中野笑理子のブログ

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

怖いけど、行く

2017年04月10日 | 日記
遅ればせながら、ビビりながら、DarkNight大阪公演の予約をしました。
白状しますが、作劇塾の塾生の身でありながら、今まで1度しか行ったことがありません。
それはズバリ怖いからです。
場所が怖い、内容も怖い、そして時間が時間(真夜中の0時開演終演は朝方)なので、怖さのあまり途中で退場して帰ろうにも、電車は動いていません。
というか、ひとりで会場を出るのも怖い。

小説のようなものが自分にも書けたらいいナ、というはっきりした目標もなくフワワ~ンした気持ちで入塾しましたが、実は入塾自体もかなり迷ったのです。
塾長である中山先生は「怪異収集家」という肩書をお持ちで、いわくつきの廃墟やら心霊スポットと呼ばれる場所に取材に行っても「午前0時のさわやかウィンドウ」と呼ばれるほど何も感じる事はなく、その代わりなのかどうなのかわかりませんが、周りのスタッフや塾生に不思議なことが起こる、というのを塾のブログで読んだり、見学に行った時に話に聞いたからであります。
そんな塾に入って果たして無事でいられるのだろうかと、とっても不安でした。

そして実際に1度だけではありますが、塾の授業が終わってからの先生の書斎での飲み会で、おかしな声のような音のようなものが聞こえたことがありました。
隣に座っていた人もはっきり聞こえたと言い、ふたりでゾッとしたのですが、先生に言うと「あっそう。気のせいちゃうか」で終わりました。

そんなこんなで免疫力はある程度ついたかな、と思って初参加した以前のDarkNightでしたが、やっぱり怖かった。
以来行くことはありませんでした。
それでも今回、意を決して参加しようと思います。
勇気の人差し指でポチっとやってしまったのであります。

それというのもすべて、怪談を書くためであります。
私のような人間は、怪談のみならず小説というものを想像だけで書ける気がしません。
また恐怖体験をしたからといって、書けるものでもないこともわかります。
でも体験するのとしないのとでは、した方が良いに決まっている。
これはもう行かねばならぬ!

それでもやっぱりちょっと楽しみな気持ちもあるのです。
自分の知らない世界を知ることは楽しい。
それがたとえ怖い世界であっても、何か発見できるものがあると思うのです。
怖いけど、その怖い世界にどっぷり浸かって来ようと思います。
コメント (12)

残念ランチ

2017年04月09日 | 日記
人はどうして多勢に無勢だと声が大きくなるのでしょう?
以前見つけた良さげなお店へ、たまにはとオサレなランチを気取って行ってみました。
生ハムオープンサンドを注文し、美味しくいただいておりますと、4、50代とおぼしき男女6名程の団体様がお越しになりました。
入店時から「私チョコレートパフェが食べた~い!」「私も、私も~!」とかなりの大音響でしたが、席につくとその声は一層大きくなり、あろうことか大声でゴ◯ブリの話を始められたのでございます。
仲間内にたしなめる方もおらず、お話しはエスカレートして行き、こちらとしましてはもう味も何もわかりませんで、早々に泣く泣く店を後にしました。
そのお店は全席禁煙でありましたが、例えば禁煙席で副流煙を避けることはできても、大声で話す他の客の話からは逃げられません。
分別もある程度はあるであろうお年の方々でも、大人数で気分が高揚していると周りが目に入らなくなるものなのでしょうか。
文句のひとつも言いたかったけれど、このような方々には無論言っても無駄でありましょう。
事故に遭ったと思って諦めました。
「人の振り見て我が振り直せ」という教訓を身をもっていただいたのだと思い、私も気をつけなければ……と思うことに致します。

残念ランチ。
とっても美味しかったんです。
アイツらが来るまでは。
コメント (2)

