先日、サンシャイン水族館に行ってきたのですが、そこでリーフィーシードラゴンというタツノオトシゴを見ました。
リーフィーシードラゴンはNHKのダーウィンが来たなどで何度か見たことはあったのですが直接見るのは初めて。
生物とは思えない美しさに感動するとともに、そういえば学部時代タツノオトシゴの研究室があったなぁ、、そこも今考えれば魅力的だったなぁ、、なんて考えていました笑
さて、今日は久々にマメキンカンの話題です。
マメキンカンは多胚性品種です。多胚性品種では基本的に交雑胚を得ることはできないのですがたまに単胚種子が混ざることがあります。マメキンカンは胚数が多いので単胚が混ざる率も低いのですが、時々暇なときに探しています。
今年はなぜかわからないのですが春に萌芽が起きずしたがって春の開花もなかったのですが、その分夏に開花。その開花分がようやく熟してきました。そこから単胚種子を探したところなんと3つも発見。
温度が胚数に大きく影響することはよく知られていますがもしかすると気温が高い夏に開花したのが原因かもしれません(例えばこの論文を参照⇒2010292018.pdf (affrc.go.jp))。
これらの個体が親とどれだけ異なるかは親の遺伝子がどれだけヘテロ性を持っているかに依存しています。シキキツの単胚種子は思いのほか分離しましたがマメキンカンはどうでしょう、、運よく単胚性にでもなってくれればいいのですが…笑