今日は曇り。今朝は上空に薄い雲がかかっているものの、雲と雲の合間から暗い空が見えていて、星が瞬いている。今朝の気温は0℃を下回っていて、冬日となった。ベランダに出てみると、外は冷たい北よりの風が吹いていて、風がヒンヤリと感じられる。辺りはしんと静まりかえっていて、街灯が寒々しく見えた。
今日は朝、2時間のテレワークをしてから、職場に出勤する予定としている。今朝は平日と同じ時間に起床すると、昨日淹れたコーヒーの残りを温めて、簡単に朝食を済ませた。髭を剃り、顔を洗うと、コーヒーを飲みながら玄関のドアポストに投函されていた朝刊に目を通す。定時よりも少し前の時間になったところで、職場から持ってきた端末に電源を入れ、業務を開始した。
朝の内は薄日が射す時間帯もあったものの、次第に雲の厚みが増してきて、日射しが無くなってしまった。10時を過ぎたところで、職場にテレワーク終了の連絡を入れて、業務端末の電源を落とす。端末をビジネスリュックサックに入れると、出勤の支度をして家を出ると、東の空に青空が広がってきていて、にわかに日が射してきた。
日野駅から中央線特別快速電車に乗って新宿に向かう。電車の中は空いていたが、立川駅で乗っていた車両の全ての空席が埋まり、吊革に掴まっている乗客も増加してきた。電車が新宿駅に到着すると、改札を抜けて駅西口に出た。
空を見上げると、雲の合間から青空は顔を覗かせているものの、雲が多くてスッキリしない空模様である。雲と雲の合間に青空が見えていて、時折薄日が射す時間帯もあったが、冷たい北よりの風が吹いていて、凍えるような寒さである。昼間の最高気温は9℃で、寒中らしい寒さとなった。
新宿に着くと、時計の針はちょうどお昼にかかるところだったので、職場に行く前にお昼を食べていくことにする。新宿副都心4号街路地下道を歩いて中央通り北側の新宿センタービルに足を運ぶ。エスカレーターでビルの中地階に上がると、カフェ「T-ONE CAFE」に入店した。この店は2年前にランチを食べたカフェ&ダイニング「ラシーン」の後に出来た店で昨年の3月にオープンした店である。
入口で手指の消毒して店内に入る。店内は入口から見て正面と左手に4人掛けのテーブル席が9卓と2人掛けのテーブル席が8卓ある他、窓際にカウンター席が6席配されていて、右手奥に厨房がある。店員に案内されてカウンター席に腰を下ろした。
席に座ると店員がお冷やと紙おしぼりを運んできた。テーブルの上にはナイフとフォーク、紙エプロンの入った籠とメニュー、紙ナプキンが置かれている。お冷やを飲みながらメニューを眺めた。
ランチメニューは「石焼きハンバーグ」「石焼チーズハンバーグ」「石焼チキンソテー」といった各種「石焼グリルランチ(ライス付)」と、「カレープレート」「ミートドリアプレート」「合挽きハンバーグプレート」「照り焼きチキンプレート」といった各種「ワンプレートランチ」、「ホットコーヒー」「アイスコーヒー」「ホットティー」「アイスティー」「コーラ」「コーラゼロ」「ジンジャーエール」「ウーロン茶」「オレンジジュース」といった各種セットドリンク」「ランチスープ(カップ)」で構成されている。ちなみに「カレープレート」には「チキンカレー」と「ビーフカレー」がある。
注文したのは「石焼チキンソテー」である。この料理はソースが「デミ」か「和風」のいずれかが選べる。そこで、「デミ」で注文することにした。更にライスを大盛で注文する。スープは料理と一緒に運んでもらうことにした。更に「ランチスープ(カップ)」を付けてもらうことにした。ちなみに本日のスープはコーンスープとのこと。
最初にコーンスープが運ばれてきた。続いて「石焼チキンソテー」とライスが運ばれてくる。店員に紙エプロンを着けるように促されて、慌てて紙エプロンを身につけた。紙エプロンを付けたのを確認すると、卓上に料理が置かれた。
最初に紙おしぼりで手を拭くと、ランチスープを飲む。カップに注がれたコーンスープにはクルトンが浮かべられていて、粉バジルが散らされている。
カップを持ち上げて、コーンスープを飲んだ。ドロリとした濃厚なコーンスープには大粒のコーンが入っている。甘いコーンにクリーミーなスープの組合せは温かくて美味しい。スープに浮かべられたクルトンはスープを吸って、ジューシーで美味しかった。スープを飲み干すと、いよいよ「石焼チキンソテー」を食べることにする。
「石焼チキンソテー」は丸い石焼皿に敷かれたタマネギの上にソテーされた1枚の大きな鶏肉が載せられている。
チキンソテーの脇には金属製の器に入ったデミグラスソースがぐつぐつと煮えたぎっている。
石焼皿の一隅にはベーコン片の入ったマッシュポテトが載せられて、粉バジルがトッピングされている他、コーンが敷かれた上にソテーされた赤と黄色のパプリカとズッキーニが載せられている。
ライスは平皿に盛られている。
