T‐STYLE

ここは性転換、入れ替わり・憑依・変身モノ等を扱った作品を好む人達秘密の花園です☆
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これが本当の万能(変身)薬?

2013-12-08 21:05:19 | 作品紹介 一般・動画.2
“官能”小説と呼ばれるものは滅多に読まない‥
いや?まともに読んだのは今回が人生で初だったけれど、凄かったなぁ。


睦月影郎さん著の「変身ペットBOY」って小説。




こういった分野を得意としているのもあるんだろうけど、あらゆる“男女の絡み”的な描写が全編を通じ「これでもか!」ってくらい、繰り出されてくる。
実体験に基づくもの多少含まれていた(?)のかもしれないけど、小説家の想像力には感嘆します。


唐突に、なぜこの本について触れてみたかといいますと、理由はもちろん!「TS」があったからに他ならないのですが、そっちに重点を置かれた作品ではないので、該当しているのは全6章のうちの1章にしかすぎません。

「変わり玉」 といわれる変身薬を手に入れた主人公がレズビアンの女の子の気を引くために、自らを女体化させて、その娘とハレンチな行為に及ぶというのが、それです。


変身できる旨をあらかじめ伝えていたり、レズビアンには主人公とも顔見知りの好きな人がいるのに、敢えてその娘には変身せずに“自分ベース”の性転換を試みたりと、いささかもどかしかった。TSメインなら『もっと美味しい方向に持っていけたのに』 なんて(笑)。


話が前後します。
飲んであとはイメージをするだけで好きな姿に変身できるという、変わり玉の“効能”について少々。

変身できていられる時間は60分。
‥この設定はよかったと思いますね。物語ならある程度「制約」のあった方が楽しいし。

部分的な変身、のみも可。たとえば顔だけですとか。主人公も屈強な格闘家に、ボディだけ変身させていました。
嬉しいのは本のイラストにあるような動物に変身しても、人間の言葉を理解して、さらに声を発することもできる点。

猫に化けて可愛い娘に襲いかかるシチュエーションも悪くはないのですが、猫に身を預けてしまう‥‥そんな女はちょっと嫌だなぁと、冷静にw

ウルトラマンみたいに体を巨大化させたり、逆に縮小することも可能な変わり玉。まさに万能です!


最後に物語そのものについて。
それまで童貞だった主人公にとっては何だか虫のよすぎるような展開が続き、読み進めるうちに、だんだんとジェラシーが芽生えてきました^^;

オイシイ思いをしすぎた主人公に、なにか災いが起きてくれるラストを、ひそかに期待していたのですが‥。
変わり玉を持たない、モテない筆者の小さな希望は、果たして叶えられたのでしょうか...


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