家の庭で品種改良!

庭でみかんの品種改良やってます

アルビノミカン!

2015年04月07日 22時44分55秒 | カンキツ
ミカンの種子を蒔くと、たまに光合成能力を持たないアルビノの個体が売れまれてきます!
この前食べた、ひめのつきの小種子中にもアルビの個体を発見しました(*^^)v


ピンボケ・・・

もちろん光合成ができないので、胚乳の栄養を使い果たすと枯れてしまいます…
(正確に言うと柑橘類は無胚乳植物なので子葉に栄養をためる。のほうが正確なのかな?)

何かと言ってミカンの実生はアルビノの発生率が高いような気がします!(他の人のブログを見てて思うこと)

まぁアルビノが発生したところで動物みたいに育てることはできないので、あまり嬉しいことではないですが…

とにかく、面白いものを発見できたので、よかった(?)です。

清見ファミリー系譜図

2015年04月06日 23時06分15秒 | 品種改良の話
気合いを出して、清見ファミリーの系譜図を作ってみました~!
種苗法登録品種だけでなく、登録されていない品種も載せた日本初の家系図です!笑



で、作ってみましたが、結論、見にくい!!!!
図をいつもより大きくしたものの、見にくい!!!!

ということで、まぁなんかの役に立ってくれればうれしいので、もちろん転載OKです(*^^)v

あ、間違いをみつけたら教えてください!

清見について

2015年04月01日 09時41分42秒 | 品種改良の話
日本のミカンの歴史上、もっとも偉大な品種、それが清見(タンゴール)だと思います!

1949年交配され、1979年にタンゴール農林1号(のちに清見)という名前で登録された、
日本で一番最初にできたタンゴール品種です!
※タンゴール(tangor)…ミカン(tangeine)とオレンジ(orange)の交配で生まれた品種群の総称。

この清見は、食味が良いというだけでなく、
品種改良の母親としてとても効率の良い単胚性という性質を持っていました!
というわけで、その清見から沢山の子孫品種(?)が生まれていきました!!!!

この清見が、1979年に完成したわけですが、
清見とその子孫の品種の合計品種数を年代別にみてみると、下のグラフのようになるんですね。



1979年に清見が生まれてからここ最近にかけて、一気に子孫品種が増えていったことがわかります。
それほど、清見は良い母親であったということで、清見の偉大さがわかりますよね…。

以上、清見様は偉大だという話でした~