ずっと、見てみたいと思っていた吉野山の桜。
桜の時期は人混みがすごいと聞いて、足踏みをしていました。
けれど昨年の秋、初めて吉野山を訪れて、その美しさの虜になり。
人が多いくらいなんだ!
行列に並ぶくらいなんだ!
えい、えい、お~~~!
……もうちょっと気楽に行ってもいいんじゃない?
前回の紅葉の吉野山の記事はこちらからどうぞ。
『紅葉の吉野山(1/4)』
右側のカテゴリーの『吉野山』からも、見に行くことができます。
で、晴天の春の平日、朝。
吉野山に到着。
駅から中千本あたりまでバスで上がり、乗り換えて奥千本へ。
この乗り換えがめちゃくちゃ混んでました。
ひたすら並んで並んで……。
休日だったらいったいどうなっているんだろう……。
想像したくないなぁ……。
旦那をいつか連れて行くとき、休日の混雑の中、いったいどう案内すればいいんだろうと、ずっと頭を悩ませていました。
やっぱ早朝出発かなぁ……。
奥千本、入口。
着きました~~~!
ぎゅうぎゅう詰めだった車から降りて、一気に開けた空。
真っ青!!
背中に羽が生えたようです。
まずはこの、いきなりの急坂に打ち勝たなければなりません。
前回は何度も何度も休憩して、ヒーヒー言いながら上がった道。
今回は。
公園でウォーキングいっぱいしたから、楽勝楽勝!!
自分でも不思議なくらい元気で、急坂を駆け足なんてしてました。
途中のご褒美、絶景!
高所恐怖症だから、あの先までは行く気にはならず(笑)。
行っている人を見て、行ったつもりになっておく。
さらに登って、トイレがある場所の横から入る、先ほどとは反対側の絶景。
すごいなぁ、山の上だぁ~~~。
大きく、深呼吸。す~~~~、は~~~~。
前はこの場所に気づきませんでした。
前の人が見に行っていたので、うしろをついていったんです。
この山では、周りの人がどう進むか、何を見ているかを注意して見ていると、いろんなことに気づくことができます。
同行者がいれば、それはもっと増えるでしょうね。
坂を登りきった私は、これから西行庵へ進んで行きます。
昨年秋にこの場所を歩いた時は、おっかなくて歩きにくくて遠くて。
戻って来たときには足が攣り、もう車で下に降りたいと思ったほどでした。
ところが、今回は。
ウォーキングでついた体力のおかげか慣れのせいか、足取りはとても軽く。
たまに駆け足をしてしまうほど。
このエネルギー、どこから湧いて来たんだろ?
お天気で気持ちいいからかな。
修験道でもある一本道を、ひたすらまっすぐ進み。
前回震えてなかなか進めなかった崖を見下ろす道も、心無しか幅が広く見えたりして。
すいすい、とたとた。
あっという間に西行庵に到着しちゃいました。
びっくりするほどすんなりと、ここまで来られちゃったなぁ……。
まだまだ体力、全然減ってないし。
すごいなぁ、どうしちゃったんだろ。
坂を下り、下から桜を見上げました。
この辺りは標高が高いので、まだ桜は咲き始めです。
この山の桜は、ほとんどがシロヤマザクラだそうで、葉っぱと一緒に花も咲きます。
まるで散ってしまったように見えますが、これから咲いてくるのです。
青空とのコントラストが素晴らしいですね。
こんな日に来れて、ほんとうにラッキーです。
西行庵のそばにあった石碑。
これ、どんなにネットで調べても出てこないんです~。
西行庵の前にドーンと置いてあるのに、なぜどこにも書いていない!?
どなたかご存知の方、教えて下さい~~~!!
