ようこそガンバ
温泉好きなお母ちゃんのために、こっちに連れて来てあげると、必ず、山中温泉に連れてってあげることにしてるんよ
今日もいつものホテルに外から、お風呂だけ入りに行って来た
外から入ると、入浴料は1000円だけど、ゆっくり入るとそう高くもないと思える
河鹿ロイヤルホテル、ここの露天風呂から眺める新緑は最高だよ
お風呂は、たった一人お客さんが入ってただけで、まさちゃんとお母ちゃんの貸切状態だった
露天風呂に二人でつかりながら、お母ちゃんが満足そうに言ってくれてた
「こんなとこ、なかなか誰も連れて来てもらわれへんなぁ、、、」ってね
足の不自由なお母ちゃんを連れているとね、あっちこっちで、不便なところ、逆に不自由な人にも親切なところがあるってことに気が付いてくる
お風呂の入り口に行く前にも、かなり長い階段を下っていかなくちゃいけないんだよね、、、、
お母ちゃんは、まだ、少し杖をついて、片手を持ってあげると、何とか降りていけるけど、もっと足が不自由な人だったら、この階段は、降りていけないな、、、って思った
お風呂に入ってから、車椅子を押しながら、気持ちいい風を感じながら、あやとり橋まで、連れてってあげたよ~
車椅子ってね、坂道(下り坂)は、後ろ向きに進んであげるんだよ
進行方向に下がっていったら、乗ってる人も不安だし、危ないし、、、、
このあやとり橋、一人で歩いてた時は、そうも思わなかったけど、車椅子を逆にゆっくり下っていったら、結構、傾斜はきつかったわ
大事なお母ちゃんを怪我させちゃ大変だから、ゆっくり、ゆっくり、後ろ向きに下って行って、橋を渡り終えようとしたら、
橋の一番最後のところに、段差があった
たった5センチほどの段差があると、車椅子は、前に進めないんだよね、、、
お母ちゃんに車椅子から、一度降りてもらったわ
あやとり橋の入り口は、ちゃんとスロープが作ってあったのに、ここまで、車椅子で来る人も居ないって、思ったのかな、、、って、せっかくだったら、橋の入り口だけでなく、渡りきったところも、体が不自由な人が渡ることもあるって、考えてほしかったな・・・
実際に車椅子で、利用してみると、いろんなことが、その人の立場で分かるもんだよね
遠くから、来てるらしい若い二人とすれ違った
男の人が一緒に歩いてる女の人に
「きれいなところだね~」って話してるのが聞こえた
それを聞いてて、まさちゃん、なんだか嬉しくなった
このへんも、まさちゃんの、もう一つのふるさとになってきてるから
橋を渡って、結構急な坂道も下って、ベンチでのんびりして、
いざ、橋のたもとまで、行こうとする坂道も、戻りに上って行こうとすると、これが、結構キツかった
一生懸命、力いっぱい、お母ちゃんの車椅子を押しながら、ちょっとダイエットにでもなったら、いいけどな~なんて思ってた
こないだお母ちゃんに、日記を書いてもらっていたら、
お父ちゃんが亡くなったときのことを書いていた
『』当時は淋しく思い、楽しかった主人との想い出など思い出しては、夜は床の中で涙をながす日が多かった。
でも、三人の子供達を守ってやらなければと思うようになった・・・」なんて書いてあってね
まさちゃん、ずっと気丈夫に頑張って来てくれたお母ちゃんも、お父ちゃんに先に旅立たれたときは、一人で泣いてたんだな~って、初めて知ったよ
そして、いろんなことを乗り越えて、今日があるんだな~って思った
それは、こちらのお母さんもおんなじだよね
若いころ苦労して、いろんなことを乗り越えて、今がある
昨日は二人一緒に連れてってあげれなかったけど、また二人を連れてってあげなくちゃね
さ~ぁ!今日も一日笑顔でガンバ
みんな元気出して頑張ろうぜ
いつも、来てくれて、ほんとにどうもありがとうね