~前回からの続き~
女生徒同士の雑談に、徐々に女性として、クラスに馴染む圭。
初めて入る女子トイレや、更衣室には、まだ抵抗を感じつつ、一日が終わろうとしていた。
『なぁ、授業終わったら、みんなでカラオケ行かない?』ある男子生徒が誘う。
みんな『良いね。行きたいなぁ』 『ねぇ、有希も行こうよ!』
もちろん有希はOKした。元々、女性の歌が好きな圭が地声で、思い切り♀歌を歌えるチャンス!
家で着替えるのが面倒なので、みんな制服のまま、カラオケボックスへ。
さっそく圭は、女性の歌を入力。思った通り好きな歌を女性の声で、キーもそのまま歌える。
TVさながらに、かわいい振付も、交えて、芸能人になりきる。
みんなから、歓声が飛び、すっかり女性アイドル気分になる。
みんなが次々歌を入力。徐々に盛り上がる室内。だが、そんな中、一人だけ輪に入れず、
うつむく少年が居るのに気付いた。圭の親友の信一だった。
『信一君、どうしたの?歌わないの?』
圭は、有希になりきり、♀らしい仕草で、話しかける。
『・・・』
信一は、元々、引っ込み思案で女子生徒とは、ほとんど話しをしないタイプだった。
ただ、顔を赤らめるばかり。ある女生徒が、小声で言う。
『そっとしておきなよ。タダでさえ友達亡くして元気ないんだからさ!』
有希 『そう・・』
その場は放っておいてカラオケに戻り、引き続き盛り上がった。
有希と帰り道が同じ信一は、しばらく二人で歩く。
有希 『ねぇ、信一君!今日、圭の家に線香上げに行かない?』
信一 『うん…そうだね。』言葉少なく答える。
有希と言っても中身は圭。本当の家に行くだけなのだが、他人として入るのも変な気分だけど・・。
家に着くと、圭の母親が迎える。
『まぁ、二人とも久し振りね。息子も、天国で、喜んでるわ。会って行って下さい』
仏間に招かれる。圭は、自分の遺影に複雑な心境だが、とりあえず手を合わせる。
信一も横で手を合わせて泣いていた。
有希 『ねぇおばさん。圭の部屋に行って良いですか?思い出に浸りたいし』
・・と言いつつ強引に信一を連れて行く。
有希 『懐かしいんじゃない?あなた達、良く二人で遊んだんでしょ?』
信一 『なにが言いたいのかな?』
有希 『…でも、圭は、私の胸の中で生きてるだけよ。感じるでしょ?これが今の圭よ』
わざと手を握り、鼓動を伝える。
有希 『つまり私を圭の代わりだと思って…と言うのは酷かな?』
圭は、♀として、初めて♂に告白した。
圭は今までネカマで、たくさんの人に不快な思いをさせてきた経験あり罪滅ぼしの
意味も込めてヘコんだ♂達を元気付けたいだけだった。本当に♀として相手を
喜ばせたかったが、叶わず。罪の意識から、身近な友達に優しく振る舞う・・・
信一は、顔を赤らめながらモジモジしているだけだった。
しかし、圭は、信一が有希に気が有るのを以前から知っている。
それに、自分が常に女性らしく振る舞える様に、身近で見てる人が居た方が良い。
信一 『有希の胸には、いつも圭が存在…。圭は、ある意味、有希の体を独り占めしてるんだね。…羨ましい』
Ts趣味もある信一・・有希の胸元を見ながら赤面する。
有希 『だから、あなたが監視していて。私に悪さしたら、圭を怒りつけて!』
信一 『・・解ったよ』
【交際成立】
圭は、有希として一層♀に磨きをかけなければならなくなる。
圭は、別に男と付き合う趣味などなく、それ故に、わざと身近で女性に免疫のない男を
彼氏に選んだだけだった。いきなり【H】にならないだろうし。身近な存在にも完全に
女性と見られている自分に、しみじみエクスタシーを感じている圭・・
『そろそろ帰ろうか。家の人達にも迷惑だし』
二人は、手をつないで帰宅の道を歩く。
・・やがて有希の家に着いた圭は、部屋の鏡に向かって、笑う。
【まずは初日、大成功。明日は、どんな一日になるかなぁ】
しばらくは、鏡の中の自分に見とれたままの圭だった。
圭は、さらに有希の体を堪能する為、鏡に向かってセクシーなポーズをしてみたり、
細かく表情を変えながら観察してみる。やがて夕食の時間。慌てて私服に着替えて、
食卓に…なるべく家族とは話さない様におとなしく食事する。
普段やらない食器洗い等で女性らしく振る舞いながら平素を装う。やがて入浴・・。
若干、興奮気味に部屋に戻る圭。今日は、すっかり疲れてしまい、早目に就寝する事にした。
圭の母親 『けい…圭…』
・・激しい振動と母親の声に圭が目を覚ますと、病院で寝ていた。
圭 『…ここは?』
・・気が付くと、自分は男の声で話している。
慌てて体を触ってみると、完全に男の体である。
圭の母親 『あんた事故で三日間も昏睡状態だったんだよ。助かって良かったわ』
圭 【じゃあ、今までのは、全部夢だったのか。ずいぶんリアルだったなぁ】
【そういう願望が強すぎたから、死にかけた時に夢が、叶ったのかも・・】
圭の枕元には、普段大切にしているtsf物の漫画が、たくさんおいてあった。
≪終わり≫
今後ともTS普及の為に益々頑張って参りますので応援の程、ヨロシクお願い致します!
