演芸見ブんログ

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10/03/01 日本橋夜のひとり噺【第十一夜】三遊亭兼好の会(お江戸日本橋亭)

2010-03-01 | 講談会・落語会
入船亭辰じん…『小町』

一龍斎貞鏡…『柳生二蓋笠』

三遊亭兼好…『雛鍔』

お楽しみトーク…兼好の「三道楽煩悩」

《お仲入り》

三遊亭兼好…『品川心中(上)』


先月はちょいと突っ走ってしまったので、今月は貞鏡さんの高座も少なさそうだし、少しのんびりしようと思っていたら・・・
仕事を終えた夕方5時ごろになって“とある方”から、
『本日、日本橋亭に貞鏡さんが出演!』
というが入り、新宿から押っ取り刀で日本橋亭に駆け付けました!

開場時はそれほどでもなかった客席が6時を過ぎたあたりから徐々に埋まり、開演時には満席!

辰じんさん
前回の【第十夜】に続いて、今回も“開口一番”は辰じんさん。
マクラで「(扇辰)師匠をしくじりそうになった」話が大爆笑!
うまい運びのマクラから『小町』に入りましたが、落語を聴き慣れているようなお客さんの前では“混ぜっ返し”や“くすぐり”でのウケが今ひとつでした

貞鏡さん
前回のリベンジをして欲しい」と念じながら聴きました
マクラで、「入門してから“親子関係”が変わった」という話をして『柳生二蓋笠』へ。
今回は名前を間違えたり、筋が抜けることもなく堂々の高座。
最近の中ではベスト1かな
柳生但馬守宗矩と柳生又十郎の親子の絆がマクラとつながっていたとは・・・

兼好師匠(一席目)
好二郎と名乗っていた二ツ目時代の「四派で深夜」以来、3年2ヵ月ぶりに拝見。
出囃子(お囃子:岡田まいお姉さん)が「うれしいひなまつり」だったので『おやっ!?』と思ったら、まさに今が旬の『雛鍔』!
合間合間に入るクスグリに場内は大爆笑!!!

トークショー
瀧口雅仁氏が事前にお客さんから募った質問に兼好師匠が答えるというスタイル。
『奥様』『酒』『二人会』という質問に、緊張しながらもしっかりと笑いを生むトークショーでした

兼好師匠(二席目)
「江戸四宿」のマクラで、『“板橋”や“千住”には何があるのか?』という話で場内は大盛り上がり!
『品川心中』でも、一途な金蔵と移り気なお染のやり取りに沸き、金蔵が親方の所に戻って来ての“ご開帳”場面では別の落語のクスグリも入って・・・


のんびりしようと思った3月ですが、なかなかノンビリできないもんですな!

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いましたか? (shibahama)
2010-03-01 22:22:42
いましたか?
姿を探したけれど、大宮から駆けつけたので、疲れて目も使い物にならなくなったか?
スミマセン。
返信する
いました! (ひで)
2010-03-01 23:49:44
椅子席は前列が空いてなく、桟敷は靴下が臭いので諦め、ベンチシートで見てました。

本文では良いように書いてますが、実は貞鏡さんの高座でエネルギーを使い果たしてしまい、『品川心中』の賭場場面以外ではほとんど笑いませんでした。
兼好師匠にとっては、実に“イヤな客”だったと思います・・・
返信する

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