雲南市では間伐等の実施により放置されている「林地残材」などの未利用の木材をエネルギー資源(チップ)として活用する取組み(「雲南市森林バイオマスエネルギー事業」)が進められています。
この度、市民を対象とした初めての講習会(主催:雲南市)が6月17~18日に開催されま した。講習会には延べ31名の参加があり、1日目が雲南市「市民参加型収集運搬システム」の説明とチェンソーの目立てと造材実習、2日目は造材・集材・運搬の実習等 という内容で行われま した。
2日目の実習では、伐倒木の枝払いをした後、丸太を適当な長さに切断(玉切り)、簡易ウインチを使用して集材し軽トラックで運搬するという一連の作業を体験しま した。
造材・玉切 ポータブルウインチで集材
作業道まで搬出 軽トラックに積み込み
集められた林地残材は、燃料用のチップとして加工され、市内の温泉施設のチップボイラー用燃料として利用されることになっています。これらの取組みは森林組合のほか林業事業体など7社によって設立される合同会社「グリーンパワーうんなん」が運営していく予定です。
この取組みが雲南市の森林整備の促進と地域密着型産業としての林業の活性化につながるものと期待されています。
雲南市の森林バイオマス活用の取り組み概要につきましては、雲南市のホームページをご覧ください(太字部分をクリックしてください)。