ヒントは、芳埜山(よしのやま?)、苔清水、です。
私も自分で調べなきゃ。
これは、西行さんの和歌を総ざらえしなくちゃいけないかもしれません。
西行庵の前だから西行さんの和歌だって信じていますけど、違うかもしれません。
うー、知りたいなぁ。
話が少し逸れましたが、次は西行庵の中を撮ってみました。
広角で撮っているので広く見えますが、中は狭いです。
もちろん後から作られた物で、この辺りに庵があったという資料をもとに再現されたようです。
桜の花が大好きだった西行さん。
ここで昼間は桜を見、鶯の声を聞き、きっと話しかけ、そして夜は月を愛でていたのでしょうね。
敏感すぎる感性の持ち主だったのだろうなぁと思います。
西行さんの和歌と言えば、
『願はくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ』
これがとても共感できて好きだったのですが、先ほどの歌碑を調べているうちに、他にもいろいろな歌を知ることができまして。
『うぐひすの春さめざめとなきゐたる竹の雫や涙なるらむ』
『ふるすうとく谷の鴬なりはては我やかはりてなかんとすらん』
『春のほどは我が住む庵の友になりて古巣な出でそ谷の鶯』
(鶯たちよ、春の頃は山の庵に住む私の友として、この谷を出て行かないで欲しい。)
じーんとする歌がいっぱいあって、切ない心が手に取るように感じられますね。
それほど傷つきやすくピュアな人なのか、そこが『うまい』というようなことなのか。
今の人よりずっとタフだったでしょうから、そのあたり、計りかねるところです。
西行庵周辺の、私がいいなぁって思った景色です。
山の奥というのは、ほんとうに清らかで豊かな気配に満ちていますね。
吉野山へ行かれて、お元気な方は、ぜひぜひ西行庵まで足を運んで下さいね。
あ、高所恐怖症の方は気をつけて下さい(笑)。
帰り道です。
いい眺めですね~。
右側の道は西行庵に続き、後ろは苔清水という名水が出るところで、私は左に登って行きます。
右側の谷間を見ずに、ひたすら前だけを見て歩きます。
美しくも恐ろしい?高所恐怖症にはこたえる一本道です。
前回はここで2回くらいしゃがみこみましたね~。
ようは見なきゃいいんだ、見なきゃ。
そう言い聞かせながら、でもついつい景色が見たくてちらり。
う~~~、ぶるぶるぶる。
そして進む。
そんな感じでした。
やっと、広いところに到着です。
前回、ほっとして泣きそうになったところですね(笑)。
奥千本の景色のなかで、一番好きな場所です。
高い高い木が、心を揺さぶります。
私はできませんが、何人もの人たちが座って見下ろしていた切り株。
周りの人たちに倣って、私もここでお昼ごはんにしましょう。
コンビニおにぎりをパクリ。
目の前には、雄大な吉野の山々が続いています。
すごいところで食べちゃいました。
写っているカバンは、愛用のカメラバッグです。
レンズ一式と荷物全てがここに収まります。
ではでは、ここで休憩となりますので、続きは次回にいたしましょう。
とても一日では全部見きれない、吉野山の桜。
枚数ばっかり多くて見所は足りないという、申し訳ない力のなさですが。
できるものを、精一杯。
お届けしたいと思います。
それでは最後に、恒例のお見送りです。
イブちょ~、よろしくね~~~。
って、何見てるの?
お気に入りの場所でくつろいで、見ている先は……。
テレビ!!
岩合さんの猫の番組ですね~。
以前は、猫、猫がいる!と、テレビの前で大興奮だったのに。
今は、これ、ほんとはいないんだ、って、分かってる感じなんですよね~。
旦那と二人、イブちょが落ち着いてテレビ見てる~~~!と大騒ぎでした。
岩合さんの番組にだけ、反応するんですよね~。
自然な姿が映されているからでしょうね。
人、猫、共に癒される、素晴らしい番組です。
それでは、また次回、その2でお会いしましょう~~~~
少し前に、Facebookで紹介していただいていたものです。
イブちょがほいっと土を放り投げていた、あの写真です(笑)。
桜の時期は人混みがすごいと聞いて、足踏みをしていました。
けれど昨年の秋、初めて吉野山を訪れて、その美しさの虜になり。
人が多いくらいなんだ!
