柏崎原発2号機、配管にひび=外部環境に影響なし-東電
東京電力は3日、新潟県中越沖地震で被災し運転停止中の柏崎刈羽原発2号機で、原子炉再循環系配管の接ぎ目にひびが見つかったと発表した。ひびは管内部の1カ所だけで、放射能漏れなど外部環境への影響はないという。
東電によると、配管の厚みは38.9ミリ。見つかったひびは長さ約12ミリ、深さ約2.9ミリだった。地震によるものではなく、溶接時の熱などの影響が原因の「応力腐食割れ」としている。
同社は今後、国の定める健全性評価制度に基づき、補修の必要性の有無などを検討するという。(2009/09/03-19:15)
ひびは地震によるものではなく、溶接時の熱などの影響が原因の「応力腐食割れ」としているそうだけれど、それはそれとして問題ではないだろうか?
と言うのは、
政治の記事に次のようなものが引用してあった。
敦賀原発1号、運転40年超へ=保安院が正式に認可-16年まで継続・日本原電
9月3日17時48分配信 時事通信
経済産業省原子力安全・保安院は3日、来年で運転開始40年を迎える日本原子力発電の敦賀原発1号機(福井県敦賀市)について、老朽化を踏まえた適切な保守管理方針が策定されているとして、運転継続を正式に認めた。これを受け同社は同日、敦賀1号機の運転を2016年まで継続すると発表した。運転開始から40年を超える原発は国内初となる。
柏崎原発の場合、30年未満であっても、腐食割れで配管の継ぎ目にひびが出来ているのである。
それが原子炉の耐久年数とされている30年をはるかに超えて40年たってしまった原発を、此れまで支障が見つからないと言う理由で、更に7年間も延ばそうというのである。
明白な障害又は事故が起きない限り、この危険極まりない原発を使い続けようと言う姿勢が、
近隣の人々にどれ程の脅威を与えているか、考えても分かると思うのに、
只希望的観測だけで、40年経過した原発に「大丈夫」とお墨付きを出すのである。
ここ迄安全より利益優先の姿勢が、あからさまな経産省に、
原子力発電所の許認可をさせて、地震国日本に原発を造らせ続けてきた行政に、
新しい政権である民主党は「待った」をかけてくれるのだろうか?
国民の安全を脅かすものは、外国からのミサイルだけではないと言う事を、
新政権はちゃんと認識して、安全を経済の犠牲にしない、
「国民の生活が第一」の政治を、実行していただきたいと切に願われる。