家の庭で品種改良!

庭でみかんの品種改良やってます

シキキツ 生理障害…?

2022年02月09日 15時45分51秒 | シキキツ×マメキンカン

明日から関東では大雪が降るみたいですね、、

暖かくなったかと思っていましたが…三寒四温とはまさにこのことですね、

ひとまず寒さに弱い植物を避難させておきました

 

それで、避難しつつ、庭の植物を見ていたんですが、

なんとマメキンカンと交配したシキキツの実に異常が見つかりました、、、

分かりますかね…?

ヘタの近くが黒く変色しています、、

しかも確認すると全体の6割ほどにこの症状が…

 

生理障害か、それとも交配の時に傷つけたのか、、

どちらかわからないけれど交配した実なので何が何でも熟すまでこらえてほしいものです

 

やっぱり育種って難しいなぁ、、


シキキツ×マメキンカン あまり差がでない…

2022年01月20日 20時30分19秒 | シキキツ×マメキンカン

今日は大寒。昼間は暖かかったですがだんだん寒くなってきましたね、、

3限から授業で昼間に登校したのでついつい薄着で登校してしまって…帰りひどい目にあいました笑

昼間暖かいとはいえまだ1月。気を付けないとですね、、笑

 

さて、以前紹介したシキキツ×マメキンカン、

発芽したあとの様子を全然投稿していませんでしたがこのように順調に成長してきました!

2021年7月に播種しているので大体半年が経過。

発芽して以降ほとんど冬だったことを踏まえるとそれなりに順調な成長です。

 

こちらは発芽後成長が悪くすぐ接ぎ木をした個体。

これについては11月に紹介しましたが、枝がかなりがっちりしてきました。

 

合計で13本得られたこれの実生はシキキツを母親にしてマメキンカンと交配したもの。

本来シキキツは多胚性なので種子親には使えませんが、何個か単胚の種子が混ざっており、これらはそこから生まれました

ただ、単胚の種子に見えたけれども実は多胚の種子だった、なんてこともよくあるので、シキキツ×マメキンカンの実生ではなく、シキキツの実生である可能性も十分にあるんですよね、、これくらいの大きさになってくるとそろそろ両親の特徴が見え始めることですが、どうもシキキツに似ていて…汗

もしかするともしかしちゃうかもしれません笑

大体20枚くらい葉が展開してくるころには交配できているのかできていないのかはっきりするのでそれまではドキドキの毎日です

接ぎ木して早くはっきりさせたいけれど、接ぎ木に使うカラタチも貴重。

交配精度を高めることの大切さを痛感します、、、

 

関連記事

シキキツ×マメキンカンの交配成功

シキキツ×マメキンカンの播種

シキキツ×マメキンカンの成長報告

 


シキキツ×マメキンカン その後

2021年11月23日 00時41分01秒 | シキキツ×マメキンカン

ご無沙汰してます…!また、2週間くらいさぼってしまいましたね、、

実は、ちょうど数日前にある種苗会社のオープンデーに行ってきたんです。

最近は、学部の物理学の勉強でバタバタしていて、しかも冬ということもあって品種改良と距離が空いてしまっていましたが、オープンデーを見て、ブリーダーさんとお話をして、またやる気が上がってきちゃいました笑 (単純…笑) どんなに社会が発展しようとも、その根底には"食"の文化があり、その根底を品種改良は陰ながら支えている…ほんとカッコいいお仕事です

 

で、やる気が出たのはいいんですが、やっぱり冬は、植物の動きが鈍くて、あまりネタがない…笑

7月にシキキツとマメキンカンの交配した種子が取れたという記事を書きましたが、それ以降何も報告をしていなかったので、ひとまず最近の近況報告を書こうと思います

あの交配からは、最終的に十数個の種が取れましたが、発芽させてみるとほとんどがシキキツと同じような葉の形。マメキンカンは四倍体なので、取れた種子はうまく交配ができているならば3倍体でありすぐ見分けがつくはず。今回も失敗してしまったかと肩を落としていたのですが、一つあやしい苗を見つけることができました!

それがこれ↓

 

これ単体だとあまり怪しさが分からないのですが、兄弟と並べてみると明確にその差を見ることができます。

右があやしい個体ですが、すこし矮性ががっているのが分かります。

サイズ感はこんな感じ↓

結構小さいです。

 

ちなみにもうお気づきかともいますが、寄せ接ぎを行っています。

発芽して少ししたころ、根腐れを起こしてしまったからです。

接ぎ木部はこんな感じ↓

根は染色体数を調べるかもしれないので一応残してあります。

 

という感じで、シキキツ×マメキンカンからは一応怪しい個体は得ることができました。

9月にもシキキツ×マメキンカンの交配を行いましたが、こちらはうまく交配できたようで順調に成長中です。

また、変化があれば報告します~


シキキツ 4回目の開花

2021年10月13日 13時15分08秒 | シキキツ×マメキンカン

ちょうど一ヶ月ほど前に、シキキツとマメキンカンとの交配を行ったという記事を投稿しました。

うまく交配ができたようで、今は青い実がすくすくと成長しています。

さて、その交配の母親に使ったマメキンカンですが、今年4回目の開花をしました!

 

毎年のように大きな花をつけてくれています♪

シキキツは実はあまり大きくありませんが、花が結構大きいので、交配を行う上ではとても有利に働きます。

(交配をするときは雄蕊を取り除かなければなりませんが、花が大きいとそれが楽だからです)

 

この時期にはマメキンカンは花が咲かないので交配には使えそうにありませんが、何か他にも有効活用する方法があるかもしれませんね。

その品種が持っているポテンシャルをどれだけ引き出だせるか、あるいはそのポテンシャルをどれだけ有効活用できるか、が品種改良をするうえでとても大切であると最近感じています。この時期に咲く花もなにか有効活用できないかじっくり考えてみよう思います♪

 

~メモ~

マメキンカン4回目の開花 10/13~

 

 


カラマンシー、マメキンカンが開花!

2021年09月18日 00時07分18秒 | シキキツ×マメキンカン
今日はすこぶるパソコンの調子が悪いですね…
訳あって2台持っているんですが、片方は電源つかなくなり、もう片方はWifiと接続できなくなり散々な目に遭っています…汗
そして、PCがないと何もできなくなってしまう自分にちょっとがっかり…笑


さて、今年も四季咲き性を持つカラマンシーとマメキンカンが開花しました!

↓こちらがカラマンシー。かなりたくさんの花が付いています!




↓アップでもう一枚



四季咲き性のカンキツは一年に何回も花が咲くので、実と花が同時に共存しているということがよく起こります。
観賞用としてもかなり楽しめるのが魅力ですね。


そして、マメキンカン。こちらは残念ながら一つしか花が咲きませんでした。




今年も去年と同様にカラマンシーを種子親にマメキンカンとの交配を行おうと思います。
マメキンカンの方が一つしか花が咲いていないので、あまりたくさんの交配はできなさそうですね。

ミカンの仲間は比較的一気に花が咲いてしまうので、開花のタイミングが合わないことが多々あります。
8月にも一度カラマンシーとマメキンカンが開花しているのですが、そちらは開花期が1週間ほどずれ、交配には至りませんでした。
逆に、タイミングが合ったとしても、今回のように花の数が少なかったりして、なかなかうまくいきません。
それが難しさであり面白さでもあるわけです…
さぁ今回はうまくいくでしょうか、、