オホーツク暮らし

オホーツク管内の北のほう。
地域性を感じる情報発信が出来ればと思います。
近頃は狩猟ネタが多いです。

13日(土)と14日(日)の出猟

2012-10-15 23:02:18 | 狩猟
土曜日は朝から鴨猟にトライ。天気がよくない。天気が良くないときは、チャンスなのです。

教わった場所は2箇所。1箇所目は不明な鴨が沢山。多分クロガモ。かなり俊敏に逃げ回っている。

諦めて移動しようとすると、一羽のマガモを発見。狙っていたポイントに入った様子だったので引き返してみるも、いない模様。

強風にあおられながらフラフラゆったり上空を飛ぶカラスにムカついて発砲。

当らず。

ふと後ろを振り返ると、さっき見たマガモが驚いて飛び去る後姿。

やっぱり居たみたい。

ポイントを移動し、そーっと確認するといましたよ。先ほどみたのと同様のクロガモらしき鴨。

たくさん。

その中に混ざってマガモ発見。遠いかなぁ。

20~30mくらい?水に浮かんでいます。

ズドン。

命中

被弾したマガモが暴れて、潜ろうとしたり浮いたりしています。

銃声に驚いたその他の鴨が飛び立ちます。

突如5mほどの高さを舞う10羽くらいのカルガモが出てきました。逃げ場所を探してでしょうか、秩序を守るような群れで低く旋回します。

すると私の方も確認するかのようにグワッ!と旋回します。

これは!と思い、狙いを定めます。10mくらい?

ズドン。

1羽が右手の何処かに落下。

まさか本当に獲れると思っていなかったので、回収するために車に走り、ウェダー(胴長)を着用し、タモ網を持ってポイントに走りました。

遠くにいたマガモが既に絶命し風にあおられ大分近くに寄っていましたが、草に引っかかって止まっています。



水の中に入ると、10年以上前に買った、ほぼ新品のはずのウェダーに水が漏ってきました。

結構深いなと思い、腰につけている弾やらナイフやらをつけるベルトを外す。

あれ?

10発入ったポーチが一つ無い

( ̄_ ̄ i)タラー

手探りで水の中を必死で探し、何とか見つかりましたね。一安心。落としてすぐに気づいてよかったわ。

さぁ、鴨の回収に向かうぞ!

恐る恐る進むと、想像以上に深い。タモ網の柄を行く先に突き刺すと、恐らく首まで浸かる。

やばい (; ̄ー ̄川

すぐ近くに落ちたはずのカルガモも探しますが、見当たらない。

やばい(; ̄ー ̄A

これはやばい。

落とした2羽全てが回収不能か・・・。

慌てて家に走り、釣竿とルアーを取りに。

ルアーを投げてチャレンジするも、周りの草が邪魔で上手くキャストできず、飛んだと思ったら風にあおられて思い通りにいかず。沈んだルアーは草に引っかかって2つ無くし。浮きを持ってくれば・・・。

まいったわ。ルアーじゃ話にならない。

棒をつなげて鴨を動かしたほうがいいかと思い、また家に飛んでかえり、園芸用の支柱とペットボトルとガムテープを用意してポイントに向かう。

チャレンジはするも、風や水にかすかな流れがあったり、つなぎ合わせた支柱が外れて、それらも回収できない最悪の事態を想像して途中で諦めた。

てんぱって何をやっていたのだか。

は~。orz 

水に浮いたマガモを眺めて途方にくれ、落ちたはずのカルガモは、もしかしたら半矢で何処かに逃げたか、傷を負いながら水中に逃げて出てこないか・・・。

全く良いところが無い初の鴨猟。鴨たちに合掌。

猛省。

猟場の状況がわかったので、回収が出来る獲物を獲ることと、鴨猟で大切で難しいのは獲物を落とすことよりも、回収することであると反省し、回収できる道具を作らなければいけないということで翌日、

カモキャッチャーを自作。



これで取れるかしら。
  

午後からは猟友会の用事に参加し初のエゾシカ猟。当町ではエゾシカは10月27日まで解禁していないので正確には有害駆除。

猟場に連れて行ってもらい、メスシカを発見。ですが、指示の意味がさっぱりわからず、与えられた絶好のチャンスを逃しました。

車から降りて膝射の体勢をとろうと思っていたのだが、やったことも無い方法や射撃姿勢をいきなり言われてもなぁ。10秒程度では理解できない。

そのあと、シカを見つけましたがかなり遠い。

200mくらいあったようですが、私の体が丸見えなので近づいても逃げられるのが関の山と思い、ダメもとでじっくりねらってズドン。

案の定失中。

とりあえず、祝初トライ。

15時から違う方に同行。

160mほど先のエゾシカ発見。

膝射でじっくり狙い、引き金を引こうと思ったがちょっと躊躇。

おっとフリンチングが出た。

気を取り直してズドン。

シカが物凄い勢いで茂み逃げました。

どうやらかなり惜しかったらしい。近づいたけど血痕はなし。

シカの左側に着弾したみたい。

無意識に肩で押し付けたのかしら。

そんな感じで終了。

親分が獲った1頭のスキニングを少しやらせてもらった。


翌日曜日。日の出頃に集合して出猟。

前日とは違う方に同行。

1時間ほどの間にシカを発見するが、発砲に至らず。

その後ぱったりシカは現れず。

町内あちこちに、5台が出ましたが誰も獲れず。

  
9時から解体の講習会。

この講習のためのシカを獲ることが土日の目的だったのですが、前日に親分が獲った1頭のみ。

獲れなかったら、この犬を使っていたのだがと冗談を言われていることを知ってか知らずかの無防備なワンコ。



背割りする。



プロの鮮やかな解体。



ちょっと難しいなーと、私よりもベテランの方々が思っていたかもしれない。

講習で使ったシカ肉をちゃっかり頂戴しましたよ。獲れなかった私に気を遣ってくれたのかしら。

今回シカタンを摘出して初めて食べて見ましたが、旨し。

みなさん頭部なんて捨てちゃうからね。今度から積極的に貰ってしまおう。

この土日、非常につかれました。

また次の土日も出猟のつもり。

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2 コメント

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鴨撃ち (よしお)
2012-10-20 18:29:23
こんばんは。
ここ最近の狩猟日記楽しく拝見させて頂いています!
当たっても獲物を回収するのはさらに大変なんですね・・・
ましてや水の中に入って取りに行くのは、更に大変でしょうね。
狩猟のみで生きていた頃の人間って大変だったんだろうな、
なんて考えてしまいました。
返信する
>よしお様 (カラ)
2012-10-21 21:51:59
ありがとうございます。

鴨を回収できなかったのはひとえに私の至らなさです。準備さえ出来ていればこんなことにはならなかったのですがね。
水の量も多かったみたい。

がんばりまーす。
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