さっそくナイフとフォークを手にすると、チキンソテーを食べることにした。最初にチキンソテーを半分にカットしてみる。皮付きのチキン肉の断面からは肉汁が滴り落ちてきた。このチキン肉を更に小さくカットし、デミグラスソースの器に浸して口に運ぶ。
柔らかいチキン肉は熱々で、ジューシーな味わいで美味しい。旨味の濃いデミグラスソースと肉汁が絡まって、もう美味いとしかいえない。チキン肉を頬張りながらライスをかき込む。鶏肉の旨味でライスがいくらでも食べられそうだ。
カットした鶏肉をいちいちデミグラスソースに浸けて食べるのが面倒になったので、カットした鶏肉をライスの上に並べ、その上からデミグラスソースを適量かけて食べることにした。チキン肉はなかなかのボリュームで、ライスとの相性も抜群に美味しい。ひたすら食べていると、チキン肉が無くなってしまった。
石焼皿の上に載せられている野菜を食べる。熱の入ったタマネギは一部飴色に変わっていて、旨味が増している。甘みと旨味が感じられるタマネギは、肉汁が絡んでいて美味しい。タマネギだけでもライスが進む。
マッシュポテトは舌触り滑らかな食感で、ベーコン片の食感がアクセントになっている。舌触り滑らかなマッシュポテトはポテトの優しい旨味に肉汁が絡んで美味しい。ソテーされたパプリカやズッキーニも、程良くジューシーで美味しい。赤と黄色の組合せは見た目にもカラフルである。
石焼皿の上には少量の野菜とコーンが残っている。コーンをフォークで刺して食べるのは面倒なので、ここに残ったライスを全て投入した。更に残ったデミグラスソースも全てライスにかけてしまうと、コーンと各種野菜、ライスを適度にかき混ぜてライスを口に運ぶ。
デミグラスソースが絡まったライスは、それだけで美味しい。甘いコーンは食感のアクセントにもなっている。残ったライスをかき込むようにして食べてしまった。
コップに残った冷水を飲み干して完食。美味かった。満足である。
紙エプロンを取り、コートを羽織ると、卓上に置かれた伝票とビジネスリュックサックを持って店の入口脇のレジで代金を払う。支払いには「Go To Eat キャンペーン Tokyo」プレミアム付食事券が使えた。端数をクレジットカードで支払うと店を出る。
ちなみにこの店はまだ開店してから1年も経っていないにもかかわらず、今月末には閉店してしまうそうだ。これも新型コロナウイルス感染症拡大の影響とのことである。とても残念な気分である。
店の外に出ると、食事をして火照った体に冷たい外気が心地よく感じられた。職場に行く前に、売店でアイスコーヒーを買って行った。
午後は職場でデスクワークである。午後になって西の方から青空が広がってくると、次第に空が明るくなってきた。日が傾いてくるに従って、上空の雲の量は次第に減っていき、日が沈むと、西の低い空に円弧を描いたような月が澄んだ暗い空に明るく輝いていた。
定時を廻って仕事を終えると、机上の整理をして帰宅する。明日は朝から職場で仕事をするため、久しぶりに端末を置いて帰った。端末が無いと、荷物が軽くて楽である。
帰りの電車は少し混んでいたが、幸い中野駅でシートに座ることができた。席に座ってしまうと、瞼が重くなってくる。ウトウトとしていると、電車は日野駅に到着するところだった。
改札を抜けて駅西口のロータリーに進む。上空には暗い夜空に星が瞬いていた。
クリスマスイブの今日は晴れのち曇り。今朝は上空に暗い空が広がっていて、所々に薄い雲が浮かんでいる。雲の合間から星が瞬いていた。今朝の気温は0℃で、冷たい北よりの風が吹いている。ベランダに出てみると、辺りはしんと冷えていて吐く息が白く見える。風が体温を容赦なく奪って、身を切るような寒さである。
今日は朝、2時間のテレワークをしてから、職場に出勤する予定としている。今朝は平日と同じ時間に起床すると、昨日淹れたコーヒーの残りを温めて、簡単に朝食を済ませた。髭を剃り、顔を洗うと、コーヒーを飲みながら玄関のドアポストに投函されていた朝刊に目を通した。定時よりも少し前の時間になったところで、職場から持ってきた端末に電源を入れ、業務を開始する。
日の出の時刻を過ぎて、次第に空が明るくなってきた。西から東に雲が流れていて、日射しが柔らかく感じられる。10時を過ぎたところで、職場にテレワーク終了の連絡を入れて、業務端末の電源を落とした。端末をビジネスリュックサックに入れると、出勤の支度をして家を出る。
今日も、日野駅から乗った中央特快の電車の車内で、辛うじて空席を見つけて、シートに座り込む。窓から射し込む日射しが暖かくて、ウトウトとしていると、いつのまにか電車は新宿駅に到着していた。慌ててホームに降りる。
日中は雲が広がってきて、すっかり日が陰ってしまった。昼間の気温は11℃で湿度が低く、北よりの風が吹いている。乾いた風が冷たく感じられて、寒々しい空模様である。
