家の庭で品種改良!

庭でみかんの品種改良やってます

バイマックルー(コブミカン)の様子

2020年12月28日 00時23分15秒 | カンキツ
8月5日に買ったコブミカン苗がだいぶ大きくなってきました!



8月に購入した時点で↑こんな感じでしたが、今は大きく芽が伸長し立派な苗になりました!!



コブミカンらしい翼葉の大きな葉が展開しています!
購入した当初は少しハダニにやられていたのでちゃんと成長してくれるか心配でしたが、ここまでくれば安心です♪

ただ、東南アジアもっぱら栽培されているだけあって寒さには弱いようですね、、
生長点が寒さにあたると一気に成長が遅くなってしまいます。
この先どんどんと寒さが厳しくなってくるのでより一層気を付けなければいけませんね💦

カクテルフルーツ変異体 最近の様子

2020年12月26日 23時47分37秒 | カンキツ
いよいよ寒さが厳しくなってきましたねぇ、、
もうほんと庭に出るのが億劫でブログネタを探すのも一苦労です、、(という言い訳、笑)

さて、11月20日にカクテルフルーツの変異体がようやく伸長し始めたという記事を書きましたが、そのカクテルフルーツ変異体の苗もだいぶ大きくなってきました。


これが伸長を開始したころ(11月中旬)の写真です。
先端に2枚、伸び始めた小さな葉が確認できます。


そしてこれが現在の写真
11月20日に確認できた2枚の葉は大きく伸長し、新たに2枚小さな葉が展開し始めました。

一般的に、寄せ接ぎをした後伸びてくる葉は、それ以前の葉と比べてかなり大きいものですが、今回はそうではないようです。
新しく伸びて来た葉も、それまでに伸びていた葉と大きさがあまり変わりません。
もともと成長がかなり遅かったので、それを補う意味で寄せ接ぎをしたのですが、あまり効果はなかったみたいですね。
もう少し成長スピードが上がってくれるといいんですが、、、

最近の庭の様子

2020年12月14日 22時31分53秒 | カンキツ
寒くなってきましたね、、、
朝起きるのがだんだんと辛くなってきました

そして、それと同時に、庭にあるみかんもどんどんと色がついてきました✨



これは星タンゴール。清見の枝代わりで、果皮が黄色いのが特徴です。
引っ越した後に植えたミカンの木の中ではこの星タンゴールが一番の古株で、年を増すごとに、実の品質や付き具合が安定してきました♪





そして、これが西南のひかり!
((アンコール×興津早生)×陽香)という交配で生まれた品種なのですが、花粉親として使われている陽香は、不知火(デコポン)やはるみと同じで(清見×ポンカン)の交配で生まれた品種です。ただ、樹勢が弱かったりと、色々欠点が見つかり上記の2品種ほど栽培が広まらなかったそうです。この西南の光も、陽香の血を引き継いでいるだけあって、樹勢が弱く、扱いがなかなか難しい…それでも食味は最高!そろそろ収穫を迎えます♪





こちらは今年初収穫のあすみ。糖度15度を簡単にたたき出す驚異の品種です。今年は3つ実がなったのですが、うち2つは裂果しダメになってしまいました。トゲが鋭かったり、かいよう病に弱かったりととにかく手がかかります…💦





かんきつ中間母本農6号。無核紀州型雌性不稔性という少し変わった性質を持つ品種です。この性質は、種なし品種を作る際とても重要になってくる性質で、無核紀州というみかんから見つかった性質です。ただ、無核紀州は酸味が強くあまり食用に向きません。そこで、無核紀州型雌性不稔性を持っているおいしい品種をつくるという目的のもと、味の良い品種との交配が重ねられました。その過程でできたのがこの品種。味はまだ他の品種と比べると劣るように感じます。





はるひ。みかんって“はる”がつく品種が多いですよね。はるか、はるみ…そしてはるひ。このはるみは片親に日向夏が使われており、果皮が黄色いのが特徴です。毎年結構な数なってくれるのですが、腕が悪いのかなかなかにまずいものが出来上がります笑。他の品種と植え替えたい気分…





グレープフルーツ・ルビー。これも今年初なりです!小さいころ、姉とお金をためて、母の誕生日プレゼントに買った思い出の苗。もともと鉢植えしていたのでなかなか実がつきませんでしたが、地植えにしてから一気に成長。今年念願の実をつけてくれました。こういう瞬間が一番嬉しいです。


今年は全体的に裏年のようで、結実数はあまり多くありませんでした。
ブラッドオレンジ(モロ)、あまか、津之輝に関しては、一つも実を付けず…
品種改良も奥が深いけれども、同じくらい栽培の方も奥が深いなぁと感じるこの頃です

マメキンカン 着色開始

2020年12月04日 11時17分35秒 | カンキツ
今年の夏、カラマンシ―と交配したマメキンカンの着色がいよいよ始まりました!





着色し始めたばかりなので、まだ青い実も目立ちます。

カラマンシ―にもマメキンカンの花粉を付け交配しましたが、こちらはまだ着色は進んでいません。
まだ真っ青なので、着色にはもう少し時間がかかりそうです、、

この交配は、“マメキンカンの幼若期が短いという性質を栽培用品種にも付与したい”という思いから思いついたもので、相手にカラマンシ―を使っているのは、ただ単に開花期が一致するのがそれしかなかったから、でしかありません(ちなみにカラマンシ―は四季咲きで、春の開花は栽培用品種と、夏の開花はマメキンカンと一致します)。ただ、カラマンシ―は多胚性という性質を持っていて、交配親にはあまり向いていません。これを親に使うと、交雑胚がなかなか得られないんです。解決策がないわけではないんですが、あまり現実的でなかったりもして、どうしようかなぁと迷っています。もし良いアイデアがありましたら教えてください