経団連や「識者」をはじめ、「原発がないと日本は立ち行かない」と発言を繰り返す人が決定的に見過ごしている点がある。明確な目標が与えられたときの日本人の脅威の底力だ。震災後の昨夏、日本人は工場の輪番創業、駅のエスカレーターの停止、照明の間引き、オフィスの節電など一致団結してブラックアウトを回避した。一方、お隣の韓国では何の危機もなかったのに、大停電の体たらくだ。
戦争の邁進、戦後復興、所得倍増、大学受験など、日本人は明確な目標があると、創造以上に力を発揮できるのだ。従って、「2030年原発ゼロ」という明確な目標があれば、日本人はライフスタイルの見直しや新たな発明など、あらゆる知恵を総動員してやってのけるに違いない。資源のない日本がクリーンエネルギー国家を実現すれば、世界の規範となるだろう。
もっとも、一部の既得権者にとっては、そのような日本は「不都合な真実」なのだろう。
戦争の邁進、戦後復興、所得倍増、大学受験など、日本人は明確な目標があると、創造以上に力を発揮できるのだ。従って、「2030年原発ゼロ」という明確な目標があれば、日本人はライフスタイルの見直しや新たな発明など、あらゆる知恵を総動員してやってのけるに違いない。資源のない日本がクリーンエネルギー国家を実現すれば、世界の規範となるだろう。
もっとも、一部の既得権者にとっては、そのような日本は「不都合な真実」なのだろう。