行列に並ぶくらいなんだ!
えい、えい、お~~~!
……もうちょっと気楽に行ってもいいんじゃない?
前回の紅葉の吉野山の記事はこちらからどうぞ。
『紅葉の吉野山(1/4)』
右側のカテゴリーの『吉野山』からも、見に行くことができます。
で、晴天の春の平日、朝。
吉野山に到着。
駅から中千本あたりまでバスで上がり、乗り換えて奥千本へ。
この乗り換えがめちゃくちゃ混んでました。
ひたすら並んで並んで……。
休日だったらいったいどうなっているんだろう……。
想像したくないなぁ……。
旦那をいつか連れて行くとき、休日の混雑の中、いったいどう案内すればいいんだろうと、ずっと頭を悩ませていました。
やっぱ早朝出発かなぁ……。
奥千本、入口。
着きました~~~!
ぎゅうぎゅう詰めだった車から降りて、一気に開けた空。
真っ青!!
背中に羽が生えたようです。
まずはこの、いきなりの急坂に打ち勝たなければなりません。
前回は何度も何度も休憩して、ヒーヒー言いながら上がった道。
今回は。
公園でウォーキングいっぱいしたから、楽勝楽勝!!
自分でも不思議なくらい元気で、急坂を駆け足なんてしてました。
途中のご褒美、絶景!
高所恐怖症だから、あの先までは行く気にはならず(笑)。
行っている人を見て、行ったつもりになっておく。
さらに登って、トイレがある場所の横から入る、先ほどとは反対側の絶景。
すごいなぁ、山の上だぁ~~~。
大きく、深呼吸。す~~~~、は~~~~。
前はこの場所に気づきませんでした。
前の人が見に行っていたので、うしろをついていったんです。
この山では、周りの人がどう進むか、何を見ているかを注意して見ていると、いろんなことに気づくことができます。
同行者がいれば、それはもっと増えるでしょうね。
坂を登りきった私は、これから西行庵へ進んで行きます。
昨年秋にこの場所を歩いた時は、おっかなくて歩きにくくて遠くて。
戻って来たときには足が攣り、もう車で下に降りたいと思ったほどでした。
ところが、今回は。
ウォーキングでついた体力のおかげか慣れのせいか、足取りはとても軽く。
たまに駆け足をしてしまうほど。
このエネルギー、どこから湧いて来たんだろ?
お天気で気持ちいいからかな。
修験道でもある一本道を、ひたすらまっすぐ進み。
前回震えてなかなか進めなかった崖を見下ろす道も、心無しか幅が広く見えたりして。
すいすい、とたとた。
あっという間に西行庵に到着しちゃいました。
びっくりするほどすんなりと、ここまで来られちゃったなぁ……。
まだまだ体力、全然減ってないし。
すごいなぁ、どうしちゃったんだろ。
坂を下り、下から桜を見上げました。
この辺りは標高が高いので、まだ桜は咲き始めです。
この山の桜は、ほとんどがシロヤマザクラだそうで、葉っぱと一緒に花も咲きます。
まるで散ってしまったように見えますが、これから咲いてくるのです。
青空とのコントラストが素晴らしいですね。
こんな日に来れて、ほんとうにラッキーです。
西行庵のそばにあった石碑。
これ、どんなにネットで調べても出てこないんです~。
西行庵の前にドーンと置いてあるのに、なぜどこにも書いていない!?
どなたかご存知の方、教えて下さい~~~!!
