怪奇すぎた発想が仇に？ 「ドッペルゲンガール3」

『不要不急の外出を控えるように』って皆さん、どう過ごされます？
自分はオフの日、それこそ「外」にあまり用もなく、ほとんど“お家”に居るせいか、あまり違和感はないのですけどｗ
性懲りもなくTSFの視聴、読書、萌え？その他諸々をしております。

そんな中、先日リリースされた【TSF僕はドッペルゲンガール3 生き写し転校生編】という作品を拝見。
けっこう難解なTSFで、今回はそれについて少々.....


卒業おめでとうシチュ

（C）TSF僕はドッペルゲンガール3 生き写し転校生編


いろいろツッコミどころはあったのですが、まず！作品紹介にあった、舞台 女子高ではないやんｗと。
‥普通に共学でしたね。まぁ、そこはそれほど大した問題ではない。

焦ったのは、そもそもコレってTSFなの？ ‥そう疑問を抱かずにはいられなかった、中盤くらいまでの流れ。
容姿の似た女生徒同士の「立場」（要は人気者かそうでないか）が入れ替わるだけなんですよ、しばらくは。この展開が続けばTSFでも何でもない！

さすがに老舗メーカーがそんなヘマを犯すはずもなく、以降に、一波乱二波乱ありました。
‥うん、たしかにTSF。さらに付け加えるならば、一筋縄ではいなかった系の、TSF。
ご覧になっていない方は、筆者が何を言いたいのか、いまいち伝わりづらいかと思われますが、ともかく複雑怪奇なんですよ。

途中、唐突に「回想シーン」が挟まれたりしていて、おもわず何度も見返したほど‥‥。
詳細を話すと、即ネタバレとなってしまいますから控えますが、TSFにしたのが逆に“もったいない”くらいのシナリオ。
‥ほら、映画などで終盤、観賞者とアッと驚かせる「どんでん返し」って手法があるでしょう？ それと似た類。

しかしだからといって、TSFとして秀逸だったかは、また別の話 になってしまうのですけど（笑）
むしろ大人系作品に、むりやり仕立てあげたせいで？辻褄が合わなくなった節が若干ｗ 仕掛け自体は上々だったように感じます。
映画というよりは、個人的に「世にも奇妙な物語」な味わいに近かったかなぁ。エンディングの仕方といい‥‥。

過去、同シリーズに出演した女優は皆ハイスペック。
‥それに比べてしまうと、演技力（セリフ回し・発声込み）の観点で、主演女優はやや劣るか。
TSの動機やらキッカケが判然としなかったのと、後半の展開に、幾分粗い印象も受けましたので、そこはマイナス点。


《俺評価》★★☆☆☆

《関連》
■【徹底解剖！】 ドッペルゲンガール2 （過去記事）

思いもよらなかった「異邦人」スタイル

先日、私用で都心のマックに立ち寄ったとき、外国人店員の多さに驚きました。


多くなったとは聴いていましたが、まさかあれほどまでとは‥‥。
当該時間帯は7～8割方外国人。国籍も、かなり多岐にわたっているようでした。
応対した東南アジア系の男性店員に、普段滑舌の良くない私も、その日にかぎってはハッキリとした口調、正しい日本語でｗ

直近の【ノットリ】が外国人、に扮した美谷朱里。‥なるほど、そう来たかと（笑）
愛好者しか覗きに行かないであろう、そうでなければ寧ろ困る動画配信専用「バカッター」シリーズの第3弾。
マジマジまともに観たのは今作が初めてでしたけど、想像以上にパンチ効いてましたｗ



（C）憑依バカッター ファミレス編 2連続発売SP 前編「23時のスリル編」


某有名イタ飯レストラン風に見立てたようなメニューと従業員の制服‥。
どこかの店を借り切ったのでしょうか。意外と大掛かり。
おもわぬ形で中国人店員（美谷嬢）にTS後、悪ノリをするのは、おそらくそれまでのパターンと同一です。

少し前に横行したバカッターまがいのことをしつつ、今回は、どちらかといえば嬢自身の身体にフォーカスしていた感じ。
途中、元の人格と同じようなセリフをわざと口にしたり（若干片言）、他者から言わさせられたりといった場面は、なかなか好感。
僅かな違いを演じ分けた、嬢の秀逸演技が光ります。終盤はほぼ絡み。


観ながら感じたのは、外国人という設定もそうですが 「飲食業界」が舞台！これがわりと新鮮。
いわゆるサービスを提供する側の方で、実際に接客をしてみたりだとか「なりすまし」の観点からも、相性よさそうだなと。
異性になって、そういった職種に携わってみたい人‥‥実はけっこういると思うんです。

映画【レオン】で、美女になった竹中直人さんが「ホステス」になってましたよね（笑）。あれと同系列。
本作品は、だいぶ“はっちゃけて”いますが、シチュエーションや展開によって男女のチガイのようなものも、色濃く描写できそう。


