ランサムウエアの被害(報告9件)が極端に少なかった理由
日本はブロードバンドルーター経由でネットに接続しているのが圧倒的に多く ファイル共有を有効にした端末がインターネットに公開される事例は海外より少なく、感染拡大の抑止力になっているのではないかと推測されている
トレンドマイクロの岡本勝之セキュリティエバンジェリストの解説 http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/051501407
日本では最新版を使っているのが主流でOSもサポート終了したXPやVistaなど使っている向きは少ない。または たとえ使っていても セキュリティーソフトを最新状態で併用している人が多い為 脆弱性のポイントを突かれて感染する人は少なかった それ以上に 最新の無線ルーターなどを使っている人も多い。
スマホをWi-Fiで接続しようとするため 家では Wi-Fiルーターを使っている 私もNECのAtermをつかっている。 このルーターが今回のランサムウェアの感染拡大の抑制につながった。
光回線になってからONUにルーター機能一体になってきた 「ONUとは光回線のモデムのこと」
「ONUにルータが一体型になっていない場合は ONUに端末をつなげてもネットに接続できない この場合はルーターを接続して IPアドレスを各端末に割り当てないとネットに接続できないので 光回線業者からONUをレンタルされる このONUに直接端末を接続してネットにつながるなら そのONUはルータ機能一体型という事になりますよ。このルータが今回のランサムウェアから被害を防御してくれたということです」
日本では ダイレクトにインターネットに端末がつながっていることは少なく ブロードバンドルーターが一つの関所になって 防御してくれたと考えられている。
また メールからの感染経路は無差別型ではなく 標的型の可能性が高いそうです。インターネットからの侵入経路はSMBの公開ポートと見られる。
最新のデバイスを常に入れ替えていれば セキュリティ強化にもつながるため 使えるからと言って 古いデバイスをいつまでも使っていると危険と隣り合わせということも言える。
こまめに古いデバイスから最新版に乗り換えることもリスク回避の為必要。