ヒントは、芳埜山(よしのやま?)、苔清水、です。
私も自分で調べなきゃ。
これは、西行さんの和歌を総ざらえしなくちゃいけないかもしれません。
西行庵の前だから西行さんの和歌だって信じていますけど、違うかもしれません。
うー、知りたいなぁ。
話が少し逸れましたが、次は西行庵の中を撮ってみました。
広角で撮っているので広く見えますが、中は狭いです。
もちろん後から作られた物で、この辺りに庵があったという資料をもとに再現されたようです。
桜の花が大好きだった西行さん。
ここで昼間は桜を見、鶯の声を聞き、きっと話しかけ、そして夜は月を愛でていたのでしょうね。
敏感すぎる感性の持ち主だったのだろうなぁと思います。
西行さんの和歌と言えば、
『願はくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ』
これがとても共感できて好きだったのですが、先ほどの歌碑を調べているうちに、他にもいろいろな歌を知ることができまして。
『うぐひすの春さめざめとなきゐたる竹の雫や涙なるらむ』
『ふるすうとく谷の鴬なりはては我やかはりてなかんとすらん』
『春のほどは我が住む庵の友になりて古巣な出でそ谷の鶯』
(鶯たちよ、春の頃は山の庵に住む私の友として、この谷を出て行かないで欲しい。)
じーんとする歌がいっぱいあって、切ない心が手に取るように感じられますね。
それほど傷つきやすくピュアな人なのか、そこが『うまい』というようなことなのか。
今の人よりずっとタフだったでしょうから、そのあたり、計りかねるところです。
西行庵周辺の、私がいいなぁって思った景色です。
山の奥というのは、ほんとうに清らかで豊かな気配に満ちていますね。
吉野山へ行かれて、お元気な方は、ぜひぜひ西行庵まで足を運んで下さいね。
あ、高所恐怖症の方は気をつけて下さい(笑)。
帰り道です。
いい眺めですね~。
右側の道は西行庵に続き、後ろは苔清水という名水が出るところで、私は左に登って行きます。
右側の谷間を見ずに、ひたすら前だけを見て歩きます。
美しくも恐ろしい?高所恐怖症にはこたえる一本道です。
前回はここで2回くらいしゃがみこみましたね~。
ようは見なきゃいいんだ、見なきゃ。
そう言い聞かせながら、でもついつい景色が見たくてちらり。
う~~~、ぶるぶるぶる。
そして進む。
そんな感じでした。
やっと、広いところに到着です。
前回、ほっとして泣きそうになったところですね(笑)。
奥千本の景色のなかで、一番好きな場所です。
高い高い木が、心を揺さぶります。
私はできませんが、何人もの人たちが座って見下ろしていた切り株。
周りの人たちに倣って、私もここでお昼ごはんにしましょう。
コンビニおにぎりをパクリ。
目の前には、雄大な吉野の山々が続いています。
すごいところで食べちゃいました。
写っているカバンは、愛用のカメラバッグです。
レンズ一式と荷物全てがここに収まります。
ではでは、ここで休憩となりますので、続きは次回にいたしましょう。
とても一日では全部見きれない、吉野山の桜。
枚数ばっかり多くて見所は足りないという、申し訳ない力のなさですが。
できるものを、精一杯。
お届けしたいと思います。
それでは最後に、恒例のお見送りです。
イブちょ~、よろしくね~~~。
って、何見てるの?
お気に入りの場所でくつろいで、見ている先は……。
テレビ!!
岩合さんの猫の番組ですね~。
以前は、猫、猫がいる!と、テレビの前で大興奮だったのに。
今は、これ、ほんとはいないんだ、って、分かってる感じなんですよね~。
旦那と二人、イブちょが落ち着いてテレビ見てる~~~!と大騒ぎでした。
岩合さんの番組にだけ、反応するんですよね~。
自然な姿が映されているからでしょうね。
人、猫、共に癒される、素晴らしい番組です。
それでは、また次回、その2でお会いしましょう~~~~
少し前に、Facebookで紹介していただいていたものです。
イブちょがほいっと土を放り投げていた、あの写真です(笑)。