雨の桜の並木道

2017年04月08日 | 日記
気候も良く、桜の花が満開の週末ですが、せっかくの雨。
お花見を予定されていた方には残念ですが、雨の中の桜も風情があって良いものです。
そんなことを思いながら歩いていると、見慣れない猫ちゃんが道路を渡って女子校の門をくぐって中に入って行きました。
中には女子寮もあるので、ひょっとしたらご飯のもらえる時間なのかもしれません。
それとも学内の桜の下で、逢い引きの約束でもあるのかしらん。
そろそろ恋猫の季節でもあります。

おそらく桜も今週いっぱいだろうと思いますが、その後は八重桜が咲きます。
そして初夏を告げる藤の花。
その年によるのですが、八重桜と藤の樹が庭にあるお家がありまして、運が良ければ桜と藤の花を同時に愛でることができるのです。
今年はどうなることでしょうか。

雨の中の桜の並木道。
右手が猫ちゃんが消えて行った女子校であります。
コメント (2)

大人のドラマ

2017年04月07日 | 日記
テレビといえば見るのはニュースと連続テレビ小説ぐらいで、それもドラマの方は見ているうちに何だかなぁと思うことも多く、最後の方は惰性で見ていた感もありましたが、久々に面白そうなドラマに出会いました。
お昼の連続ドラマ「やすらぎの郷」であります。
第1・2話を見逃し、3話から見始めましたが、放送時間20分の間に石坂浩二演じる主人公、かつての人気シナリオライター菊村栄が煙草を吸う場面の多いこと!
スポンサーの意向か世間にはびこる嫌煙思想からか、ドラマや映画から喫煙シーンが無くなってしまった今、それだけで見ごたえがありそうな気がしました。

喫煙をたしなめる自分の息子に向かって、「俺は煙草を吸つて脚本を書くことができて、お前を育てたんだぞ!」と腹立たしげに叫ぶ菊村。
認知症なった元女優の妻を亡くし、息子の嫁に1度は譲ると言った亡き妻の遺した着物を、庭で着物の上に火の点いた煙草を放り投げ燃やしてしまいます。
隣の主婦から「菊村さ~ん、庭で焚き火は禁じられてますよ~」という声を聞きながら苦々しい顔で燃える亡き妻の着物を見つめる菊村。

もうね、夜のゴールデンタイムに放送しているぴらっぴらのトレンディドラマそこのけですよ。
子供の頃、半分訳もわからず見ていた「木下恵介劇場」や、再放送を見て涙していた「花登筐シリーズ」を思い出します。
テレビドラマが楽しみになるなんて何年ぶりだろう。
帰って録画を見ていますが、夕刊の他に夜の楽しみが増えました。
コメント

匂い臭い?

2017年04月06日 | 日記
午後から雨が降りだしましたが、しとしとと優しい雨で、桜の花はまだ大丈夫なようです。
ちょっと湿った空気の中にいると、匂いの感じ方が晴れた日よりもいくぶん強く感じます。

土や草木の匂いを感じながら歩いていると、ふっと人工的な香りが鼻をかすめました。
何かな、と思っていると前から若い男性が走って来ました。
暖かくなったせいか、夜走っている人が増えました。
人工的な香りはどんどん強くなり、すれ違った時、最高潮に達しました。
香りの正体は男性がつけていたものでした。
お洒落なのか汗の匂いを気にしてなのか、ランニングにも香りをまとうというのは何だかなぁ。
帰ってひとっ風呂浴びればいいんじゃないの? と思ったのですが、この香りを嗅ぎながら走るとタイムがいいとかあるのかなぁ。

真夏のおこもさんのアンモニア臭もキツイけれど、良い香りも強すぎると悪臭になってしまいます。
まさに過ぎたるは及ばざるがごとし、であります。
満員電車の中のニンニクの匂いは耐えられませんが、強すぎる柔軟剤や香水も耐え難いものなのです。
すれ違ったおじいちゃんやおばあちゃんから漂う湿布の匂いなんかは、あまり気にならないんですけどね。

やっぱり匂いに関しては、自然がイチバン! と思うのでありました。
コメント (2)