とまれ、つぎ配信予定のノットリも、美谷中国人店員編（※1）。
‥さらに、ぶっ飛ばしていそうなこと請け合いですｗ


《関連》
■（※1）憑依バカッター ファミレス編 2連続発売SP 後編「25時の過激すぎワロタ編」 （外部リンク）

嘆息する中年？それでも 「学生がいいです」

卒業シーズン‥‥本来は今ごろのはずなんだけれど、今年は卒業式自体行われるのかも分からないのだとか。

言わずもがな、あのウイルスの影響によって、です。
ただ、逆にそれが彼らの絆を深めているような印象を、先日、街を歩いていたときに受けました。違ってたらごめんなさいｗ

どうやら、このシーズンに合わせて作られたのが、末日にリリースされる【ドッペルゲンガール】の新作。
卒業を間近に控えた「女子高」が舞台になっているとの由。
ストーリー性も重視したという本作品、一体どんな内容になっているのでしょうか――



（C）amazon


概要と予告編を視たかぎり、明らかに前作とタイプが異なりますね。コメディ臭はしません。
‥ちょっと分かりづらかったのですが、主の河奈亜依は「二役」のようです。
容姿の似た女優を使って「ドッペルゲンガール」（以下DG）と称する、最悪の事態は、まず避けられてよかったｗ （仕上がり具合を、演じた当人が知らなかったくらいだから間違いない ※河奈嬢Twitterより）

ただ、ひとつ気になったのは、当シリーズの醍醐味ともいえる変身への過程、および変身するシーンが見られなかったこと。
DGとなった男は、いつから「偽」河奈亜依になり、いかなる理由で彼女にトランスしたのか......

この辺りは、おそらく本編で明かされる‥と思うのですが、そこを省いて、いきなり本物とニセモノが混在しているパターンだと、少々出だしがキツくなる。
あとはいかに「転校生」「卒業」といった、学園モノならではの要素を、どうストーリーに絡めてくるのか見もの。
“一人二役”の演出法にかんしては、これまで以上に注力している模様で、こちらは期待したいです。

前作、前々作と数多のTSファンを魅了してきたDG（※1）。
新作もこれに続き、息の長い人気シリーズとなれるか‥‥大事な分岐点？
はるか前に学校を卒業した中年筆者も、やはり注目せざるを得ませんｗ


《参考》
■（※1）少し早い 《実写》2019ＴＳＦまとめ （DG作品含む過去記事）
■TSF僕はドッペルゲンガール3 生き写し転校生編（サンプル有り 外部リンク）

TS男の「その後」を描いた作品が、秀逸な事態となっていた件

週刊スピリッツで好評連載中【ジャガーン】の乗っ取り男・宿（やどり）篇が再開した模様......


シェアハウスおよび女子大生ライフから一転、「性生活」を謳歌するようになった彼の一挙手一投足に目が離せない状況？ｗ
‥私、これで面食らったのは先日友人から教えてもらったTSFが、まさにその展開だったのですね。
ふたなり作品の続編で、その後カレはすっかり「性」の虜になってしまっていたという――



（C）続・巨チン美少女のザーメンには強●女体化させる成分が含まれています。 晶エリー 大浦真奈美 美谷朱里


ありがちなレズものかと思いきや、意外にしっかりとした構成。スムーズな進行。
でも、どことなく従来の作品と一線を画す感じがして、視聴後に調べてみたら、なんと当作品のメガホンを取ったのは女性監督！真咲南朋（まさき・なお）氏。

元々「♀×♀」を得意とされている方のようですが、なかなか心得ていましたよ。
女性で、これほど男目線‥いや、TSF目線の作品を創れる人物がいたとは、正直驚きましたね。

具体的にいうと、全体がスタイリッシュ！ 映像にしても、女優たちが着ていた服にしてもそうですが、何か洗練な美しさを感じました。
エロスの他に「美」の部分もおろそかにしない‥むしろ、もっと強調させたい‥。女性監督だからこそ成せた業。
「一線を画していた」の源流は、おそらく、これでしょう。



（C）同上


先乗りされた視聴者方の中には、彼女たちのリアルすぎる腰つき？を讃える意見も目立ったのですが（笑）、上記の辺りにもぜひ注目してみてほしい。
前回記事でも少しフォーカスした美谷朱里の鉄板演技。性欲を満たすための相手を「出会い系サイト」で物色していたという、きわめて現代的な視点にも好感（若干ここも最近のジャガーンっぽいｗ）。

いちおう主演扱いは、晶エリー。嬢の姿をTSFで見たのは個人的に男女入れ替わりカメラ以来、12年ぶり2度目の快挙（笑）
あの頃とはまた違い、妖艶な色気を身にまとっておられた。TSの対象は両嬢で、これだけの演者を揃えられたら、悪くなるわけがない！

‥思わぬ形の出合いではありましたけど、ひさびさ愉悦に浸ることができた一本。


《参考》
■週刊ビッグコミックスピリッツ 2020年12号【デジタル版限定グラビア増量「阿部華也子」】（2020年2月17日発売） [雑誌] （外部リンク）
■続・第１回輝く！日本ＴＳ大賞　【２００８．オトナ版】 （男女入れ替わりカメラ含・過去記事）