新宿に着くと、時計の針は昼前を示していたので、今日も職場に行く前にお昼を食べていくことにする。一昨日、「寒鰤の柚子こしょうだし茶漬け」を食べただし茶漬け専門店「えん 新宿小田急エース店」の隣にカフェダイニング「Cafe tugutugu」がある。この店のあったところには以前、寿司屋「北海寿司 うに丸」があった。今日はこの店に入ることにする。
店に入る。店内は入口から見て左手に厨房があり、その右手にコの字形にカウンター席が15席配されている他、右手の壁側には2人掛けのテーブル席が8卓設けられている。出てきた店員に「この店の支払いはキャッシュレスのみとなっていますが、いいですか。」と聞かれて了解した。すると「お好きな席にどうぞ。」と言われてカウンター席に腰を下ろした。
各席の卓上にはカード帳のようなメニューが置かれている。席に座ると紙おしぼりが出されて、手指の消毒を求められた。両手を差し出して、消毒液を受けると手指を消毒してメニューを眺める。
メニューは各種フード、ドリンク、デザート、アルコールで構成されている。ちなみにフードメニューは「カルダモンホリック(チャイ付)」「玉子のデニッシュサンド」「アボガドのデニッシュサンド」「美味しいサラダ01 トウキョウ パワーサラダ ドレッシング」「美味しいサラダ02 フルーツとリンゴのヴィネグレッド」「美味しいサラダ03 クリーミーシラチャー」「美味しいサラダ04 ジェノバソース」「美味しいサラダ05 シーザードレッシング」で構成されている。
ライスものは「カルダモンホリック(チャイ付)」だけである。ドリンクは14種類、デザートは2種類、アルコールは6種類ある。どのメニューも価格は高めである。
注文したのは「カルダモンホリック(チャイ付)」「ミニサラダ追加」「ルー大盛り」「ご飯大盛り」である。セットのチャイはホットとアイスがあるとのことで、カレーが辛めということを聞いて、アイスチャイを注文することにした。料理を注文するとメニューが下げられて、お冷やが出された。
お冷やを飲んでしばらく待っていると、カレーがトレーの載せられて運ばれてきた。トレーの上にはカレーの他にスプーンとフォークが添えられている。
カレーが運ばれてきて、すぐにアイスチャイも運ばれてきた。さっそく紙おしぼりで手を拭くと、フォークを持ってサラダを食べることにする。
大きな器に盛られた「カルダモンホリック」は器の中央にカレールーが注がれて、その脇にドーム状のライスが盛られ、ライスを挟んでカレーとは反対側にミニサラダがトッピングされている。
カレーはチキンカレーで、褐色のカレーには一口サイズの鶏肉とソテーしたカルダモンが入っている。カレーの上には赤と黄色のパプリカが一片ずつとパクチーが添えられている。
ミニサラダはちぎったレタスに赤ダイコンのスライス、千切りにしたニンジン、レッドオニオンのピクルスに大きな鶏ハムのカットが添えられていて、ドレッシングがトッピングしてある。
フォークで野菜を食べる。シャキシャキとした食感の野菜はどれも美味しい。ドレッシングは酸味が強く、さっぱりとした味わいである。レッドオニオンのピクルスの酸味がアクセントになっている。鶏ハムは厚みがあって、淡泊な旨味が美味しかった。
フォークを置くと、今度はスプーンを持ってカレーを食べる。ライスの山を崩してカレーと混ぜながら口に運ぶ。中辛くらいの辛さと思えたカレーは、後味が強烈な辛さで辛旨い。カレーにふんだんに入っている鶏肉は脂身は無く、淡泊な旨味でカレーにボリューム感を与えている。カルダモンの食感がアクセントになっている。
カレーを半分くらいまで食べたところで、ライスの山とカレールーを混ぜるようにして食べた。カレールーはライスに比べて少し、少なめに感じられる。ライスにカレーが満遍なく絡まって、ライスを食べ終える頃には、カレールーもほとんど皿には残らなかった。
最後にチャイを飲む。チャイには氷が浮かべられている。
香辛料が加わったチャイはすっきりした甘さで美味しい。グラスの底に粉末状の茶葉が溜まっていて、グラスを揺すって茶葉ごとチャイを飲む。チャイを飲み干すと、口の中もサッパリとした。
コップに残ったお冷やも飲み干すと、席を立って入口脇のレジで代金を支払う。完全キャッシュレスとなっているが、「Go To Eat キャンペーン Tokyo」食事券が支払いに使えるとのことなので、食券と端数を交通系電子マネーで支払いを済ませて店を出た。
カレーを食べて熱くなった体に、外の冷気が気持ち良い。店からは地下道を歩いて職場に向かう。職場に行く前に、売店でアイスコーヒーを買って行った。
午後はデスクワークである。給湯室の窓から西の方に目を遣ると、富士山が霞がかって見える。曇っていると、日が暮れてから空が暗くなるのが早く感じられた。
