令和2年4月上旬に飯南町のスギ、ヒノキ造林地にてシカによる樹皮の食害が確認されました。
5年生のスギ、ヒノキにおいて上写真の様な樹皮の食害、角こすり被害が確認され、幹の周囲をほとんどが食べられ、葉先が枯れ始めている樹もありました。
飯南町でシカによるまとまった樹木の食害はまれなため、中山間地域研究センター及び、農林大学生と協力して毎木調査、糞塊密度調査を行いました。
被害木付近にはシカの糞も確認しました。ノウサギの糞と異なり、形が俵状であるのが特徴です(上写真)。
雲南管内では近年シカの目撃、捕獲数が増加傾向にあります。
個体数が少ない現段階で対策を考えなければシカの個体数が増加していき、林業被害が拡大する恐れがあります。
今後、他の造林地でも同じようなシカの被害が出ていないか調査を行う予定です。