家の庭で品種改良!

庭でみかんの品種改良やってます

せとみ 初めての試食

2021年04月06日 00時51分03秒 | 品種
山口県が清見と吉浦ポンカンとの交配から作り出したせとみ。
ずっと食べてみたいなぁと思っており、先日ようやく購入。さっそく試食をしてみました!!




これが外見。表面は比較的つやつやしていましたが、個体によってすこし差がありました。
果皮色はやや黄色めで、ややインパクトに劣るような気がします。




皮はやや剥きにくかったですね。特にアルベドがゴワゴワしており、それが実に結構残ってしまいました。






中身はきれいなオレンジ色でした。
糖度は14度前後。ポンカンを親に使っているだけあって、癖のない食べやすい食味でした。
触感がシャキシャキとしているのもまた面白い。

山口県でしか栽培が認められていないだけあってやや値段は高めでしたが機会があればまた食べてみたい品種でした
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津之望

2021年03月04日 22時43分49秒 | 品種
今日はひさびさにミカンの食レポです!
食べた品種は“津之望”!
2010年に清見×アンコールの交配から生み出された品種です!
せとかの種子親として使われた品種ということで有名なりました。



確かに見た目はせとかと似ています。
今回買った津之望の果重は約100gで、果径指数は約125。糖度は約12度でした。
ややアンコール香が強く、人によっては好みが分かれるかもしれません。
また、剝くときにかなり油が飛ぶ、という特徴も見られました。




果肉(さじょうといいます)はこんな感じ。
種子が多く、1房に2,3個種子が入っていました。
果肉を包む皮(じょうのうといいます)はやや硬め。
剥かずに食べるのにはやや抵抗がありました。




種子は単胚性。不完全種子、と呼ばれる発達が不完全な種子が多く、約6割が不完全種子でした。

見た目がキレイで高級感がある一方、種子が多いことや剥くときに油がたくさん飛んでしまうことなど、やや欠点がのこった品種でした。
じょうのうの厚さに関しては栽培された場所や農家さんによってかなり差が出ると思うので、またほかのお店で見つけたら購入し比較してみようと思います。
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メロゴールド

2021年01月15日 01時04分47秒 | 品種
西南のひかりに続いて、今日はメロゴールドも食べました!
こっちは家で育てたものではなくお店で買ったもの(安くなっていた笑)ものです。





いつ食べても本当においしい品種です。

メロゴールドはシャムスイート×4倍体グレープフルーツ・マッシュとの交配で生まれた品種。
なにより注目すべきは母親に使われているシャムスイート。
これは無酸文旦と呼ばれるタイプのちょっと変わったブンタンです!
何が変わっているかというと、実が青い時期でも実が酸っぱくないという点。

普通、みかんは着果当初、酸が高く、そのままでは食べることができません。
成熟とともに、徐々に酸は低くなり、また糖が高くなり、ちょうどよいバランスになった時に収穫を迎えます。
ところが最初から酸が低いのがこの無酸文旦と呼ばれるグループのみかん。
糖が高くなりさえすれば収穫期を迎えることができます。
皮が青いのにしっかりと甘いのにもこういうからくりがあるから。
似たような見た目のオロブロンコも同様のからくりを持っています。


そしてもう一点着目すべきなのが3倍体品種である、ということ。
3倍体だと種ができないので、文旦であるにも関わらず、種がほとんどできません。

な、の、に!
今回は見つかりました!種!!



今回見つかった種




皮をはいだところ。中から茶色い皮に包まれた種が出てきます。




さらに茶色い皮をはいだところ。白い種が出てきます。
今回はかなりいびつな形の種が出てきました。


3倍体品種からとれる種は高確率で3or4倍体になっています。
今回とれた種子も3倍体か4倍体かもしれないですね♪
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西南のひかり 収穫!

2021年01月14日 23時46分02秒 | 品種
いよいよカンキツの季節になってきました!!大好きな季節の到来です✨
みかんを見ているだけで幸せな気分になれるので、スーパーへ行ってはひたすらみかんコーナーを物色しています笑
きっとお店の人に顔を覚えられているんだろうなぁ…笑

ところで、新しく“カンキツ 品種”というカテゴリーを追加して、収穫したカンキツや購入したカンキツの感想などをそこにまとめることにしました!
品種の特性なんかも書いていく予定です!

というわけで…

第一弾は“西南のひかり”!
(アンコール×興津早生)×陽光という交配組み合わせから生まれた品種です!



今日食べたのは庭で育てている木からとれた実です!
父親の陽光に似て、樹勢(木の勢い)が弱いのが特徴なのですが、うちの木もなかなか大きくならず、2年前が初収穫でした。

去年、実をならせすぎたせいで今年は全体で4つしか実らず、1個あたりの大きさがかなり大きくなりました。
実が大きい分、味もぼけてしまっているかな、と心配していましたが、糖度もしっかりしていておいしかったです♪
ただ、大きいだけあってじょうのう(実をつつむ袋の部分)はぶ厚かったですね…💦





品種として登録されたのが2007年。
かなり食味が良いので、品種として伸びてくるのかなと思っていましたが、あまり普及しなかったみたいですね
やっぱり樹勢が弱いからでしょうか、、
樹勢が弱くある意味でコンパクトに収まるので、庭で育てるにはもってこいの品種ともいえるかもしれません。
庭にみかんを植える予定の方はぜひ西南のひかりも候補の中に入れてみてください!
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