初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第2723回】適正規模

連日、色々な物の価格が

値上げされるというニュース

を目にします。

 

石油、各種食品、木材、

合板、電気代、住設機器など、

挙げればキリがありません。

 

その要因は、コロナ禍における

物流の停滞なども影響がある

かもしれませんが、単純に円安に

なっているから、とも

考えられるでしょう。

 

今、世界に展開している日本企業は、

世界に生産拠点を持っていて、

円安になったとしても、昔のように

メリットは少なく、逆に輸入品は

円安の影響をモロに受けて、

価格が高騰する訳です。

 

住宅業界では、木材価格が上昇し、

次に合板と言われる、家を建てる上で

欠かせない板の価格が猛烈なスピード

で上昇しています。

 

そして4月以降より、

住設機器なども上がり、

正直、同じ30坪の家を建てるのに、

3年前と比較して200万は

価格がUPします。

 

お客様との契約時の原価と、

工事着工時の原価が相当変動するので、

元から低粗利でやってきた住宅会社は、

経営していく上で必要な粗利益額

が更に減少し、赤字になる企業が

続出するでしょう。

 

その上、価格上昇であったり、

不況の中で、家を建てる絶対数

が減ったりする中、着工棟数を

落とすと、資金が回らなくなり、

倒産してしまう会社が増えると

想像します。

 

会社としての適正規模を考え数を追わない
 
という姿勢が今後はとても大切に

なる時代です。

 
正しい道を見極めて行きましょう!
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「経営を考えるものとして」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事