昨夜から、あたたかい雨が降っています。
『しとしと』、まさにそんな音が、静かな闇のなかから聞こえてきて。
日本人で良かったなぁって、しみじみ思いました。
しとしと、いい響きですねぇ。
さて、昨日のイブちょは。
何度もお外おねだりをして、うろうろと2部屋を行ったり来たり。
猫の春、だからでしょうかね。
それか、おとといセットしたミカンに鳥がやってくるからか。
「ね~、お外行こうよ~~~」
もう行ったやん。一日一回です!
「ふわ~、退屈ですよ、ぼかぁ」
連写の産物。なかなかいいタイミング。
旦那、そのままそのまま!
はい、チーズ!
いいねぇ、もう一枚……って、え?
そこまで嫌がらなくても……。
悪かったよ。
お風呂から出てくると、おー、仲良く寝てるなと思ってよく見たら、
しろちゅ、イブちょの手を上手に使ってまぶこい寝。
うまくもぐったなぁ。
さて寝ようかと思ってもう一度見に行ったら。
うーん、仲良しこよしだね~。
いいなぁ、私も混ぜてほしい~~~!
指をくわえて見ていると。
いつもならカメラを持って近づくと、しろちゅは目を見開いて緊張するのに、
あろうことか!
ことん、と、イブちょの方に頭をもたせかけたのだ!!!
ひーーっ!! なにその甘えたポーズ!!
明らかに私が見ているのを見て、ふふんってなったでしょう!?
今はっきり聞こえたわよ、『これ、あたちの』って!!
……、初めて猫に嫉妬を覚えたわ……。
えぇえぇいいわよ。仲良く寝んねしてちょうだい。
プンプン。
気を取り直しまして
今日は神島編の最終回です。
まだまだ高いところにいます。
弁天岬。
綺麗な岬ですねぇ。
ずっと道を下って行くと、小さな海岸に着きました。
ニワの浜、というそうです。
ここでは、不動岩と呼ばれるカルスト地形を見ることができます。
海の水はとても綺麗で、大小さまざまな石が流れ着いていました。
鳥羽駅で買ってきていたお弁当をここで広げることにしました。
ちょうど綺麗に並べられた木材によっこらしょと座って、寄せては返す波を見ながらランチタイム。
海を見ながら食事って、憧れてたんだぁ……。
お弁当は、これ。
フタを開けると『ふるさと』の曲が流れるようになっています。
柔らかいお肉をおいしくいただきました
この音楽の電池がですね、なかなか切れなくて、フタが開くたび音が溢れ出す
ずっとガシャガシャと袋を持って歩いたので、何度もそんなことがありました。
これ、ぜったい電車には持ち込めないです
動画がありますので、アップしておきます。
お聞き苦しい声が入っておりますが(恥)、これしか動画がないので
てっきり写真を撮ってると思ってたんですよ~。
音が出ますので、お気をつけ下さい。
モー太郎弁当 ふるさと
実はここの浜を古里の浜だと勘違いして、勝手に感激しております(苦笑)。
さて、ゆっくりと海岸を満喫して、また歩きはじめます。
と、すぐそこに、こんな石碑がありました。
なんと、ここは鷹渡りというものが見れる場所だそうです。
風が海へと吹き抜ける、このさわやかな場所で、鷹が空を悠々と飛んで行く……、なんて風情があるのでしょう。
心の中まで風が吹き抜けて行くような心地がしました。
お天気も良くなってきて、海がきれいに見えるようになり、るんるん気分で歩いて行くと。
古里の浜(ごりのはま)が見えてきました。
でっかい岩が海岸にでん、と立ちふさがっています。
自然に削られた海岸線の形を目でなぞりながら歩きます。
浜辺って、どうしてこう心が躍るのでしょう。
古里の浜、この辺りに昔は集落があったと考えられています。
津波などが原因で、集落は今の場所に移ったようです。
今は、浜の名前にその名残があるだけだそうです。
ここに住んでいたんだよ、と覚えておくために、ふるさと、と名付けたのかもしれませんね。
さて、次に乗る船の時間がせまってきました。
ちょっと小走りで港へ戻ります。
沖を航行するタンカー。どこの国から来たのかなぁ。
急ぎながら旦那が。
「この島、なんか怖いわ」
と言いました。
えっ、と私はびっくりしました。
この島の怖さを感じていたのは、私だけではなかったようです。
しかもここで旦那が溝に足がはまり手を強打。
「怖い~~~」
本気で怖がってました。
旦那は大阪育ちの都会っ子。
私も中途半端な田舎っ子。
なんとも足元もおぼつかない二人旅です。
お船に乗ったらきれいな宿に行くからね~~、もうちょっと頑張って。
はげましながら、小走りで船着き場へ到着。
なんとか時間までに間に合いました。
しかし、時間になっても船が来ない。
なんで~!時間、合ってるのに!!
もしかして帰りは別の場所からとか。
いやありえないでしょ~~~!?
