春 夏 秋 冬

めぐり来る 春夏秋 麗しき 大和し護れ 民草いとえ 
          

ブログ休止のお知らせ

このブログの表題に入れた短歌の、春夏秋冬の中の冬の字が、誰かによって削られて、修正不能になって久しいのですが、昨日から編集画面までが、誰かにいじられたようで、出す事が出来なくなっています。 この記事作成画面も、何時使用不能になるかもしれない状況にありますので、 春夏秋冬はこの記事をもって、しばらく休ませていただく事にしました。(2010年3月) * * * * * * *  Fc2ブログに不祥事が起き、広告主が引き上げたそうです。 Fc2は何時終了になるか予断を許さない状況かと思い、 気になる過去記事を少しずつ、こちらのブログに写す事にしました。(2015・4・24)

危険思想

2009年09月06日 11時25分41秒 | 思想信条
今朝のサンデーモーニングで、鳩山由起夫さんの論文がアメリカで、
アメリカを否定しようとしていると、批判されていると言う話題になった時、
「アメリカでもあの論文を支持する人もあるし、アメリカ離れではないかと危険視する人もある。
危険視している人は、主に此れまで日本から利益を得ていた人たちで、その利権が失われるのを恐れているのだと思う。」と金子勝さんが言っておられました。

アメリカで鳩山論文を声高に批判する者があるからと言って、それが即アメリカを代表する意見であるとは限らないと、知らなければならない、と言うことなのでしょう。

私の父などは戦後間もない頃まで、
「人間が皆平等だなどと言うのは、危険思想だ。」と言っていました。
殿様も足軽も同じ人間だなどと言うなんて、とんでもないと本気で思っていたようです。
子供の頃に周りの大人がそう言う思想であったら、素直な子供ほどそれを自分の意見だと思い込んでしまうようです。

でも平等の思想が誰にとって危険なのかと考えたら、
それは支配者階級だった人たちが、此れまで得ていた利権を取り上げられる恐れが有るから、支配者階級にとって危険思想であるに過ぎません。
庶民が殿様階級の為に、四民平等を危険思想と言うとしたら、
今なら「ばっかじゃないの!」でかたずけられてしまうでしょう。

しかし親代々殿様の加護を受けていた家の子であったら、
殿様の利益は自分達の利益であるから、
四民平等は危険思想と言うことになるのかもしれません。

アメリカで日本が此れまでの従米路線を修正しようとする事を、危険思想と断ずる勢力が有るとしたら、それは従米路線の日本から多額の利益が入っていた勢力と考えても、それほど間違ってはいないかもしれません。
そして、そのアメリカの意見を声高に吹聴する日本の勢力も又、
盲目的従米路線によって、利益を得ていた日本人と見ても良いのではないかと思います。

日米両国の従米路線修正を危険視する勢力は、共に日本の利権に群がっていた勢力と見ても間違いないのではないでしょうか?

一口に危険思想と言っても、誰にとって危険思想であるかを考える必要があると思います。
今の日本は民主主義の時代なのだから、国民に不利益を押し付ける思想が、危険思想であると言うべきなのではないでしょうか。