ファイトまさちゃん!

今日も一日、笑顔でガンバ!

久しぶりのドライブ~

2008-12-09 00:02:48 | Weblog




病院に着いた次の日も、その次の日も、お天気がとってもいい日で穏やかな日が続いていた

二度目の手術を終えてからは、まだ、車椅子で、病院の周りを、散歩するくらいだったから、まさちゃん、一度車で、外の景色を見せてあげたかった・・・

看護婦さんに相談して、主治医の先生に、聞いてもらった~

お母ちゃんの主治医の先生ね、とっても熱心な優しい先生で、わざわざお母ちゃんの所に来て、「外出してもいいですよ、気分転換してきてください」って、許可してくれたんよ

「お母ちゃん、車で、ちょっと行ってこうか!」って、まさちゃんが言うと、お母ちゃんの顔も、ぱぁ~っと嬉しそうやった。。。

まさちゃん、久しぶりに、おかあちゃんに、お化粧してあげたんだよ

看護婦さんが、お母ちゃん見て、「可愛い」って、何度も言ってくれてたわ

お誕生日に、孫にもらった毛糸の帽子かぶって、お姉さんからのプレゼントの素敵なカーディガン羽織って、まさちゃんがプレゼントしたマフラーして、寒くないように、バッチリ準備してね準備万端、さぁ、出発!






すぐ近くに甲の形をした甲山っていう山があってね

甲山が綺麗に紅葉して色づいているのが見えてきたら、お母ちゃん
「きれいやなぁ!」って、感激してたよ

だって、こんな風に景色眺めるの久しぶりだもんね~

しばらく走ると、海も、とっても綺麗に見えて、「きれいやなぁ~」って、なんべんも、言ってたわ

外出予定の一時間半は、あっという間に過ぎていったよ






その次の日も、とってもいい天気でね、今度は、ちがう所に連れてってあげようと、受付の人に、もっと、綺麗なところ、ありませんか?って聞いてみた

教えてもらったように、ゴルフ場を越えて、山道を車で登って行くと、レストランがあったあった!ここから眺める景色が綺麗だと教えてくれたんだっけ・・・

でもね、ここのレストランは、もう閉店して、やってなかったんよ
このレストランから、素晴らしい景色を眺められるように建物が建ててあるので、素晴らしい景色は、レストランの向こう側で、せっかくここまで、来たのに、、、って、仕方なく、写真、一枚撮って帰ろうとしたんだけどね

ちょっと待て、どこか、向こうに行ける道ないかなぁ~って、まさちゃん、お母ちゃんの車椅子押しながら、建物の端っこまで、行ってみた

そしたらね、なんとか、車椅子が通れるくらいの幅で、向こうに行ける 空き地があったんよ

でもな、これが、かなり、急な坂道やった・・・







ほんとは車椅子を押せるような坂道じゃなかった・・・

けど、ちょっと先に素晴らしい景色見えてるのに、ここで、まさちゃん、諦めるわけにいかへんかった

とにかく、お母ちゃんに、この景色見せてあげたかったんよ~

車椅子を逆にして、必死で、車椅子がずり落ちないように、支えながら、少しずつ、少しずつ、坂道を下って行った

「おぉう、大丈夫かいな、、、」って、ちょっと怖がるお母ちゃんに

平気なようなフリをして、ほんとは、必死やったけどね

「大丈夫や~、ちゃんと持ってるさかい、、、」って、いつものカラ元気で安心させた

やっと、少し平地にまで、来て、お母ちゃんに景色見せてあげたら

「あぁ~!綺麗やなぁ!」って、感激してたよ

苦労して、ここまで、連れてきてあげて、よかった!まさちゃん、思ったよ

けど、苦労は、もうちょっと続いてたわ~

まさちゃん、車椅子あんまり、外で押したことないし、なんとか、下ってきたけどね、今度は、その急な坂道、登って行くこと、あんまり考えてなかったんだよね

それに、舗装されてない草も生えてる山道は、車輪も食い込んで、登って行くのが、これまた、大変やった

一生懸命、車椅子を押してるまさちゃんにお母ちゃんも、

「よいしょ!こらしょ!」って、一緒になって、声かけてくれてた

舗装された道まで、たどり着いた時のホッとしたこと、、、

ちょっと、無謀なドライブやったけど、素晴らしい景色を見せたまさちゃんも、景色見て感激してくれたお母ちゃんも、満足して、病院に帰っていったんだよ~

きっと、ここからの景色も、坂道のことも、二人だけの大切な思い出だわ




さぁ今日も笑顔で、ガンバだね~

ながながと付き合ってくれた、あなたありがとうね

ここに来てくれたあなた、ほんとにありがとう