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厳しい目

2018-11-03 12:48:21 | 日記
 先月は、映画『音量を上げろタコ!何歌ってんのか全然わかんねぇんだよ』を観に行きました。
公開日当初は、宮城県ではTOHOシネマズ仙台とイオン富谷店とあともう一か所どこで、わずか3館の上映だったと思い、多少、遠方まで出かけ観て参りました。

 その日は、上映時間の間があいたため、繋ぎに今年話題になった『カメラを止めるな』と一緒に二本立てで映画を観ました。

 妻とふたりでその二本をみたのですが、観終わった感想は、二作品とも冒頭から血を流し、血だらけで具合が悪くなりそうだったと言ってました。翌日には、独り暮らしの娘から「水道代払い忘れて水道止められた!」と緊急の連絡が入るなど、連日、なにかと立て続けにあった日でした。

 映画は『カメラを止めるな』と立て続けに観ましたが、お世辞抜きで『音量を上げろ』のほうが良かったです。
『カメラを止めるな』は1映画監督としては無二の作品。で、みる価値もあるかもしれませんが、『音量を上げろ』は1映画監督としは継続性のある作品で、複数の作品を手掛けているだけに、映画を最寄の駅、バス停、空港などで例えると、そこで待っている身として、楽しめた作品でした。

 そういう意味では『カメラを止めるな』は「感じのいいタクシーにあたったかな」と、言った感じです。

 『音量を上げろタコ!何歌ってんのか全然わかんねぇんだよ』

は、冒頭でゴジラを思わせるシーンから始まり、ふうかのギターの形は落花生のようにも思え、ザ、ピーナッツかよ!ゴジラ対モスラかよ!と、ハチャメチャの連続。そして裏切られたようなエンディング。

 あるサイトのレビューでは、興行的に『爆死』と評して、「おい!ネタばれじゃねーか」とツッコみをいれたくもなりました。

 他の評価も厳しい評価のようですが、私はこの映画を観終わって、噂に聞く三木監督。そして、三木組と言われている俳優陣を目の当たりにして、厳しさをまざまざと感じました。

 各パーツは、これまでの三木ワールドを混ぜ込んでいて、更に今回は楽曲が加えられたことに新鮮味もありましたが、それがまた『厳し三木ワールド』にもなっていました。

 象徴されていたのは、岩松了さんのシーンで、老人になってもオーディションを受けるミュージシャンに容赦のないダメ出し。老人ばかり集まるオーディションにふうかも会場に訪れたが、オーディションのシーンもないまま物語は進んでゆき、「カットされたのか?」と思うほど、消化不良な感じのシーンでした。「厳しさはそこに表現されているのかも」と、思いました。

 噂に聞く、厳しい監督と厳しい俳優陣。今回、抜擢された吉岡里帆さんも、若手ですが強情そうで厳しい意見をもった印象があるので、映画レビューの厳しい評価は正しいのかもしれません。

私は少なくとも、この映画ではマネージャー役ではないと思いますが、1観客として、とても楽しめました。ただし、『カメラを止めるな』とは食べ合わせが悪かったようです。


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