5月22日(水) 晴れときどき曇り(札幌)
洞爺湖マラソンの完走記の続きです。毎度のことながら、写真なしのダラダラの長文ですがご容赦のほど。
***完走記-その2***
21km 1h53m21s 5m32s
22km 1h58m24s 5m04s
23km 2h03m38s 5m13s
24km 2h08m57s 5m19s
25km 2h13m54s 4m57s 26m05s
20km、そして中間点を過ぎた。ここではいくら頭の回らない状態でもすぐに計算できる。中間点で1時間53分台なので単純に倍すれば3時間46分となる。少し目標タイムオーバーだが、最初の渋滞を考えれば充分目標達成可能と思った。もちろんペース維持が必須だが。
とにかくペース維持である。相変わらずのロボット作戦を遂行して、周りのランナーのペースを無視、目の前にある道を淡々と走ることを心掛けた。少ないとはいえ声援してくれる方はいらっしゃるので、特にご老人とちびっ子には手を振って挨拶。今流行の「大谷ポーズ」(大谷が出塁したときにおどけるポーズ)を決めようかと思ったが、バランスを崩して転んだらアホだし、そもそも野球に関心がなければ伝わらないので却下。
さて、25kmを過ぎた。時計は見たが、暗算できない状態なので計時の意味がほとんどないのであった。ペースを維持できているようだから「ま、いいか」てなもんである。相変わらずロボット作戦+スポンジ作戦はうまくいっている。
26km 2h19m28s 5m34s
27km 2h24m43s 5m15s
28km 2h29m58s 5m15s
29km 2h34m53s 4m56s
30km 2h40m59s 6m06s 27m05s
ここら辺りで足底に不安発生。右のインソールに「異物感」が出てきたのである。北海道弁ならば「あずましくない状態」である。原因はすぐに推測できた。右足のオーバープロネーション対策として、インソールの裏に別のインソールの左側部分を切り取って貼り付けているのだが、それがずれてきたのだ。
幸運だったのは、オーバープロネーションについてはほぼ完治していたためインソールがどうあろうとあまり関係なかったことだ。異物感は気になったがペースに影響するほどでないため、そのまま走り続けることができた。
30km手前には給食所があって、名物・紫蘇ジュースとおにぎりがある。まずは紫蘇ジュースをもらって飲み干す。これが生き返るような美味しさなのですな。なぜ洞爺湖で紫蘇ジュースなのかという疑問はとりあえず措いておく。そしておにぎりをゲット。
しかしながらこのおにぎりが結構でかいのである。美味しいのだがなかなか飲み込めず喉が詰まりそうになり、さらに走りながらでは落としそうで食べにくいのであった。そこで、歩道に上がって歩きながら食べた。昭和の人間なので、おにぎりの半分を捨てるなどという罰当たりなことができるわけがない。
あとで手元計時のラップタイムを参照すると、29-30km区間だけキロ6分を超えている。これがまさしく「おにぎりロスタイム」。
少しタイムロスしてしまったが、ハンガーノックの心配がなくなり、また前のペースで戻すことができた。これであと12kmほどなら楽勝とさえ思った。とはいえ、突然の失速あるいは故障だってあり得るので慎重にペース維持。
30kmを通過。2時間40分台なのでほぼキロ5分20秒ペースとわかった。2月の30km練習会で、「キロ5分20秒=2時間40分/30km」とインプットされているせいだ。ということは、このペースならばフィニッシュで3時間45分なのであって、単純思考回路の我が脳は俄然モチベーションが赤丸急上昇しだしたぞ。
今回、実はエネルギージェル皆無でレースに臨んだのだ。理由は、基本的に美味しくないし、高いからである。ハンガーノックが心配だが、洞爺湖は途中におにぎりがあると聞いていたのでそれに頼ったのだ。予定通りにおにぎりをゲットできてほぼ作戦通りとなった。少々タイムロスしたが。
31km 2h46m16s 5m17s
32km 2h51m32s 5m16s
33km 2h56m53s 5m21s
34km 3h02m01s 5m09s
35km 3h07m22s 5m21s 26m23s
ロボット作戦+スポンジ作戦に加えておにぎりゲットはなかなかの効果であり、30kmを過ぎてもペースは落ちなかった。周りには失速気味の人、歩いている人がいるためどんどん順位が上がるのを感じた。申し訳ないがこれがまたモチベーションアップになるのだ。特にAブロック、Bブロックのランナーを抜くのは気分がいい(性格悪いなぁ…)。
水をもらおうと給水所に近づくとコーラだった。まあ美味しいのだがランニング中の炭酸はやや苦手なので、なみなみ入った紙コップを飲み干すのに苦労した。コーラを道に捨てるのにはやや抵抗があった。炭酸でお腹が張ったように感じた。
湖面の向こうに洞爺湖温泉街の建物が見えた。あそこまで行けばいいのだ。身体全体はかなり辛くなってはいるのだが、気力と脚力が維持できているのが大きく、何とか最後までこのペースで行けそうとの自信が出てきた。
35kmを過ぎた。時計を見たところで相変わらず暗算できず、目標の3時間45分に対してこのままでいいのかどうかがわからないが、「何とかなるべさ」精神である。
36km 3h12m52s 5m30s
37km 3h18m08s 5m16s
38km 3h23m21s 5m13s
39km 3h28m47s 5m27s
40km 3h33m54s 5m06s 26m32s
暗算が難しくなったとはいえ、残り5kmの表示が見えた頃から真面目にフィニッシュタイムの予想を始めた。あと5kmをキロ6分で行けば30分、時計は3時間19分くらいだから50分切りは確実、キロ5分半で行ければラップタイムで45分台は出そうだ。
この付近からだったと思うが、車道を確保するためにランナーは歩道を走ることになる。広い歩道ではないため、ヨレヨレのランナーを追い越す際に意外にストレスとなった。
一応、路側帯と車道の間にコーンが立てられ、路側帯ならば走ってもいいらしいのだが、路側帯は路面状態がよくなくて走る気がしない。ペースを落とさず、かつ慎重に他のランナーを追い抜きながら進むしかなかった。
40kmを3時間33分台で通過、さすがに一杯一杯であるが、あと約2.2kmを12分以内で行ける自信があったので、ネットタイム45分切りを確信した。転んだりしなければ…
41km -
42km -
Finish 3h45m07s 11m13s
気が緩んだか41km以降のキロポストは見落とした。温泉街に入り公園の横をひたすら走るがなかなかフィニッシュゲートが見えない。そろそろ見えるかなと期待するのだが、最後のところがクランクになっているので見えにくいのであった。それだけに見えたときにはかなりうれしかった。
ほんのわずかスパートをかけて無事フィニッシュ。手元計時で3時間45分ちょいだからネットタイムでの目標を達成できたわけだ。
******
今日も草取りやら廃品処理やらで走る時間がとれなかったのですが、じゅんかんコンビニまでの往復と買物のためのArio(モール)への往復を走って距離稼ぎをしました。でも合わせて6km程度でした。
ラン資金 -70212円
月間走行距離 204km
年間走行距離 1435km