離島ですからこの日の船はこれで終わり。
宿にたどり着けません。
泣きそうになりながら辺りをバタバタと走り回ります。
と、ジャージ姿のおじさんがてくてくと歩いてきました。
すみませ~ん!と事情を話すと、
「ああ、今、もうおらんやろって出たところやわ」
「ええ~~!?」
「まっとりや、今呼んだるわ」
おじさん、セッタをパタパタいわせながら船着き場へ走って行きます。
私たちも慌てて追いかけます。
呼ぶってどうやって?無線かなにかでかな。
するとおじさん、おーい!と海に向かって大きく手を振りました。
すると、小さな船が、やってきたではないですか!!
ほんとにちょうど出発したところだったようです。
おじさんがいてくれて、ほんとに良かった。
何度もお礼を言って、船に乗り込みました。
船長さんは、若くて日焼けして精悍な顔立ちで、まさに海の男!!って感じで惚れ惚れしました。
しかし、見惚れる暇もなく船酔いがきて、すぐに眠ろうと努力する私。
着くまで15分くらいかなぁ。脂汗をかきながら必死に耐えました。
波をグイングインと乗り越えていく感触が、今でも忘れられません。
乗ってきたお船です。
バタバタしてたので、降りてから撮りました。
降りたところは伊良湖です。ここは愛知県の渥美半島の先端。
美しい海岸線のあるところです。
震える手で宿にお迎えを依頼する電話をし、自動販売機でジュースを買ってなんとか飲み。
歩いた疲れと船酔いがましになるまで、船着き場で休みました。
小さい船はめっちゃ酔いますね。
さて、神島の旅はこれで終わりです。
時間的には、朝、鳥羽の港を出て昼の2時くらいには伊良湖についていますので、ほんとに短い滞在時間でした。
港で猫ちゃんの一匹も見つけたかったですが、残念ながら旦那の生き物センサーにも引っかからず。
それだけがちょっと残念でした。
でも、最後に島の優しいおじさんと触れ合えましたし、心に強く残る、いい旅でした。
最後に、宿から見えた神島です。
中腹に小さく、あの灯台が見えています。
夜になって、部屋のベランダに出ると、とても心強い光が届きました。
次回からは、伊良湖の写真をアップしようかなぁ。
それでは、また。
ちなみに、旦那は未だに、
「あそこは怖かった、観光気分で気軽に行くとこちゃう」
なんて言ってます。はははは……
私の旅に付き合うと、とんでも僻地に連れて行かれるねぇ。
『しとしと』、まさにそんな音が、静かな闇のなかから聞こえてきて。
日本人で良かったなぁって、しみじみ思いました。
しとしと、いい響きですねぇ。
さて、昨日のイブちょは。
何度もお外おねだりをして、うろうろと2部屋を行ったり来たり。
猫の春、だからでしょうかね。
それか、おとといセットしたミカンに鳥がやってくるからか。
「ね~、お外行こうよ~~~」
もう行ったやん。一日一回です!
「ふわ~、退屈ですよ、ぼかぁ」
連写の産物。なかなかいいタイミング。
旦那、そのままそのまま!
はい、チーズ!
いいねぇ、もう一枚……って、え?
そこまで嫌がらなくても……。
悪かったよ。
お風呂から出てくると、おー、仲良く寝てるなと思ってよく見たら、
しろちゅ、イブちょの手を上手に使ってまぶこい寝。
うまくもぐったなぁ。
さて寝ようかと思ってもう一度見に行ったら。
うーん、仲良しこよしだね~。
いいなぁ、私も混ぜてほしい~~~!
指をくわえて見ていると。
いつもならカメラを持って近づくと、しろちゅは目を見開いて緊張するのに、
あろうことか!
ことん、と、イブちょの方に頭をもたせかけたのだ!!!
ひーーっ!! なにその甘えたポーズ!!
明らかに私が見ているのを見て、ふふんってなったでしょう!?
今はっきり聞こえたわよ、『これ、あたちの』って!!