女生徒同士の雑談に、徐々に女性として、クラスに馴染む圭。
初めて入る女子トイレや、更衣室には、まだ抵抗を感じつつ、一日が終わろうとしていた。
『なぁ、授業終わったら、みんなでカラオケ行かない?』ある男子生徒が誘う。
みんな『良いね。行きたいなぁ』 『ねぇ、有希も行こうよ!』
もちろん有希はOKした。元々、女性の歌が好きな圭が地声で、思い切り♀歌を歌えるチャンス!
家で着替えるのが面倒なので、みんな制服のまま、カラオケボックスへ。
さっそく圭は、女性の歌を入力。思った通り好きな歌を女性の声で、キーもそのまま歌える。
TVさながらに、かわいい振付も、交えて、芸能人になりきる。
みんなから、歓声が飛び、すっかり女性アイドル気分になる。
みんなが次々歌を入力。徐々に盛り上がる室内。だが、そんな中、一人だけ輪に入れず、
うつむく少年が居るのに気付いた。圭の親友の信一だった。
『信一君、どうしたの?歌わないの?』
圭は、有希になりきり、♀らしい仕草で、話しかける。
『・・・』
信一は、元々、引っ込み思案で女子生徒とは、ほとんど話しをしないタイプだった。
ただ、顔を赤らめるばかり。ある女生徒が、小声で言う。
『そっとしておきなよ。タダでさえ友達亡くして元気ないんだからさ!』
有希 『そう・・』
その場は放っておいてカラオケに戻り、引き続き盛り上がった。
有希と帰り道が同じ信一は、しばらく二人で歩く。
有希 『ねぇ、信一君!今日、圭の家に線香上げに行かない?』
信一 『うん…そうだね。』言葉少なく答える。
有希と言っても中身は圭。本当の家に行くだけなのだが、他人として入るのも変な気分だけど・・。
家に着くと、圭の母親が迎える。
『まぁ、二人とも久し振りね。息子も、天国で、喜んでるわ。会って行って下さい』
仏間に招かれる。圭は、自分の遺影に複雑な心境だが、とりあえず手を合わせる。
信一も横で手を合わせて泣いていた。
有希 『ねぇおばさん。圭の部屋に行って良いですか?思い出に浸りたいし』
・・と言いつつ強引に信一を連れて行く。
有希 『懐かしいんじゃない?あなた達、良く二人で遊んだんでしょ?』
信一 『なにが言いたいのかな?』
有希 『…でも、圭は、私の胸の中で生きてるだけよ。感じるでしょ?これが今の圭よ』
わざと手を握り、鼓動を伝える。
有希 『つまり私を圭の代わりだと思って…と言うのは酷かな?』
圭は、♀として、初めて♂に告白した。
圭は今までネカマで、たくさんの人に不快な思いをさせてきた経験あり罪滅ぼしの
意味も込めてヘコんだ♂達を元気付けたいだけだった。本当に♀として相手を
喜ばせたかったが、叶わず。罪の意識から、身近な友達に優しく振る舞う・・・
信一は、顔を赤らめながらモジモジしているだけだった。
しかし、圭は、信一が有希に気が有るのを以前から知っている。
それに、自分が常に女性らしく振る舞える様に、身近で見てる人が居た方が良い。
信一 『有希の胸には、いつも圭が存在…。圭は、ある意味、有希の体を独り占めしてるんだね。…羨ましい』
Ts趣味もある信一・・有希の胸元を見ながら赤面する。
有希 『だから、あなたが監視していて。私に悪さしたら、圭を怒りつけて!』
信一 『・・解ったよ』
【交際成立】
圭は、有希として一層♀に磨きをかけなければならなくなる。
圭は、別に男と付き合う趣味などなく、それ故に、わざと身近で女性に免疫のない男を
彼氏に選んだだけだった。いきなり【H】にならないだろうし。身近な存在にも完全に
女性と見られている自分に、しみじみエクスタシーを感じている圭・・
『そろそろ帰ろうか。家の人達にも迷惑だし』
二人は、手をつないで帰宅の道を歩く。
・・やがて有希の家に着いた圭は、部屋の鏡に向かって、笑う。
【まずは初日、大成功。明日は、どんな一日になるかなぁ】
しばらくは、鏡の中の自分に見とれたままの圭だった。
圭は、さらに有希の体を堪能する為、鏡に向かってセクシーなポーズをしてみたり、
細かく表情を変えながら観察してみる。やがて夕食の時間。慌てて私服に着替えて、
食卓に…なるべく家族とは話さない様におとなしく食事する。
普段やらない食器洗い等で女性らしく振る舞いながら平素を装う。やがて入浴・・。
若干、興奮気味に部屋に戻る圭。今日は、すっかり疲れてしまい、早目に就寝する事にした。
圭の母親 『けい…圭…』
・・激しい振動と母親の声に圭が目を覚ますと、病院で寝ていた。
圭 『…ここは?』
・・気が付くと、自分は男の声で話している。
慌てて体を触ってみると、完全に男の体である。
圭の母親 『あんた事故で三日間も昏睡状態だったんだよ。助かって良かったわ』
圭 【じゃあ、今までのは、全部夢だったのか。ずいぶんリアルだったなぁ】
【そういう願望が強すぎたから、死にかけた時に夢が、叶ったのかも・・】
圭の枕元には、普段大切にしているtsf物の漫画が、たくさんおいてあった。
≪終わり≫
今後ともTS普及の為に益々頑張って参りますので応援の程、ヨロシクお願い致します!