明日は1日年休の予定としているが、今日の新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が過去最多を更新したとのニュースに、明日の予定がガラガラと崩れるのを感じた。明日をどうやって過ごすか、あらためて検討しなくてはいけない。
定時を廻って、端末の電源を落とした。来週の月曜日は御用納めとなる。この日は朝から出勤の予定としているので、端末は職場に置いて帰宅することにした。職場を出ると、上空には綿を薄く広げたような雲が広がっていて、雲の合間から暗い夜空が見える。日が沈んで南よりの風が吹いてくると、昼間より気温が高くなった。それほど寒くなく、心地よい陽気である。
新宿駅から中央線快速電車に乗って帰宅の途についた。途中、三鷹駅で座ることができたので、席に座って日野駅まで向かう。
日野駅に到着したところで、電車を降りて改札を抜けた。夜になってぐっと冷え込んできたようである。駅の西側のロータリーのところで、ふと上を見上げると、月が薄雲の向こうから朧な光を放っていた。
今日は晴れ。今朝は上空に澄んだ暗い空が広がっていて星が瞬いている。今朝の気温は-3℃で8日連続の冬日となった。弱い西よりの風が吹いていて、辺りはしんと冷えている。冷気が足下から迫り上がってくるように感じられた。
今日は朝、2時間のテレワークをしてから、職場に出勤する予定としている。今朝は少し遅めに起床した。湯を沸かしてインスタントコーヒーを淹れ、簡単に朝食を済ませた後、髭を剃って顔を洗う。定時よりも少し前の時間になったところで、職場から持ってきた端末に電源を入れ、業務を開始した。
日が昇ってくると、次第に空が青く染まってきて、日が燦々と降り注いでいる。窓から外を見ると、東の空には雲がかかっているのが見えた。10時を過ぎたところで、職場にテレワーク終了の連絡を入れて、業務端末の電源を落とした。端末をビジネスリュックサックに入れると、出勤の支度をして家を出る。
日野駅から乗った特別快速電車はそこそこ混んでいた。日野駅で席に座れないかと危惧したが、何とかシートを確保すると、腰を下ろす。窓の外から降り注ぐ日射しがポカポカと暖かく、少しまどろんでいると、電車は新宿駅に到着した。
日中はほぼ快晴で、東の空に小さな雲が浮かんでいるのが見えたが、上空には青空が広がった。昼間の最高気温は12℃で湿度が低く、燦々と降り注ぐ日射しに温もりが感じられた。北風がヒンヤリと感じられるものの、心地よい陽気である。
新宿に着くと、時計の針は昼前を示していたので、今日も職場に行く前にお昼を食べていくことにする。新宿駅西口ロータリーの北側にある地下街「小田急エース北館」の一角にだし茶漬け専門店「えん 新宿小田急エース店」がある。今日はこの店に入ることにした。
店の入口左手にタッチ式の券売機があって、ここで食券を購入する。だし茶漬けは全てセットとなっており、だし茶漬け各種と小鉢2品、漬物が付いている。ご飯の量(小盛(約150g)、普通盛り(約180g)、大盛り(約250g))が選べる他、出汁はお替わり自由となっている。
注文したのは季節のだし茶漬け「寒鰤の柚子こしょうだし茶漬け」である。食券を購入すると、すぐ脇に店員が立っていて、ご飯の量を聞いてきたので、「大盛り」で注文する。食券を店員に渡すと店内に入った。
店内は入口から見て正面に厨房があり、厨房に面してカウンター席が8席設けられている他、手前の通路に面してカウンター席が6席設けられている。厨房に面して設けられたカウンター席の内、手前の1席は配膳のために使用されていて、使用不可となっている。店員に「お好きな席にどうぞ」と勧められて、通路側に面したカウンターの端の席に着席した。
卓上には紙おしぼりと紙ナプキン、楊枝が置かれている。席に座るとお冷やが出された。
まもなくして、料理が一式トレーの上に載せられて運ばれてきた。トレーの上には大きな丼と、お新香と小鉢が1点ずつ載せられた2つ仕切り皿、小鉢、出汁の入った土瓶が載せられていて、レンゲと箸が載せられている。卓上の紙ナプキンと紙おしぼりを1つずつ取るとさっそく、料理を食べることにした。
丼にはご飯が盛られて、その上に刻み海苔が散らされ、寒ブリの切り身が7切れとダイコンおろしを載せて柚子皮をトッピングし、刻み九条ネギを散らしている。ちなみにご飯は粘り気の少ない国産米を使用しているとのこと。
ダシは土瓶に入っている。
土瓶の蓋を開けると薄い黄金色のダシが入っているのが見えた。昆布といりこの旨味を一気に引き出し、宗田節、鯖節、鰹節の香りと深みを更に加え、鶏ガラを合わせ、酒や味醂などで味を調えたとのことである。
紙おしぼりで手と指を拭くと、土瓶を持ち上げて、丼の上からダシをかける。ご飯がダシでヒタヒタになるまで浸かったところで、お茶漬けを食べる。箸で食べるとあっという間にご飯が無くなってしまいそうなので、レンゲでお茶漬けを食べることにした。
