今年の正月に購入したDVD『フレンズ・ポールとミシェル』。
昨年以前からこの作品にマイブームがあって、今年はとくにミシェル役のアニセー・アルヴィナを追いかけていた年でした。
この映画を初めて見たのが小学生の頃でしたので、その当時の印象は設定は幼い男女の物語でしたが、小学生の私から見れば、お兄さん、お姉さんたちの戯れに思えたのですが、今、この作品を見ると、幼さが残る男女の掛け合いは、名作として劣化していませんでした。
ミシェル役を演じたアニセー・アルヴィナ。1953年生まれで、『フレンズ・ポールとミシェル』に登場したのが1971年。宮藤官九郎さんが1970年生まれなので、今から47年前にそのチャーミングな美貌を世界中に映し出していました。
調べていくと、2006年にアニセー・アルヴィナは53歳で他界していました。現在も生きていれば65歳。みうらじゅんさんが今年60歳でしたので、彼女とは5歳違い。みうらじゅんさんは『フレンズ・ポールとミシェル』に影響を受けて、中学生ぐらいの時に初めて自分で書いた小説のヒロインの名前を”ポールミシェル”にしたそうです。(週刊文春調べ)
アニセー・アルヴィナがマイブームでしたが、調べによると2006年11月に他界してますので、今年は彼女の13回忌にあたります。11月と言いますと、私は”ヨミガエルガール”を書いていて物語が佳境に迫りエネルギーがそこに注ぎ込まれていたのが先月11月の出来事で、不思議な事でその月から名作家”アラン・ロブ=グリエの映画が東京渋谷”イメージフォーラム”で上映会が行われていました。
「大人計画」ができるまで | |
クリエーター情報なし | |
文藝春秋 |
今月18日には”イメージフォーラム”がある青山通りと同じ並びで、”大人計画30祭大博覧会”が開催されることになり、他者とは関係ありませんが、私とアニセー・アルヴィナの結びつきが偶然にもそこに出来ていました。
『快楽の漸進的横滑り』という映画にアニセー・アルヴィナは出演していて作品を観て参りました。
没後13回忌、あたらめてご冥福をお祈りいたします。アーメン