最近思うことは住宅業界の
今後の歩みについてです。
大手メーカーは北米や中国
オーストラリアに活路を見出し
国内需要においては少子高齢と
共に減退気味となります。
時代背景においてSDGSやHEAT20
などの影響もあり、ローコスト系の
住宅が少なくなり、加え断熱気密において
会社間の違いがなくなりつつあります。
業界内では2050年問題というものが
あり、日本の空き家率が現在約17%⇒
30%を超えるという試算が出ております。
どの会社も生き残りに必死で、先の快適性能
や全館空調という快適面やインスタにある
ようなデザイン面に焦点を当て販売を
しておりますが、
空き家が増えている大きな原因は、
人口減少時代にも関わらず住宅の
供給がこのように止まらないことです。
中古住宅の取引が増えてきたとはいえ、
まだまだ新築住宅の売買が盛んなのが
日本の実態です。
活用できる潜在的な中古住宅の多い
ことも指摘されており、建設的な
需給バランス調整が求められています。
最も空き家率の低い埼玉県でさえ、
最も空き家率の低い埼玉県でさえ、
空き家率は10%を超えています。
この空き家率をいかにして抑えて
いくかが、日本の将来像を左右する
といっても過言ではありません。
この問題にどのように向き合って
行くかは今後の住宅会社の使命だと
痛感しております。