
休み明けの今日は晴れ。今朝は地平線付近に雲がたなびいているのが見えるが、上空には澄んだ青空が広がっていて、朝日に照らされて次第に明るくなってきた。今朝の気温は11℃とぐっと冷え込んだ。弱い西風が吹いていて、上着を着ていても涼しく感じられる。
昨日降った雨で濡れた路面はまだ乾ききっておらず、まだところどころに水たまりもできていて、空気が湿っぽく感じられる。駅のホームから遠くを見ると、山々の稜線がくっきりと見えて、その向こうに富士山が白く輝いていた。
日中も晴れて、上空には薄い雲が所々に浮かんでいるものの、澄んだ青空が広がった。昼間の最高気温は24℃で、日射しが燦々と降り注いでいるものの、冷たい北よりの風が吹いていて涼しく感じられる。湿度が低くて、清々しく感じられる陽気である。午後になって雲が広がってきた。
明日から1泊2日で岡山に出張に行くことになっている。自宅で出張の準備もあるので、今日は仕事を終えて、片付けをすると、早々に帰宅することにした。
今日は夕食を食べて帰ることにしている。以前、購入した雑誌に掲載されているラーメン屋に行ってみることにして、新宿で中央・総武各駅停車線に載ると、高円寺駅で下車した。
改札を出て駅南口に出ると、駅前のロータリーから南に延びる高南通りを歩いていく。駅から5分ほど歩くと、南中央通りと交差する高円寺南四丁目交差点にさしかかる。交差点を左折し、南中央通りを中野方面に歩いていくと、交差点から1つ目の杉並八小北交差点を越えて、交差点の角から6軒目のビルの1階にラーメン屋「素和可」がある。今日はこの店に入店することにした。
店に入ると、左手に券売機があって、ここで食券を購入する。メニューは「中華ソバ」「塩中華ソバ」の2種類のラーメンをベースに「味玉」「チャーシュー」「ワンタン」「特製」を組み合わせた10種類のラーメンと「つけソバ」「塩つけソバ」の2種類のラーメンをベースにそれぞれ各種「味玉」「チャーシュー」を組み合わせた6種類のつけソバ、「生姜で塩中華ソバ」といった各種麺類に加えて、各種トッピング、ご飯もの、「瓶ビール」「母の梅酒(濃厚)」「息子の梅酒(淡麗)」「ラムネ」「おつまみ三点盛等で構成されている。
食券を購入すると、店の奥に進んだ。店内は入口からみて右手に厨房があり、厨房を囲むようにカウンター席が7席L字形に配されている。席の1つに腰を下ろすと、食券を店員に渡して料理を注文した。
注文したのは「特製中華ソバ」と「チャーシュー丼」である。料理を注文すると、卓上に並べられた金属製のコップを1つ手に取り、お冷やのポットから冷水をコップに注いだ。卓上には一味唐辛子と胡椒、酢といった調味料と箸、楊枝、台ふきんが置かれている。
しばらくして、カウンターの中から「特製中華ソバ」が出された。
それからやや間をおいて「チャーシュー丼」もカウンターの中から出された。
「特製中華ソバ」の麺は細麺で、濃いめの色をした醤油スープに浸かっている。麺の上にはチャーシューが2枚とチャーシューの切り落としが4個、肉ワンタンが3個、味玉が1個、メンマ、刻みネギが載せられていて、水菜と1切れのナルトがトッピングされている。
「チャーシュー丼」は小ぶりのお碗にご飯が盛られ、醤油ベースのタレのかかったチャーシューの切り落としが9切れ載せられて、白髭ネギがあしらわれている。
あらためてお冷やで喉を潤すと、まずはラーメン丼に添えられたレンゲを取って、スープを掬って口に運んだ。ゲンコツ、鶏ガラなど動物系スープに煮干し4種やソウダ節、サバ節などの魚介系ダシ、昆布、椎茸等を加えたというダブルスープをベースにした醤油スープは、まろやかな旨みが味わえる無化調スープで、優しい味わいで美味しい。仕上油にはネギ油を使用しているが、あっさりとした味わいである。
箸を取って麺を食べる。3種類の小麦粉をブレンドしているという自家製の細麺は、もちもちとした弾力のある食感が味わえる。スープをたっぷりと纏った麺には、水菜や刻みネギが絡まって、口の中に入ってきた。
麺を食べながらチャーシューを食べる。厚みのあるチャーシューは赤身と脂身半々で、脂身は甘く、赤身は柔らかくてジューシーな味わいである。一方、ほとんど赤身のチャーシューの切り落としは脂身が少なく、スープをたっぷりと吸って柔らかく、ジューシーな味わいである。ボリューム感があって、食べ応えがある。
レンゲで掬ってワンタンを食べる。つるっとした食感のワンタンの中に入っている豚挽肉の餡は、スープを吸ってジューシーな味わいで美味しい。ワンタンを食べてしまうと、ナルトとメンマを食べながら、麺を食べた。
麺をあらかた食べ終えたところで、続いて「チャーシュー丼」を食べる。「チャーシュー丼」に載せられたチャーシューの切り落としを食べながらご飯をかき込んだ。ご飯の上に載せられたチャーシューの切り落としは、ラーメンに載せられたチャーシューの切り落としと異なり、歯ごたえがあって、食べ応えがある。醤油だれの旨みが肉の旨みを引き立てていて、ご飯が進む。
途中でレンゲでラーメンのスープを掬って、「チャーシュー丼」に注ぎ、雑炊風にして食べる。ご飯がスープの旨みを吸って、なかなか美味しい。残ったチャーシューを食べながら、ご飯をサラサラとかき込むようにして、食べてしまった。
最後に丼に残ったスープを飲み干して完食。美味かった。満足である。お腹もいっぱいになった。
コップに残ったお冷やを飲み干すと、席を立って店を出た。
高円寺駅に戻ると、再び電車に乗って、帰宅の途につく。車内は混んでいて、食事を済ませた身には、少々蒸し暑く感じられる。タオルで汗を拭いながら自宅に向かった。
家に着くと、出張の準備をする。何か忘れ物をしている気もしないでも無いが、宿泊先のホテルの近くにはイオンモールもあるようなので、必要があれば、現地調達すれば良いと考えると、気分も軽くなった。