感度鈍い枝野大臣の「野田首相は脱原発デモ代表に会うな」

枝野大臣が昨日の会見で「野田首相は国会を取り囲んでいる脱原発デモの代表に会うな」と発言したという。原発維持を進める役人に言わされた可能性が高い。野田首相は「次期衆議院選挙の最大の争点が原発ゼロか維持か」になると気が付いて、原発ゼロの流れに乗ろうとする政治的な直観の行動のはずだ。にもかかわらず、野田首相に任命された経産大臣が原理原則論を持ち出して、しかも総理の行動に文句を言っているのはあきれた。
　どのみち、今日の昼までに野田首相は自民党に解散時期を確約できないだろうから、消費税法案もパーになる。
　起死回生の残された道は「原発ゼロ」を早々に打ち出して、地滑り的な勝利が予想される小沢新党や橋本新党、緑の党と共産党の「原発ゼロ連合」の出鼻をくじいて、オール「原発ゼロ」にすることで争点を消してしまうことしかないだろう。