去年の夏に開花したフィンガーライム。
(フィンガーライム 開花 - 家の庭で品種改良! (goo.ne.jp))
交配の相手がいないので交配しなかったと書いていたのですが実はシキキツとお試しで交配していました。
シキキツは夏にも花が咲くので開花期は合うのですが多胚性品種なので種子親としてはあまり向きません。
ところが多胚性にも単胚性や胚の数が少ない多胚性種子が混ざることがあり、決して種子親として使えないわけでもありません。
そんなかんなで一応お試しで交配して、実った実から採種。
特に胚が少ない種子を厳選して発芽させたのですが、ちょっとそれっぽいものが出てきました!
ボケボケで申し訳ないのですが芽が少し赤いのが分かるかと思います。
この芽が赤いという特徴、単胚品種を種子親にフィンガーライムと交配した別の実生でも確認されています↓
実生全てにおいて芽が赤いわけではないので、「交雑実生⇒赤い」は成り立たないのですがその逆は成り立つことがこの実生集団から分かりました。
今回のシキキツ×フィンガーライムでも赤い芽の個体が確認されましたので、おそらくそれらはフィンガーライムとの交雑種と考えられます。
もちろん赤くない個体の中にも交雑種はいると思うので今後も詳しく見ていく必要がありますがひとまず交雑種が得られたということで安心です。