旬の「寒鰤」は柚子こしょうを加えた醤油ダレに漬け込まれているとのこと。トロリとした食感の「寒鰤」は脂がのって濃厚な食感で美味しい。これにダシの熱がほんのりと加わって、ふんわりとした舌触りに鰤の旨味が増して、食べ応えのあるお茶漬けとなっている。
寒鰤に載せられたダイコンおろしはダシの旨みを吸って、ドロリとしている。寒鰤やご飯に適度に絡んで、ジューシーで美味しい。ダシ茶漬けは柚子の爽やかな風味に柚子こしょうの辛さがアクセントになっていて、食べ応えのある味わいとなっている。
ダシ茶漬けを食べながら、小鉢の料理も食べる。小鉢に入っているのは冷や奴で、ごまダレがかけられている。冷や奴は冷たくて美味しい。舌触り滑らかな豆腐の甘さにゴマダレの旨味が絡まって、いい気分転換になる。もう少し食べたいくらいである。
2つ仕切り皿の片方にはレンコンの煮付けが載せられている。レンコンには水菜が散らされ、鷹の爪がトッピングしてあって、白ゴマが振りかけられている。もう片方にはお新香が載せられている。お新香はキュウリの醤油漬けを刻んだものである。
冷や奴を食べてしまうと、レンコンの煮付けに箸を延ばした。ほどよい固さのレンコンの歯応えに鷹の爪の辛さがアクセントになっていて美味しい。水菜の彩りと白ゴマの香ばしさがアクセントになっている。
小鉢を食べてしまうと、再びお茶漬けを食べる。サラサラと食べてしまうと、丼は綺麗に空になってしまった。
ここで、ダシをお替わり。空になった土瓶を店員に渡して、土瓶にダシを入れてもらった。運んできてもらった土瓶からダシを丼に注ぐと、これにお新香を投入して、お吸い物としてダシを飲む。シャキシャキとした食感のキュウリの漬物は、ダシに歯応えのアクセントを与えていて、これはこれで美味しい。ダシを飲み干すと、体が熱くなった。
最後にお冷やを飲み干して完食。美味かった。量的には少し少なめだったが、満足である。コートを着て店を出ると、熱くなった体に冷たい外気が心地よかった。地下道を歩いて職場に向かう。職場に行く前に、売店でアイスコーヒーを買って行った。
午後はデスクワークである。日が傾いて夕日が稜線に隠れる頃には、西の空は赤く染まった。日が沈むと、空の明るさは急速に失われて、暗い空が上空を覆ってきた。
明日は終日テレワークの予定としている。仕事を終えて端末をビジネスリュックサックに入れると、机上を整理して職場を出た。昼過ぎから吹いていた南よりの風は、夜になって再び北よりの風に変わった。風が冷たく、コートを着ていても空気がヒンヤリと感じられる。
新宿駅から乗った中央線快速電車は混んでいた。新宿駅で吊革に掴まることが出来たものの、日野駅まで座ることができなかった。
日野駅で降りて改札を抜けた。駅の西側のバスロータリーまで来たところで、南西の暗い空に上弦の月が明るく輝いているのが見えた。夜になって、ぐっと冷え込んできた。
今日は晴れのち曇り。今朝は上空に澄んだ暗い空が広がっていて、天頂付近に明るく光る半月が浮かんでいた。東の空の低空には金星が力強く光っている。今朝の気温は4℃で、弱い北よりの風が吹いていた。冷たい空気が街を覆っていて、足下から冷気が迫り上がってくるように感じられた。
今日も朝から出勤する。日野駅から乗った電車は拍子抜けするほどに空いていた。新宿駅に到着すると、東の空がうっすらと明るくなってきていたが、街は暗く、街灯の灯りが寒々しい。職場から見える西の空には、朝靄がかかっていて、富士山がうっすらと姿を見せていた。
日中は快晴で、上空には雲ひとつ無い澄んだ青空が広がった。昼間の最高気温は17℃で、11月中旬並みの気温になったとのことである。湿度が低く、冷たい北よりの風が吹いていて、日影は乾いた空気がヒンヤリと感じられるものの、日の当たるところに出ると日射しがポカポカと暖かく、心地良い陽気となった。
午後になって南よりの風が吹いてくると、次第に雲が広がってきて日射しがなくなった。夜まで仕事をした後、帰り支度をして職場を出る。なんとなく、街路も人が少なく感じていたが、新宿駅から乗り込んだ電車の車内は混んでいた。それでも吉祥寺駅で座ることができた。シートに腰を下ろすと同時に眠気が襲ってくる。結局、立川駅までぐっすりと寝てしまった。
今日は夕食を食べて帰ることにしている。立川で電車を降りると、コンコースからグランデュオ改札を抜けてグランデュオ立川に入った。エレベーターで7階に昇り、レストランフロア「ごちそうダイニング」に到着する。今日はフロアの一角にある自然食レストラン「さんるーむ グランデュオ立川店」に入ることにした。
店内は入口から見て左手に厨房があり、右手と厨房の奥に4人掛けのテーブル席が10卓と2人掛けのテーブル席が6卓配されている。出てきた店員に「お好きな席にどうぞ」と言われて、入口に近い4人掛けのテーブル席に座った。
