やってしまいました。
ついにというか、無謀というか。
3猟期を過ごしただけの若輩者の私が、はじめてヒグマを仕留めました。
私の所属する猟友会・部会は全員が有害駆除の指示書をもらっています。
ヒグマ、ニホンジカ、キツネ、ノイヌ、カラス(ハシブト・ハシボソ)、キジバト、ドバト
獲っていいとはいっても、ヒグマにお会いしても撃つかどうかは、自信がある人か、無謀な人か。
先日、海の日の7月20日、朝から家族で出かけて、夕方に時間があったらシカ駆除にでも行こうかとは思っていたのですが。
外出先で、猟用のツナギを新調してですね。
新しいツナギを着て、シカの駆除出動したわけですよ。
早々に逃げ足の早いシカを目撃して、焦らずに畑を走っていて、ふと左に目をやると親熊と子熊2頭がいるではないですか。
絶好の距離。80m。
こちらに気付かずに夢中で牧草を食べている。
決して自信があるわけではなく、「あっちゃ~、クマさんに出会ってしまった。」の気分。
常日頃から、有害駆除に従事するものの責務として、チャンスがあったら撃たなければいけないとは思っていました。
ついいつだか、130mでチャンスがあった時の後悔があったから、なおさら撃つ気はありました。
決して自信があるわけではないのですよ。
銃を依託してスコープを覗くと、何かに気付いたようにこちらを見た母熊。
ヒグマって目が悪いんです。鼻や耳はいいけど。条件が揃っていたんだと思います。恐らくこちらは風下だったんでしょうね。太陽も背負っていたり。
脇の下を狙ってズドン。
その場にストンと落ちました。
あっけなかったです。
その様子を見て子熊たちは、少しして事態に気付き、子熊を撃つ間もなく、茂みに走って逃げました。
親熊はまだ生きているようで、二の矢を首に向けまして、完全に落ちたようでした。
万が一生きていたらまずいので、すぐには近づかず様子を見ました。
その間にも、子熊たちは茂みから唸っています。
応援依頼の電話をして待つ間に親熊のようすを見に行きました。
応援依頼もうまく場所を伝えられずにしどろもどろでしたがw
子熊はずっと威嚇の声をあげています。
怖いですね。
脇の下を狙って撃った話しのオチなのですが、マグレのネックショットでした。
だからその場で落ちたのです。
もし反対側に外していたら、私は今頃病院に居たかもしれませんね。
無謀でした。
応援に来てもらって、自分では全く確認できなかったのですが、子熊の一頭は、木に登って唸っていたのです。
駆けつけてくれた二人はライフルでどうすることも出来ず。
シカの止め用に持ち歩いている、まさかの7半2発で樹上の子熊を仕留めました。
子熊は可愛らしいんですが仕方ない。
あと1頭の子熊を日没まで探しますが断念。
親熊を見て、大ベテランの親分は、
「これは脂のってるな~!」
「これは旨いぞ~。」
と終始テンションが高い。
「お、そうだ、記念写真撮ったか?記念写真とるぞ!せっかくだから鉄砲を持て!」
と、シャッターを押してくれました。
大ベテランの親分にとっても、ヒグマは特別なんだなと思った。
私が獲った事をすごく喜んでくれているような感じでしたよ。
また、肉を食べることに関しても、ヒグマはご馳走なんだろうなと思いました。
羆ホルモンも美味しいんですって。
親熊は121kg、子熊は20kg。
大きくはないです。
私も手伝いながら、バラして貰いました。
首から見つかった弾頭。
翌日、親分が精肉を全部やってくれた。
感謝。
そのとき、前脚から弾が見つかったと。
二の矢が喉元にあたって、右前脚に当ったのではないかと推測。
ヒグマは、捕獲の奨励金をもらう為に、子宮や腎臓、肝臓、胃などを某所に検体として送るのです。
これは面倒だ。
自分ひとりではどうにも出来ないわ。
親を捕獲後の、子熊の追跡やら検体を送る準備や解体精肉まで、手伝ってもらって(全部やってもらって)本当に助かりました。
今回仕留めることが出来たヒグマは、最近頻繁に目撃され、小学校にも注意喚起され、市街地に比較的近いところでウロウロしていた個体ではないかと思われます。
なにもしていないのに可愛そうという意見があろうかと思います。
その通りだと思います。
けど、何もしていないヒグマを駆除しなければいけない時っていつでしょうか。
誰かが襲われた時でしょうか。
それでは遅いのは誰でもわかりますよね。
ヒグマって、姿を見せてはいけない動物なんだと思うんです。
ヒグマが姿を見られた時点で、ヒグマの失敗であって、我々にとっては被害なんだと思うんです。
積極的に獲りにいく狩猟者は別ですが、有害駆除で考えたら、見えたヒグマは獲らざるを得ないのかなと思います。
このブログを更新した今日、他の地区でヒグマ一家を、獲りこぼしなく全て駆除した模様です。
まだまだいるであろうヒグマたち、願わくば、おとなしく山の中でこもっていて欲しいものです。
ついにというか、無謀というか。
3猟期を過ごしただけの若輩者の私が、はじめてヒグマを仕留めました。
私の所属する猟友会・部会は全員が有害駆除の指示書をもらっています。