……、初めて猫に嫉妬を覚えたわ……。
えぇえぇいいわよ。仲良く寝んねしてちょうだい。
プンプン。
気を取り直しまして
今日は神島編の最終回です。
まだまだ高いところにいます。
弁天岬。
綺麗な岬ですねぇ。
ずっと道を下って行くと、小さな海岸に着きました。
ニワの浜、というそうです。
ここでは、不動岩と呼ばれるカルスト地形を見ることができます。
海の水はとても綺麗で、大小さまざまな石が流れ着いていました。
鳥羽駅で買ってきていたお弁当をここで広げることにしました。
ちょうど綺麗に並べられた木材によっこらしょと座って、寄せては返す波を見ながらランチタイム。
海を見ながら食事って、憧れてたんだぁ……。
お弁当は、これ。
フタを開けると『ふるさと』の曲が流れるようになっています。
柔らかいお肉をおいしくいただきました
この音楽の電池がですね、なかなか切れなくて、フタが開くたび音が溢れ出す
ずっとガシャガシャと袋を持って歩いたので、何度もそんなことがありました。
これ、ぜったい電車には持ち込めないです
動画がありますので、アップしておきます。
お聞き苦しい声が入っておりますが(恥)、これしか動画がないので
てっきり写真を撮ってると思ってたんですよ~。
音が出ますので、お気をつけ下さい。
モー太郎弁当 ふるさと
実はここの浜を古里の浜だと勘違いして、勝手に感激しております(苦笑)。
さて、ゆっくりと海岸を満喫して、また歩きはじめます。
と、すぐそこに、こんな石碑がありました。
なんと、ここは鷹渡りというものが見れる場所だそうです。
風が海へと吹き抜ける、このさわやかな場所で、鷹が空を悠々と飛んで行く……、なんて風情があるのでしょう。
心の中まで風が吹き抜けて行くような心地がしました。
お天気も良くなってきて、海がきれいに見えるようになり、るんるん気分で歩いて行くと。
古里の浜(ごりのはま)が見えてきました。
でっかい岩が海岸にでん、と立ちふさがっています。
自然に削られた海岸線の形を目でなぞりながら歩きます。
浜辺って、どうしてこう心が躍るのでしょう。
古里の浜、この辺りに昔は集落があったと考えられています。
津波などが原因で、集落は今の場所に移ったようです。
今は、浜の名前にその名残があるだけだそうです。
ここに住んでいたんだよ、と覚えておくために、ふるさと、と名付けたのかもしれませんね。
さて、次に乗る船の時間がせまってきました。
ちょっと小走りで港へ戻ります。
沖を航行するタンカー。どこの国から来たのかなぁ。
急ぎながら旦那が。
「この島、なんか怖いわ」
と言いました。
えっ、と私はびっくりしました。
この島の怖さを感じていたのは、私だけではなかったようです。
しかもここで旦那が溝に足がはまり手を強打。
「怖い~~~」
本気で怖がってました。
旦那は大阪育ちの都会っ子。
私も中途半端な田舎っ子。
なんとも足元もおぼつかない二人旅です。
お船に乗ったらきれいな宿に行くからね~~、もうちょっと頑張って。
はげましながら、小走りで船着き場へ到着。
なんとか時間までに間に合いました。
しかし、時間になっても船が来ない。
なんで~!時間、合ってるのに!!
もしかして帰りは別の場所からとか。
いやありえないでしょ~~~!?
離島ですからこの日の船はこれで終わり。
宿にたどり着けません。
泣きそうになりながら辺りをバタバタと走り回ります。
と、ジャージ姿のおじさんがてくてくと歩いてきました。
すみませ~ん!と事情を話すと、
「ああ、今、もうおらんやろって出たところやわ」
「ええ~~!?」
「まっとりや、今呼んだるわ」
おじさん、セッタをパタパタいわせながら船着き場へ走って行きます。
私たちも慌てて追いかけます。
呼ぶってどうやって?無線かなにかでかな。
するとおじさん、おーい!と海に向かって大きく手を振りました。
すると、小さな船が、やってきたではないですか!!
ほんとにちょうど出発したところだったようです。
おじさんがいてくれて、ほんとに良かった。
何度もお礼を言って、船に乗り込みました。
船長さんは、若くて日焼けして精悍な顔立ちで、まさに海の男!!って感じで惚れ惚れしました。
しかし、見惚れる暇もなく船酔いがきて、すぐに眠ろうと努力する私。
着くまで15分くらいかなぁ。脂汗をかきながら必死に耐えました。
波をグイングインと乗り越えていく感触が、今でも忘れられません。
乗ってきたお船です。
バタバタしてたので、降りてから撮りました。
降りたところは伊良湖です。ここは愛知県の渥美半島の先端。
美しい海岸線のあるところです。
震える手で宿にお迎えを依頼する電話をし、自動販売機でジュースを買ってなんとか飲み。
歩いた疲れと船酔いがましになるまで、船着き場で休みました。
小さい船はめっちゃ酔いますね。
さて、神島の旅はこれで終わりです。
時間的には、朝、鳥羽の港を出て昼の2時くらいには伊良湖についていますので、ほんとに短い滞在時間でした。
港で猫ちゃんの一匹も見つけたかったですが、残念ながら旦那の生き物センサーにも引っかからず。
それだけがちょっと残念でした。
でも、最後に島の優しいおじさんと触れ合えましたし、心に強く残る、いい旅でした。
最後に、宿から見えた神島です。
中腹に小さく、あの灯台が見えています。
夜になって、部屋のベランダに出ると、とても心強い光が届きました。
次回からは、伊良湖の写真をアップしようかなぁ。
それでは、また。
ちなみに、旦那は未だに、
「あそこは怖かった、観光気分で気軽に行くとこちゃう」
なんて言ってます。はははは……
私の旅に付き合うと、とんでも僻地に連れて行かれるねぇ。