卓上にはメニューと紙ナプキンが置かれている。店員が冷水の入ったコップを運んできたので、お冷やを飲みながらメニューを開いた。メニューの最初のページは各種デザートとドリンクが掲載されている。
次の見開きには3種類の「秋のおすすめ御膳」と「秋のお魚御膳」「40種類のヘルシーごちそうプレート」が掲載されている。
最後の見開きには各種定食の他、「精進御膳」「麹御膳」が掲載されている。
注文したのは「秋のおすすめ御膳」の中の1つである「せいろ蒸し御膳」である。これにドリンクデザートサラダセットを付けることにした。ドリンクは「ホットコーヒー(オーガニック」、デザートは「アーモンドミルクの杏仁豆腐きな粉アイス添え」とする。ご飯を大盛りに出来るか聞いてみたが、そもそもこのせいろ蒸しご飯はご飯が多めになっているとのことだった。
料理を注文を終えて、お冷やを飲んでいると最初にサラダが運ばれてきた。
そもそもこの店は、コロナでなければサラダバーがあって、野菜食べ放題だったのだが、現在は一時中止している。その代わりに提供されるサラダはガラスの器に各種野菜が盛られていて、ドレッシングが添えられている。
ガラスの器にはキャベツの千切りとひじきを混ぜあわせたものの上にサニーレタス、ワカメが盛られ、カボチャとサツマイモ、ブロッコリーが1切れずつ載せられている他、3切れの木綿豆腐を置いて味噌ドレッシングを添え、白ゴマを振りかけ、カットしたミニトマトをトッピングしている。
添えられたドレッシングは醤油麹をベースにしているとのこと。
ドロリとしたドレッシングを野菜に廻し入れると、箸を取って野菜を食べる。最初に豆腐を食べた。豆腐はずっしりとした食べ応えで添えられた味噌ドレッシングの旨味と白ゴマのツブツブとした食感がアクセントになって美味しい。豆腐のほのかな甘みに弾力のある歯応えが、豆腐に存在感を与えている。豆腐を食べてしまうと、続いて器に盛られた野菜を食べた。
カボチャやサツマイモはホクホクとして美味しい。ブロッコリーは柔らかくジューシーですらある。ミニトマトも小さいながらもフルーティーな甘みが感じられる。千切りキャベツやサニーレタスはシャキシャキとした食感で、サラダにボリューム感を与えている。醤油麹ベースのドレッシングの醤油の旨味が野菜に絡まって、サラダが美味しく食べられた。
サラダを食べ終えると、少し小腹も満たされた気分である。お冷やを飲んで待っていると、今度は「せいろ蒸し御膳」の料理が一式載せられたトレーが運ばれてきた。トレーの上には「北海道産帆立ときのこのせいろ蒸しご飯」と「若鶏と彩り野菜の黒酢あんかけ」、酢の物、お椀、せいろ蒸しご飯の取り皿が添えられている。
まずはお椀を飲む。お椀は巻き麩の浮かんだお吸い物で、柚子の皮が少々入っている。柚子の風味が爽やかなお吸い物は、旨味が詰まっていて美味しい。巻き麩がアクセントになっている。
「北海道産帆立ときのこのせいろ蒸しご飯」を食べる。「北海道産帆立ときのこのせいろ蒸しご飯」は蒸籠に紙を敷き、その上にもち麦十六穀米を盛って、大きなシメジ、マイタケ、ナメコの3種類のキノコと2切れの北海道産帆立を載せて蒸したご飯である。仕上げに刻み生姜とカイワレ、刻みネギをトッピングしている。
ご飯をお碗によそった。せいろ蒸しご飯はかろうじてお碗2杯分といったところか。お碗に盛ったせいろ蒸しご飯をレンゲで救って食べる。
もちもちとした食感のご飯は弾力があって美味しい。キノコや帆立のダシを吸って、旨味がある。大きなキノコはどれも食べ応えがあって、存在感がある。北海道産帆立にはこんがりとキツネ色の焼き色が付いていて、更に旨味が増しているかのようである。
せいろ蒸しご飯を食べながら「若鶏と彩り野菜の黒酢あんかけ」を食べる。「若鶏と彩り野菜の黒酢あんかけ」は素揚げした豆腐と若鶏の唐揚げ、茄子、蓮根、ニンジン、サツマイモ、パプリカが細長い楕円形の皿に盛られていて、黒酢の餡がかけられている。
甘みの感じられる黒酢は酸味がほとんど無く、さっぱりとした味わいで野菜にたっぷりと絡まっている。野菜はどれも歯応えが感じられながらも、柔らかくて美味しい。黒酢は野菜の旨味を引き立てながらも、また存在感がある。素揚げの豆腐は香ばしく、若鶏の唐揚げは料理にボリューム感を与えている。野菜を頬張りながらせいろ蒸しご飯を食べた。
取り皿の中のご飯が無くなったので、せいろに残った残りのご飯を全て取り皿に盛った。
2杯目のせいろ蒸しご飯を食べながら、酢の物を食べる。酢の物は白菜に千切りにしたニンジンを絡め、カツオ節をトッピングしている。
白菜はジューシーで美味しい。カツオ節の旨味にニンジンが彩りと食感のアクセントを与えている。醤油の旨味が白菜に満遍なく行き渡っていて、白菜の甘みに旨味が絡んで美味しい。2杯目のせいろ蒸しご飯を食べてしまうと、お椀に残ったお吸い物を飲み干す。お吸い物の中の柚子皮の清涼な風味が鼻腔に広がって、爽やかな気分になった。
