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政治」さんからのTBで、驚くようなニュースを知った。
民主党の小沢環境大臣が、鹿児島で経産大臣あてに
「温室効果ガス削減のために3号機(原発の)を最大限に活用するように」と環境相の意見書として提出したのだそうである。
環境省と言うところはCO2さえ削減したら、事たれりと思って仕事をしているところなのだろうか?
環境を守ると言うのは、あらゆる公害を予測して防ぐ努力を、不断にしてくれている役所だと、私は思っていたのだけれど・・・・・
原発の発電機が放射能に満たされた物体である事は誰でも知っていることだから、
もし万が一不具合が生じた時には、どんな環境汚染をもたらすか計り知れないものであるとの認識で、
慎重の上にも慎重になるように経産省に働きかけるところが、環境省なのであると信じていた私が、間違っていたのだろうか?
「地震?多分大丈夫だろう。」
「従業員の操作間違い?ちゃんと教育したら大丈夫だよ。」
「放射性廃棄物?どこかに埋めてしまえばおしまいさ。」
「大金かけて造っても、30年したら、原発として完全でなくなるから、使えなくなるのではないかって?大丈夫、現在でも40年たっても使っているところが有るから、50年でもいけるんじゃないかな?その時はその時さ。」
とでも言って心配する者をいなしてしまわれるのだろうか?
放射能にさえこれほど無関心なのだから、他の公害をもたらす恐れの有る物質についても、どれ程取り締まってくださるか?心もとない限りである。
海がめへの配慮の振りも、偽善者っぽくて、末恐ろしい。
配慮する振りだけして、実質は犠牲にするのをいとわないと言うのが、
この大臣の本質なのではなかろうかと感じられて。
今日は海がめだけど、明日はわが身の上に降りかかる禍になるのかも、と思えて・・・・・
民主党はこんな環境大臣を、このまま放置して置くお積りなのだろうか?
「ちょっと、ガッカリ」
温室ガス削減「原発フル活用を」…環境相が意見書
9月29日7時40分配信 読売新聞
小沢環境相は28日、九州電力が鹿児島県薩摩川内市の川内原子力発電所に計画している3号機増設について、温室効果ガス削減のために3号機を最大限活用するよう求める意見書を直嶋経済産業相に提出した。
意見書は環境影響評価法に基づく手続きの一つ。これまでは自然保護の観点で書かれてきており、原発活用が盛り込まれたのは初めて。温室効果ガスの1990年比25%削減を中期目標に掲げた新政権の姿勢が反映した。
原発は火力発電所のように化石燃料を使わないため、二酸化炭素(CO2)排出量を低く抑えられる。2019年度の運転開始を目指す3号機は計画中を含む原発では国内最大の出力159万キロ・ワット。九電が3号機を最大限に稼働させ、火力発電所の出力を抑えると、九電の年間のCO2排出量の約3分の1にあたる700万~900万トンが削減できる見込みだ。
意見書は建設予定地の海岸はアカウミガメの産卵場所であることから、夜間工事の自粛など、適切な環境保全措置も求めている。 最終更新:9月29日7時40分