
今日は晴れ。今朝は上空に澄んだ暗い空が広がっていて、星が瞬いている。今朝の気温はー3℃で、7日連続の冬日となった。空気が乾燥していて、西よりの風が吹いている。玄関の扉を開けると、冷凍庫を開けたかのような冷たい空気が室内に流れ込んできた。
今日は通常勤務のため、朝から出勤する。外に出ると、街は凍り付いたように空気が冷たく、吐く息が白く見える。朝の通勤電車は週明けという事も手伝って比較的混んでいたが、新宿駅に到着すると駅構内を行き交う人は少し減ったようにも思えた。
新宿に到着すると、街はまだ暗かったが、西新宿の高層ビル群の上部は朝焼けの空に照らされて、うっすらと赤く染まっている。歩道上に落ちた黄色いイチョウの落ち葉が踏みしめられて、粉々に砕かれて散乱して、歩道を黄色く染め上げている。職場に着いてまもなく、日の出の時刻を迎えた。
日中は快晴で、上空には澄んだ青空が広がった。昼間の最高気温は11℃で冷たい北よりの風が吹いている。日射しは燦々と降り注いでいるが、外に出てみると、風が冷たくて指先がかじかむような寒さである。冷たい空気が上着に染み込んでくるかのように感じられた。
今日は冬至である。今日の日没時刻は16時32分で、最も日没が早かった12月上旬よりは4分遅くなったものの、日の出の時刻が遅くなっていて、昼間の時間は1年で最も短い9時間45分である。日が沈む頃には、夕焼けで赤く染まった西の地平線付近に、山々の稜線のシルエットがくっきりと映っていた。
日が沈むと、南の空に月が浮かんでいるのが見えた。月の近くには明るく見える星がある。星と見えたのは木星と土星で、今夜は地球から見た木星と土星が約0.1度まで接近する現象が見られるとのこと。この現象は、約400年ぶりの天体現象とのことである。
今日は仕事を終えると、早々に帰宅することにした。明日は朝、自宅で2時間のテレワークをしてから、職場に出勤する予定としているので、職場の端末をビジネスリュックサックに入れて職場を出る。年の瀬になって、疲れが溜まってきた気分である。早く帰れば電車も空いているかと思ったのだが、残念ながら帰りの電車の車内は三密状態で、吊革に掴まるのもやっとだった。電車が立川駅に到着したところで、一旦下車する。
週末はお茶もしなかったこともあり、ちょっと甘い物でも食べて、気分転換したい気分である。久しぶりにドーナツ屋「クリスピークリームドーナツ ルミネ立川店」に行ってみたのだが、食べたいドーナツが無かったので、今日は駅南口にあるグランデュオ立川に向かった。エレベーターで6階に昇り、カフェ「タリーズコーヒー グランデュオ立川店」に入る。
店に入り、2人掛けのテーブル席を確保すると、店のレジ前に進んだ。注文したのは「ベリーシャルロットパンケーキ」と「カフェモカ(ホット)」のトールサイズである。店員に「カフェモカ」を店内用のマグカップに入れても良いかと聞かれて、頷いた。代金をタリーズカードで支払うと、奥のカウンターに進む。
少し待って、パンケーキとドリンクの載ったトレーを受け取る。更に、冷水を注いだ紙コップをもらってトレーに載せると、確保したテーブル席に運んだ。
紙おしぼりで手を拭くと、まずは「カフェモカ」を飲むことにした。「カフェモカ」はエスプレッソにスチームミルクとチョコソースを加えたドリンクである。マグカップが大きいのか、トールサイズの割には少し少なめに見える。
まずはマグカップを持ち上げてそのまま飲んだ。チョコソースの貼ったエスプレッソは、甘みと苦みの絶妙なバランスが美味しい。ビターな甘さにスチームミルクのミルキーな甘さが加わって、少しリラックスできる気分である。添えられたスプーンで表面のスチームミルクを掬って口に運ぶ。まろやかなミルクにビターな甘さのチョコソースの組合せは、まるでスイーツを食べている気分である。
「カフェモカ」をカップの半分くらいまで飲んでしまったところで、「ベリーシャルロットパンケーキ」を食べることにした。
「ベリーシャルロットパンケーキ」はアングレースソースをたっぷりと貯めた平皿に三枚のパンケーキを重ね、上面にの周囲をホイップクリームで縁取ると、その窪みに果肉入りのベリーソースを貯めている。パンケーキの両側には薄いカール状のホワイトチョコをトッピングし、ベリーソースでデコレーションをしている。見た目も華やかでホリデーシーズンにぴったりなパンケーキである。
添えられたナイフで大胆にパンケーキを4等分に切り分けると、まずは一番上のパンケーキをフォークで掬うようにして口に運ぶ。しっとりとした生地のパンケーキの上に載せられたベリーソースはハッとするほどに酸味が強かったが、フルーティーな甘さにホイップクリームのミルキーな甘さがあいまって、甘酸っぱくて美味しい。
二段目と三段目のパンケーキはアングレースソースにたっぷりと擦り付け、更にホワイトチョコを載せて口に運ぶ。アングレースソースはカスタードクリームにハチミツを加えたソースで、比較的サラリとした食感のソースである。ハチミツの甘さが前面に押し出された甘いアングレースソースは、滑らかな舌触りでホワイトチョコのミルキーな甘さが重なる。ソースの甘さをパンケーキがしっかりと受け止めていて、食べ応えがあって美味しい。
夢中になってパンケーキを食べてしまった。最後のパンケーキのカットで皿を拭き取るように食べてしまうと、「カフェモカ」を少し飲む。ハチミツの甘さにカフェモカのビターな甘さが加わって、また異なった味わいが美味しい。
ちょっと落ち着いたところで、少し、活字が読みたくなった。ビジネスリュックサックの中から読み物を取り出すと、お冷やを飲みながら記事を読む。少し目が疲れてきたところで、紙コップの中のお冷やを飲み干した。
店に入ってから小一時間が過ぎたところで、帰り支度をして席を立つ。グランデュオ立川の閉店時間も近づいてきた。食器を返却して店を出ると、エレベーターで1階に下り、グランデュオ口から立川駅構内に入ると、中央線下りホームに降りる。ちょうど豊田行きの電車が滑り込んでくるところだったので、この電車に乗って帰宅の途についた。
日野駅に到着すると、月は西の空に浮かんでいて、煌々と光っている。夜になって、冷え込んできた。