料理が無くなったところで、目の前を通り過ぎた店員に声をかけて、食後のコーヒーとデザートをもらうことにした。
やや間を置いて、「ホットコーヒー(オーガニック)」と「アーモンドミルクの杏仁豆腐きな粉アイス添え」が運ばれてきた。更に空になったコップに冷水を注いでもらう。
デザートのスプーンに巻かれた紙ナプキンを外し、杏仁豆腐の入った器の蓋を取る。
杏仁豆腐はアーモンドミルクを使っていて、きな粉アイスと赤いクコの実が1粒添えられている。杏仁豆腐は黒蜜が添えられた。
さっそく杏仁豆腐に黒蜜をたっぷりとかける。
最初に「ホットコーヒー(オーガニック)」を飲む。コーヒーにはミルクとスティックシュガーが添えられているが、まずはブラックのまま飲んでみる。優しい苦みのコーヒーは口の中がさっぱりするように美味しい。ブラックのままで十分美味しいので、今回はミルクとスティックシュガーを入れないで飲むことにした。
コーヒーを少し飲んだ後に、杏仁豆腐を食べる。
よく冷えている杏仁豆腐だったが、少しきな粉アイスが溶けかけている。スプーンできな粉アイスを掬うと、そのまま口に入れた。
冷たいきな粉アイスは、ほんのりと香ばしい風味に素朴な甘さが美味しい。舌の上でアイスが溶けていくのを感じながら、杏仁豆腐を食べる。低カロリーのアーモンドミルクを使った杏仁豆腐はプルンプルンの食感で、甘くておいしい。黒蜜の甘さが更に杏仁豆腐に絡んで、食べ応えがある美味しさである。クコの実は、ほんのりとした甘酸っぱさがあって杏仁豆腐にアクセントを与えている。
杏仁豆腐を食べてしまうと、最後にコーヒーを飲み干して完食。美味かった。満足である。
帰り支度をすると、卓上に置かれた伝票を持って入口脇のレジに進む。代金を払い、店を出るとエレベーターで1階に下りた。グランデュオ口から立川駅構内に入り、中央線下りホームに降りる。ちょうど八王子行きの電車が滑り込んでくるところだったので、この電車に乗って帰宅の途につく。
隣の日野駅で下車して、駅の改札を抜けた。駅の西側のロータリーに出たところで空を見上げると、上空には白い雲が広がっていた。夜になって、ぐっと気温が下がってきた。北よりの風が冷たく感じられた。
今日は晴れ。今朝は上空に雲ひとつ無い澄んだ暗い空が広がっていて、西の空には星が瞬いていているのが見える。赤く染まった東の空の地平線付近から、濃藍色の西の空までのグラデーションが美しかった。今朝の気温は7℃で風はほとんど無く、ベランダの外に出てみると身をすくめるほどに空気が冷たい。吐く息が白く見えた。
今日は朝、2時間のテレワークをしてから、職場に出勤する予定としている。平日と同じ5時に起床すると、インスタントコーヒーを淹れて、簡単に朝食を摂った。その後、髭を剃って顔を洗い、朝刊を読んだりして朝の時間を過ごす。朝日が東の空に昇ってくると、次第に空が明るくなって、目の前の風景がオレンジ色に染まってきた。空に瞬いていた星は姿を消して、上空には澄んだ青空が広がった。
定時よりも少し前の時間になったところで、職場から持ってきた端末に電源を入れて業務を開始した。日中は晴れて、上空の所々に綿を薄く広げたような雲が浮かんでいるものの、日射しが燦々と降り注ぐ、穏やかな秋晴れの空模様となった。
10時を過ぎたところで、職場にテレワーク終了の連絡を入れて、業務端末の電源を落とした。端末をビジネスリュックサックに入れると、出勤の支度をして家を出る。外に出ると、弱い北よりの風が吹いていて、空気が涼しく感じられた。
日野駅から電車に乗って新宿に向かう。都心は昼過ぎから南よりの風が吹いていて、昼間の最高気温は21℃と、小春日和の陽気となった。湿度があるせいか、少し汗ばむような陽気である。
新宿に着くと、時計の針は昼前を示していた。職場に行く前にお昼を食べていくことにして、新宿駅西口の地下道から新宿エルタワービル地下2階にあるレストランフロアに入る。入店したのはフレンチイタリアンレストラン「びすとろ ふらんべ 新宿エルプラザ店」である。
店内は正面奥及び左手に厨房があり、正面奥の厨房を囲むようにカウンター席が8席L字形に配されている他、その周囲に6人掛けのテーブル席が1卓と4人掛けのテーブル席が4卓、2人掛けのテーブル席が8卓配されている。
出てきた店員に1人であることを告げると、カウンター席に案内された。卓上には籠とメニューが置かれていて、籠の中にはスプーンとフォーク、小さじ、紙ナプキン、紙おしぼりが入っている。
