、その中になんと疳の虫退治のおいっつぁんの写真もありました。
初めて見た写真ですが、何故かその人がおいっつぁんだと一目でわかったのはなんでなんだろう。
ダークナイトの帰りのコンビニで、まさかの666円のレシートをもらったから?

そんな不思議な昨日今日でしたが、あの世もこの世も地続きなのかもしれないと、妙に納得してしまった2日間でありました。

とうとう

2017年04月22日 | 日記
この日がやって来ました。
ダークナイト大阪へ行って参ります。
今日は朝から母を歯医者へ連れて行き帰ってきてから掃除、午後はケアマネージャーさんの訪問があり、その後買い物ついでに施設に来週の入浴セットを持って行って自治会費を払いに行ったら、もう夕方。
母に晩ごはんを食べさせて、薬を飲ませて血圧を計り、寝させて家に帰るともう夜。
旦那のご飯を用意して、とうとう自宅は掃除も洗濯もできなかったけれども今日はこれで無罪放免としてもらい、行って来まーす!

さぁ今からは自分の時間だ。
梅田へ出て買い物をして、開演まで喫茶店でさっき買った本を読みながらケーキセットで至福の時間。
家を出る時、冷たい風が強くて寒く、思わずダウンを着て出てしまいましたが、梅田に着いたら皆さん春物。
ダウンを着ている人もいたけど、2人だけ。
中には半袖の人もいて、ちょっと恥ずかしかったのですが、喫茶店にいると冷房が寒く、只今ダウンを羽織ってケーキを食べております。

あれから1年

2017年04月21日 | 日記
今日4月21日は、我が家の黒猫王子の命日でした。
去年の今日は、朝からずっと冷たい雨が降っていました。
20才と半年の高齢でかなり弱っていて、ずっとこたつに入っていたので、寒くないように床暖房をつけたまま家を出たのでした。
今朝も家を出たら、ほどなくして雨が降りだし、去年と同じ朝だなぁ、と思いながら駅へ向かいました。

黒猫王子を拾ったのは、吹田でひとり暮らしをしていた時でした。
その2年前に先に拾って飼っていたお姉ちゃん猫と、2匹仲良く暮らしていました。
今でも北千里行きの電車を見ると、飛び乗って前の家に帰ったら、2匹が元気に待っていてくれているような気がして、吹田へ帰りたくなってしまう。
でももう2匹ともこの世にはいません。
わかっているけれど、そんな気がしてたまらなくなるのです。

毎朝写真と骨壷の前のお水を換えますが、今日は好きだったマタタビの粉を一緒にお供えしました。
喜んでくれたかな。

吹田にいた頃。
しつこい! と叱られながらいつもお姉ちゃん猫の後をついて回っていました。