TSの衝動・欲望を、なにか「文学的」に表していたのを見たのは、個人的に初めてだったかもしれないなぁ...
ルーディ・ラッカー著「時空の支配者」 (訳:黒丸尚)の一篇に、それはありました。
望みどおりに“美女”となったオトコは、こんな力強い言葉で説いてくれています。
女になりたがる男など、根本的に同性愛趣味と思われるかもしれない。
けれどもぼくに関しては--少なくとも表面的には--そういうことではない。
ぼくがブロンドのサンドラのようになりたいと思ったのは、本当に異性愛の衝動だ。
欲望の対象と至高の合一を果たしたいという渇望だった。 ※【男だって人間】より
ちなみにサンドラというのは美女の名前で、その彼女自身に彼がなってしまったというわけですね。
最後の『至高の合一』とかは少し難解気味‥。
ただ、言わんとしていることは『ぼくに関しては』の“お仲間”に当たるであろう我々TS好きには、何となく理解できるのではないでしょうか。
私も好きな娘になってみたいと思った衝動は、幾度も湧き起こった経験があります。
確かにそれは、ラッカー氏の言葉を借りれば 『異性愛』としてのものでした。
作中、彼がとった行動や心理状態も、なかなか「核心」をついていました。
目の前の、好意の対象である人物になって、本能の赴くままに“自分”の身体を見たがったり、女性用の服に着替えて外出をし、周りの男からの視線が気になったり、あるときは今でいうガールズトークを愉しんでみたり‥‥
こういうのを見たかった、読みたかった!もしくは今後出合いたかったんですよね。
ヘタにエロ描写ばかりを用いてるより作品よりも、今回の方がドキドキしましたw
ルーディ・ラッカー著「時空の支配者」 (訳:黒丸尚)の一篇に、それはありました。
望みどおりに“美女”となったオトコは、こんな力強い言葉で説いてくれています。
女になりたがる男など、根本的に同性愛趣味と思われるかもしれない。
けれどもぼくに関しては--少なくとも表面的には--そういうことではない。
ぼくがブロンドのサンドラのようになりたいと思ったのは、本当に異性愛の衝動だ。
欲望の対象と至高の合一を果たしたいという渇望だった。 ※【男だって人間】より
ちなみにサンドラというのは美女の名前で、その彼女自身に彼がなってしまったというわけですね。
最後の『至高の合一』とかは少し難解気味‥。
ただ、言わんとしていることは『ぼくに関しては』の“お仲間”に当たるであろう我々TS好きには、何となく理解できるのではないでしょうか。
私も好きな娘になってみたいと思った衝動は、幾度も湧き起こった経験があります。
確かにそれは、ラッカー氏の言葉を借りれば 『異性愛』としてのものでした。
作中、彼がとった行動や心理状態も、なかなか「核心」をついていました。
目の前の、好意の対象である人物になって、本能の赴くままに“自分”の身体を見たがったり、女性用の服に着替えて外出をし、周りの男からの視線が気になったり、あるときは今でいうガールズトークを愉しんでみたり‥‥
こういうのを見たかった、読みたかった!もしくは今後出合いたかったんですよね。
ヘタにエロ描写ばかりを用いてるより作品よりも、今回の方がドキドキしましたw