『不完全な女体化2 男子禁制シェアハウス編』 感想・見どころレビュー（※長文）

最近の女装士さんたちって、たくましいのですね.....


ＳＮＳ上で公然と顔出し。
彼らの美貌を覗けばそれも頷けますが、実、スカートの下の“ブツ”をおっ立てていた‥だなんて、見た目とギャップ感アリアリなつぶやきも散見できたり（笑）
アイシャドーを施してマスクをかけ、きちんと脱毛をすれば、少なくとも画面上では誰もが女の子に変身できてしまう時代。
そんな“もうひとりの自分”に酔っている彼らも、ある意味「不完全な女体化」といえるのでしょうか‥。

見た目は愛らしい女の子。でも「男の象徴」箇所だけがどうしても隠すことのできなかった、ふたなり女子参上。
先週発売、【せっかく女になったのに‥不完全な女体化で下半身はふたなり！？2 男子禁制シェアハウス編】を視聴いたしました。




（Ｃ）せっかく女になったのに…不完全な女体化で下半身はふたなり！？2 男子禁制シェアハウス編


結論から申し上げましょうか。パフパフしてもらった際の亀仙人ではありませんが‥‥

生きててよかったー（＞＜）

ひっさびさでしたね。これほどの良作と巡りあい、爽快な気分に浸れたのは。
‥むろん、個人差はあると思いますけど、曲がりなりにもこの界隈で生息してきた私としたら、歴代でも5本の指に入れたいくらいの中身の充実さ。
発売前から、なんとなく良作臭はしておりましたけれど、まさに期待を裏切らない内容でした。その要因をここにいくつか挙げていきます。


◇物語設定のよさ

男子禁制のシェアハウスの潜入するために、女体化‥。明確な目的意識、動機づけがあります。
したがって、当初は“自分自身”に対して、さしたる関心は示しておりません。
‥ここから女物の服やメイク道具を買いに行き‥そうした実に丁寧な“作りこみ”がなされ、目的を果たすために順を追って準備を進めていく様が、まず秀逸。
可愛らしくなったうえで、やがて、その好奇な目が自分自身に向けられる‥といった展開も、けっこう真理を突いていたと思います。
ちなみに“被験者”となったは麻里梨夏。ネット上に転がっていた画像を拝借した模様で、設定のうえでも、一応実在していた人物。よって（不完全な）変身モノとなります。


◇スリル満点？

男子禁制の場所に潜り込むのだから、見た目以外にも、歴とした女性として振舞う必要があります。
時にボロを出しそうになりながらも、そこが逆にリアルだった、懸命に女子に“成りすまそう”とする麻里嬢の演技が「◎」
シチュエーションによって声色を巧みに使い分けていた点といい、成りすましの努力具合は、過去作のなかでも最大級。

‥そりゃそうですよね。男ってバレたら追い出されてしまうんですもの（笑）
管理人とのド緊張面談？から一転し、意中の娘のルームに潜入した際の、ハメを外した嬢の“ＴＳ男がやりそうな感”も、ほぼ完ぺきに描写。

一度、オンナに成りすましたうえで鏡にキスをするとか、かなりツボを得た行動を取っていたのもさることながら、その鏡に向かっていく嬢の恍惚な表情にも是非注目してみてほしい。雰囲気満点。一見の価値アリ。騙されたと思って一度、ぜひｗ



（Ｃ）同上


◇すばらしきシナリオ

当作品を生んだルート山崎氏‥ですか？カレは神ですね（笑）
相部屋となった女の子との2段ベット上で交わされる会話も実にリアリティに満ちていて、ひとりＨにまで持っていく流れも、まったく違和感ありません。
最初から本当によく練られたシナリオ‥。
今回はやたら精巧に出来ていた？“ふたなり”部分はさておき、ＴＳを作品としてここまで忠実に表現できたお方も珍しい。
なので、中盤以降のレズ三昧も、いちおう辻褄は合っており「没入感」はそれほど失せずに済むでしょう。

前作より、はるかにパワーアップをみせてくれた不完全な女体化シリーズ。
ヘンに学校を舞台とさせたりするのではなく「シェアハウス」に着目した点も、大当たりでした。
続編で他のパターンも観たいのですが、当作品を超えるのは、ちょっと容易ではないかも‥。麻里嬢以外の女優陣も、誠にすばらしかった！！


《俺評価》★★★★★（特Ａ）

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