[昭和52年3月] 中日ニュース No.1207_2「外車ブーム」
最初は参考資料映像がありましたのでお借りしました。
スーパーカーブームというのがありまして、そのブームの渦中に僕もいました。
それとは別にコカ・コーラ・ペプシコーラが子供たちのお菓子、おやつだったときもありました。ジュースはあの頃は瓶製品から蓋をあけて飲むのが普通でした。缶ジュースもありましたが、酒屋さんとかに行って瓶製品のを買って飲んで空き瓶を返却するシステムでした。
こちらの記事に載ってありましたのでご紹介しますが、瓶ジュースの蓋にくじがありまして、当たると10円・50円・100円・500円がもらえたり、ペプシコーラも同じようなことやっていて、ペプシコーラは当たるともう一本みたいなこともありました。
どちらを飲むかとというのはその日の気分でした。量を沢山飲みたいときはペプシコーラかな。その時々に飲み物は違ってました。
コカ・コーラのお話しだけでいいますと、『10円・50円・100円・500円』となってますが、子供の感覚としては『10円(4等)・50円(3等)・100円(2等)・500円(1等)』一等、二等、三等的な感覚で3等、2等ぐらいが当たると「やったー!」と喜んでました。
そんな時に僕が1等を当てちゃいまして、周りがどよめきました。500円ですからね。当時は500円札で紙幣でしたから、5百円札を持った日には、酒屋さんからおもちゃ屋さんにいけましたから。1等が出た時は店内の空気が止まりました。店主もビックリっていう感じで、店の奥の方に行って戻って来て渡されたのが
『スーパーカー立体ポスター』でした。「500円じゃないんだ・・・・・」と、僕は心の中で思ってまして「1等ね」と言われて『スーパーカー立体ポスター』手渡せれて、どよめいたまま、僕はこれを持って家に帰りました。
ポスターと言っても紙でできた安っぽいとか、すぐに破れてしまうような素材の物でもなく、プラスチックみたいなネガフイルムみたいな材質で、触ると凹凸があって、特殊加工されていて、確かに立体でしたけど、すごく平べったかったです。
飾るときに画鋲で穴をあけるのがもったいなくてできませんで、父親から「粘着パネルに貼ってから飾るとポスターが無駄にならない」と言われまして、発泡スチロール製のパネルに貼ってカーテンのレールの上に置いて飾りました。
しばらくそうして持ってましたけど、家を引っ越したときには、なんていうか家が差し押さえになって、廃品回収屋さんに持っていかれてしまいました。
スーパーカーブームもありましたが、F1カーブームもちょっとありまして、F1のミニカーを買ってもらったこともありました。
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『タイレルフォード』というのが好きでですね。親父の実家に行くとなんでも買ってもらうことがありまして、その時に買ってもらったミニカーもありましたが、差し押さえになってしまいました。
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ラジコンカーも買ってもらいましたが、これは電池がやたら多く使ったり消耗も激しく、あんまり言うことを聞いてくれないというか、ラジコンが全然機能しなくて、すぐに壊れて自分で処理しました。
使わないで飾っておけばよかったんでしょうけど、子供でしたから、友達も「左回りだけのラジコンカーがあるから」と言ってて、ちょっと自慢しに友達の家でラジコン遊びに行ったらですね、ぜんぜんまともに走ってくれませんでした。友達のほうは左回りだけのでしたが、すいすいと走ってちゃんと自分のところにもどってくるんですよ。僕のは全然だめで「ラジコンカーは左回りのでもいいな・・・・・」と、思いました。
ミニカーのほうは泣く泣く処分いたしました。ずっと大事にもっていたんですけど、残せませんでした。トラックで持って行かれた時には悲しかったです。
スーパーカーブームの時に、買ってもらって残ってあるものはといいますと、
父親が買ってきてもらったのが『写真でみる100年シリーズ・自動車100年・日本の自動車』でした。
スーパーカーの図鑑といいますか、写真集みたいなのが欲しいと言ったんですよ。訳は聞きませんでしたが、本屋さんで売り切れてたのかな‥‥‥。すぐに買ってもらったのがこの本でした。そのうちスーパーカーグラビアといいますか、スーパーカーの写真集が届きましたけど、そっちばっかり見てましたから、知らないうちに手元からは消えました。
こちらは保存状態はよいものでした。
ここの部分で思ったことは、文章には淡々と綴ってますが、ここの部分を読んで「絶対許せない!」とか感じたりする人もいると思います。他国で起きてたことなのですが、その次につながれてるのは『今日の隆盛を築いた基礎』ですから。僕はその前に「そのかげに亡くなった人や傷ついた人たちがいたんだろうな・・・・・」いたことは確かでしょうから。その辺は感じ取ったほうがいいと思いました。
自動車講習でよく言われてることは、交通事故で亡くなった人たちは戦争で亡くなった人たちと匹敵するするぐらいいると講習の場ではいつも聞いていました。が
この部分を読んでの感想は、日本は恥ずべきことが戦後にもあったとことを忘れないでいたほうがいいと思いました。動乱に生じて、戦争に生じて金儲けしてたんですから。それで豊かになったとかは、恥ずべきことだと思いました。
あとはこの本で大河ドラマを一本作れるんじゃないか、とも思いました。ノックノック