席に座るとお冷やが出されたので、お冷やを飲みながらメニューを眺める。ランチメニューは8種類のスパゲティで構成されていて、全品にサラダ、パン、ドリンクバーが付いている。またスパゲティの麺の量はM(200g)、L(300g)、LL(400g)とあり、全て同価となっている。ちなみに今日の「シェフのおすすめ」は「豚バラとほうれん草のガーリック」とのことだった。
注文したのは「イカとオリーブ アンチョビのトマトソース」である。麺の量はLL(400g)とした。
料理を注文するとメニューが下げられた。ドリンクバーは入口脇の壁脇に設けられた2つのテーブルの上にあるので、さっそくドリンクを取りに行く。
左手に設けられたテーブルの上にはアイスコーヒーとアイスティー、野菜ジュース、オレンジジュース、ウーロン茶の入ったポットが置かれている。
右手に設けられたテーブルの上にはコーヒーサーバーが置かれていて、ホットコーヒーと紅茶用のお湯の入ったポットが置かれている。その脇にはコーヒーカップとソーサー、ダージリンのティーバッグ、ミルク、ガムシロップ、2種類のスティックシュガー、マドラー、氷が用意されている。
右手のテーブルの上には棚が設けられていて、グラスが並べられていた。グラスを1つ手に取り、氷を入れると野菜ジュースをたっぷりと注いで席に戻る。まもなくして、サラダが運ばれてきた。
しばらくして、「イカとオリーブ アンチョビのトマトソーススパゲティ」が運ばれてきた。ちなみにパンはスパゲティの皿に添えられている。
さっそく籠の中から紙おしぼりと紙ナプキン、フォーク、スプーンを取り出した。紙おしぼりで手を拭くと、まずは野菜ジュースを飲み干す。
日頃の野菜不足がこれで解消出来るとは思わないが、久しぶりの野菜ジュースは冷たくて美味しい。ゴクゴクと一気に飲み干してしまうと、続いてサラダを食べることにした。
陶器製の容器に入ったサラダはちぎったサニーレタスと水菜、キャベツの千切り、コーンが盛られていて、フレンチドレッシングが適量かけられている。
サラダをフォークで食べる。シャキシャキとした野菜はみずみずしくて美味しい。野菜にかけられたフレンチドレッシングの酸味が、野菜を美味しくしてくれている。見た目よりもボリュームがある上に、コーンの甘みがアクセントになっていて、食べ応えがあった。
サラダを食べてしまうと、続いて「イカとオリーブ アンチョビのトマトソーススパゲティ」を食べる。楕円形の皿に山盛りに盛られた細麺のスパゲティにはトマトソースが絡められていて、半分にカットしたオリーブと小さいイカのカットが散りばめられている。スパゲティには粉バジルが散らされている他、トマトソースを塗ったフラスパンのトーストが添えられている。
フォークを片手にスパゲティを食べる。アルデンテに茹でられたパスタは弾力のある歯応えが感じられて美味しい。ニンニクの風味が感じられるトマトソースは、トマトの旨味にイカの旨味とオリーブのジューシーな食感がアクセントになっていて美味しい。しかもなかなかのボリュームである。かなり満足度も高い。
スパゲティを食べてしまうと、添えられたトーストで皿を拭うようにして食べる。フランスパンのトーストは外はカリッとした食感だが、中はふんわりとした食感で、甘くて美味しい。トマトの旨味とパンの甘みがあわさって、最後まで楽しめた。
皿が空になったところで、ドリンクバーに行き、ホットコーヒーを持ってくることにした。カップにホットコーヒーを注いでソーサーに載せ、ミルクとスティックシュガーを1つずつ載せて、席に戻る。
最初にコーヒーをブラックのまま飲んでみる。コーヒーは優しい苦みで、トマトまみれになった口の中を洗い流してくれるかのようである。とはいえ、食後は甘いコーヒーが飲みたかったので、ミルクとスティックシュガーを入れると、小さじでかき混ぜて、コーヒーを飲んだ。
店内はかなり混んできた。外にも席が空くのを待っている客がいるようだ。居心地が良くて、ついつい長居をしてしまいそうだが、午後は仕事がある。コーヒーを飲み干すと、荷物をまとめ、卓上に置かれた伝票を持って店の入口の近くにあるのレジに進んだ。代金をクレジットカードで支払い店を出た。
店の裏手から地下道を歩いてコクーンタワーに出ると、そのまま4号街路に出て、職場に向かう。途中、職場に行く前に売店でアイスコーヒーを買って行った。
午後は職場で、デスクワークである。仕事は夜までかかってしまった。仕事を終えて外に出ると、北よりの風が吹いていて風が冷たく感じられた。色づいた街路樹の葉が街灯に照らされて、色鮮やかに見える。
地下道を歩いて新宿駅に到着すると、中央線快速電車に乗って帰宅の途につく。車内は混んでいたが、三鷹を過ぎると、車内は幾分空いてきた。武蔵境駅で運良く座ることができたので、シートに腰を下ろすとそのまま寝てしまった。
気が付くと、電車は日野駅に到着するところだった。慌てて、電車を降りると改札を抜ける。駅の西側にあるロータリーで空を見上げた。上空には澄んだ暗い空が広がっていて、星が瞬いていた。