どちらかというと私たち寄りの業界に“いしのようこ”という、同姓同名の人物がいるそうなので、
タイトルではあえて本名である【石野陽子】と表記し、区別してみた。
かつては本名で芸能活動も行っていた時期もある。
石野陽子‥‥ 私が嬢を知ったのは志村けん氏の冠番組『志村けんのだいじょうぶだぁ』。
1980年代後半ころから90年代前半にかけて、一世を風靡していたバラエティ番組。
当時、おそらく氏は相当目を掛けていたと思う。子供ながらに、それは強く感じていた。
夫婦・恋人などを演じるコントの際は必ずといっていいほど、石野嬢とペアを組んでいる。
嬢の芸能界デビューが1985年。身内が有名人だったとはいえ、比較的早い段階から
業界きってのプレイボーイ(あくまでイメージ)に見初められていた形になる。
このことからもわかるように、同番組内で「チンチロリンパイのパイのパイ」とかやっていたころには
すでに洗練された“大人な嬢”の雰囲気すら漂わせていた。
そんな石野陽子への見方が『だいじょうぶだぁ』の放送が終了してから数年後、劇的に変わる。
以後も女優として活躍されていたが、たまたまデビューして間もない、少女時代の作品を見る機会があった。
『転校生!おれがあいつであいつがおれで』という、文字通り“転校生”風の男女入れ替わりなテレビドラマ。
これには驚かされた。
可憐すぎる石野嬢の容姿以上に、現代ではかなわないであろうTS的な演出が、随所に散りばめられているのだ。
男以上の豪快食事シーンが2度、入れ替わり後の“自分自身”に興奮してしまい、鼻血をだすこと2回‥
しかも、鼻の穴にティッシュをつっこませる、細部にまで行き渡った演出付き。
“売り出し中”のアイドルが主役といった観点からすると『放課後』の観月ありさと重なる部分もあるが、
観月嬢にこれらをさせる勇気は制作サイドになかっただろう。
さすがに小林聡美のような裸体披露とまではいかなかったけど、それに近い描写もある。
「斉藤一夫」になりきる幼き日の石野嬢の演技は、かなり本気(マジ)だ。
リアルに得意でもある、フィギュアスケートの衣装姿を拝めるのも嬉しい特典。
もっとも劇中ほとんど“一夫”だった石野嬢は、リンクを華麗に滑ることができないのだけど。
色んな「斉藤一美役」を見てきたけど、やっぱり嬢が一歩抜けている気もする。
なるほど‥。どんな役でも“だいじょうぶだぁ”の石野陽子をコントでも活かしてみたくなる。
奇才・志村けん氏は“女優”を見る目も確かなようだ。
≪関連記事≫
■おれがあいつであいつがおれで
タイトルではあえて本名である【石野陽子】と表記し、区別してみた。
かつては本名で芸能活動も行っていた時期もある。
石野陽子‥‥ 私が嬢を知ったのは志村けん氏の冠番組『志村けんのだいじょうぶだぁ』。
1980年代後半ころから90年代前半にかけて、一世を風靡していたバラエティ番組。
当時、おそらく氏は相当目を掛けていたと思う。子供ながらに、それは強く感じていた。
夫婦・恋人などを演じるコントの際は必ずといっていいほど、石野嬢とペアを組んでいる。
嬢の芸能界デビューが1985年。身内が有名人だったとはいえ、比較的早い段階から
業界きってのプレイボーイ(あくまでイメージ)に見初められていた形になる。
このことからもわかるように、同番組内で「チンチロリンパイのパイのパイ」とかやっていたころには
すでに洗練された“大人な嬢”の雰囲気すら漂わせていた。
そんな石野陽子への見方が『だいじょうぶだぁ』の放送が終了してから数年後、劇的に変わる。
以後も女優として活躍されていたが、たまたまデビューして間もない、少女時代の作品を見る機会があった。
『転校生!おれがあいつであいつがおれで』という、文字通り“転校生”風の男女入れ替わりなテレビドラマ。
これには驚かされた。
可憐すぎる石野嬢の容姿以上に、現代ではかなわないであろうTS的な演出が、随所に散りばめられているのだ。
男以上の豪快食事シーンが2度、入れ替わり後の“自分自身”に興奮してしまい、鼻血をだすこと2回‥
しかも、鼻の穴にティッシュをつっこませる、細部にまで行き渡った演出付き。
“売り出し中”のアイドルが主役といった観点からすると『放課後』の観月ありさと重なる部分もあるが、
観月嬢にこれらをさせる勇気は制作サイドになかっただろう。
さすがに小林聡美のような裸体披露とまではいかなかったけど、それに近い描写もある。
「斉藤一夫」になりきる幼き日の石野嬢の演技は、かなり本気(マジ)だ。
リアルに得意でもある、フィギュアスケートの衣装姿を拝めるのも嬉しい特典。
もっとも劇中ほとんど“一夫”だった石野嬢は、リンクを華麗に滑ることができないのだけど。
色んな「斉藤一美役」を見てきたけど、やっぱり嬢が一歩抜けている気もする。
なるほど‥。どんな役でも“だいじょうぶだぁ”の石野陽子をコントでも活かしてみたくなる。
奇才・志村けん氏は“女優”を見る目も確かなようだ。
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■おれがあいつであいつがおれで