ヒグマ、ニホンジカ、キツネ、ノイヌ、カラス(ハシブト・ハシボソ)、キジバト、ドバト
獲っていいとはいっても、ヒグマにお会いしても撃つかどうかは、自信がある人か、無謀な人か。
先日、海の日の7月20日、朝から家族で出かけて、夕方に時間があったらシカ駆除にでも行こうかとは思っていたのですが。
外出先で、猟用のツナギを新調してですね。
新しいツナギを着て、シカの駆除出動したわけですよ。
早々に逃げ足の早いシカを目撃して、焦らずに畑を走っていて、ふと左に目をやると親熊と子熊2頭がいるではないですか。
絶好の距離。80m。
こちらに気付かずに夢中で牧草を食べている。
決して自信があるわけではなく、「あっちゃ~、クマさんに出会ってしまった。」の気分。
常日頃から、有害駆除に従事するものの責務として、チャンスがあったら撃たなければいけないとは思っていました。
ついいつだか、130mでチャンスがあった時の後悔があったから、なおさら撃つ気はありました。
決して自信があるわけではないのですよ。
銃を依託してスコープを覗くと、何かに気付いたようにこちらを見た母熊。
ヒグマって目が悪いんです。鼻や耳はいいけど。条件が揃っていたんだと思います。恐らくこちらは風下だったんでしょうね。太陽も背負っていたり。
脇の下を狙ってズドン。
その場にストンと落ちました。
あっけなかったです。
その様子を見て子熊たちは、少しして事態に気付き、子熊を撃つ間もなく、茂みに走って逃げました。
親熊はまだ生きているようで、二の矢を首に向けまして、完全に落ちたようでした。
万が一生きていたらまずいので、すぐには近づかず様子を見ました。
その間にも、子熊たちは茂みから唸っています。
応援依頼の電話をして待つ間に親熊のようすを見に行きました。
応援依頼もうまく場所を伝えられずにしどろもどろでしたがw
子熊はずっと威嚇の声をあげています。
怖いですね。
脇の下を狙って撃った話しのオチなのですが、マグレのネックショットでした。
だからその場で落ちたのです。
もし反対側に外していたら、私は今頃病院に居たかもしれませんね。
無謀でした。
応援に来てもらって、自分では全く確認できなかったのですが、子熊の一頭は、木に登って唸っていたのです。
駆けつけてくれた二人はライフルでどうすることも出来ず。
シカの止め用に持ち歩いている、まさかの7半2発で樹上の子熊を仕留めました。
子熊は可愛らしいんですが仕方ない。
あと1頭の子熊を日没まで探しますが断念。
親熊を見て、大ベテランの親分は、
「これは脂のってるな~!」
「これは旨いぞ~。」
と終始テンションが高い。
「お、そうだ、記念写真撮ったか?記念写真とるぞ!せっかくだから鉄砲を持て!」
と、シャッターを押してくれました。
大ベテランの親分にとっても、ヒグマは特別なんだなと思った。
私が獲った事をすごく喜んでくれているような感じでしたよ。
また、肉を食べることに関しても、ヒグマはご馳走なんだろうなと思いました。
羆ホルモンも美味しいんですって。
親熊は121kg、子熊は20kg。
大きくはないです。
私も手伝いながら、バラして貰いました。
首から見つかった弾頭。
翌日、親分が精肉を全部やってくれた。
感謝。
そのとき、前脚から弾が見つかったと。
二の矢が喉元にあたって、右前脚に当ったのではないかと推測。
ヒグマは、捕獲の奨励金をもらう為に、子宮や腎臓、肝臓、胃などを某所に検体として送るのです。
これは面倒だ。
自分ひとりではどうにも出来ないわ。
親を捕獲後の、子熊の追跡やら検体を送る準備や解体精肉まで、手伝ってもらって(全部やってもらって)本当に助かりました。
今回仕留めることが出来たヒグマは、最近頻繁に目撃され、小学校にも注意喚起され、市街地に比較的近いところでウロウロしていた個体ではないかと思われます。
なにもしていないのに可愛そうという意見があろうかと思います。
その通りだと思います。
けど、何もしていないヒグマを駆除しなければいけない時っていつでしょうか。
誰かが襲われた時でしょうか。
それでは遅いのは誰でもわかりますよね。
ヒグマって、姿を見せてはいけない動物なんだと思うんです。
ヒグマが姿を見られた時点で、ヒグマの失敗であって、我々にとっては被害なんだと思うんです。
積極的に獲りにいく狩猟者は別ですが、有害駆除で考えたら、見えたヒグマは獲らざるを得ないのかなと思います。
このブログを更新した今日、他の地区でヒグマ一家を、獲りこぼしなく全て駆除した模様です。
まだまだいるであろうヒグマたち、願わくば、おとなしく山の中でこもっていて欲しいものです。
遂に羆取られたんですね。
この前レンタカーに羆が絡んでいるシーンが
y○hooとかで取り上げられていましたが
車の中と言えどもやはり怖いものは怖いです・・・。
誰かが襲われてからでは遅いので、羆には申し訳ないですが仕方ないですね・・・
アメリカの金持ちが趣味でライオン撃つのとは違いますし。
今後は、ヒグマを発見しても、状況に応じて獲る獲らないを検討していきたいです。