私は、辛党で甘い物が子どもの時分から得意ではなかった。
ただ、全然駄目な訳ではなく、子どもの頃から乳製品(ヨーグルト等)や
クッキーなど一部は好んで食べていた。果物は大好きだ。
甘い和菓子は全部駄目。
子どもの頃は洋菓子よりも和菓子が多い時代だったが
おせんべいなどは好きだったので、問題はなかった。
でも、高校生頃から皆でお茶するようになり
和菓子を食べる事は少ないが洋菓子(ケーキ)が食べられないと
いくら私が気にせず食べて、と言っても皆遠慮してしまったり
付き合い上、不便を感じていた。
子どの頃はバタークリームしかない時代だったので
全く食べられなかったケーキも、その頃には生クリームケーキが多くなり
それをよすがに我慢して食べる内に、美味しくなってきた。
そこから、段々、食べられるものが増えていったが、
未だにモンブランとかスイートポテト系は「餡」にしか思えず駄目だ。
後は、スポンジやパウンドケーキ系も苦手で
それらは、生クリームと一緒なら美味しく感じられるように。
チョコレートも、板チョコは昔から苦手だが
ナッツと一緒だったら、とか、組み合わせによって大丈夫になった。
チョコレートに関しては生チョコ(トリュフ)や高級チョコの台頭で
大分美味しく感じられるようになったかな。
自分でも面倒くさいヤツだな、と思う。
現在も、甘い物なら何でも、究極なのは「羊羹」という
甘党の権化みたいな夫からしたら、私に甘味をお土産にするのが
中々難しいようだ。
最近夫がはまっている「M&M」
私が、この中で好みなのはジンジャークッキー。
ジンジャークッキーというと幼少のアメリカ生活での
くそまずい(失礼)ジンンジャーマンとか
帰国してから通っていたキリスト系英会話教室の
クリスマス時期にも食べる機会があったが全く駄目だった。
そんな訳で凄く久しぶりに(50年近く・・・て半世紀だがや)
ジンジャークッキーを食べたら美味しかった。意外。
ここのが美味しいのか、味覚が変わったのか。
ちょっと食べて汚い画像だが、紅茶クッキーも美味しい。
これも、今までは美味しいと思ったことがなかったのだが
ここのは非常に美味しく感じる。
そして、今までは駄目、苦手、と思っていたパウンドケーキも
美味しいコーヒーを飲むようになって
組み合わせ次第で美味しく感じられるようになった。
先日、夫がスペシャリティーコーヒーを淹れてくれたのだが
その際に、息子のバースデーケーキを買った店で
パウンドケーキも購入し、合わせてみた(トップ画像)
パウンドケーキ、しかもカボチャ味と、
私が嫌いな物ばかりだったが、コーヒーと食べると美味しかった。
有名パティシエの方が作っている拘りの菓子店なので
素材からして高級なのは、食べたらすぐに分かるのだが
やはり、苦手は苦手だった。
それを美味しいと思える日が来るなんて・・・
甘い物を美味しく食べられるのは喜びが増えるので良いけれど
ダイエットには全くよろしくないね。
ちなみに、今日、息子が学校に行っている間、息子宛に
大きな段ボールが届けられ、中身はポテチの詰め合わせだった・・・
彼は、甘党の夫と辛党の私を受け継ぎ、どちらも大好きなようだ。
実は私が一番好きな菓子は「ポテトチップス」・・・
一袋くれない?と言いそうになるのをグッと堪える私。
甘い物もスナック菓子も食べても太らない息子に腹が立つ。