早春に赤の色が珍しいマンサク「ダイアナ」。これもマンサクとシナマンサクの交雑種。まだ梅もほとんど咲かない頃に、赤いリボンがねじれて咲いて、梅園に趣を添えている。
(2020-02東京都 神代植物公園)
早春に赤の色が珍しいマンサク「ダイアナ」。これもマンサクとシナマンサクの交雑種。まだ梅もほとんど咲かない頃に、赤いリボンがねじれて咲いて、梅園に趣を添えている。
(2020-02東京都 神代植物公園)
一重の白の大輪の椿「磨墨」(するすみ)。大盃状咲きの輪芯の超大輪の花だ。1800年代に愛知県で作出、1876年に伊藤永宝の命名によるとされている。花弁の末端が縮れて波打つところがすばらしい。大きく開いた花芯のしべがほとんど花弁からあふれそうである。
(2020-03 東京都 神代植物公園)
白の花弁に赤の雄しべの葯がとくに目立つ「ハナネコノメ」。高尾の谷沿いの道を歩く楽しみをひときわ高めてくれる。ずっと探していて、やっと見つけたときには歓声があがった。
(2020-03 高尾山)
著名なデザイナーの名前をつけた赤バラ「クリスティアン・ディオール」。剣弁高芯咲きの妖艶な大輪のバラ。メイヤン家の作出になるバラらしい豪華さだ。
(2019-11 川崎市 生田緑地バラ苑)
トップデザイナーの名を頂くにふさわしく洗練された花型、花色が最大の魅力である。花もちが良く、退色も少ない。香りはティー香。日本人に好まれる性質を持ったバラ。しばしばコンテストの勝者となった。赤バラは一般的にトゲが多いが、この品種はさほどでもなくすらりと伸びたステムは赤みを帯び花を引き立て、今なお見るものを惹きつけてやまない。さすがメイアン氏のばら、といったところであるが、本人は命名の由来をこう語っている。「いままでのバラとどこか変わっている。よく見ると少しも変わっていない。デザイナーが毎年発表するデザインと同じである。」と。
品種名 クリスチャン ディオール
ローマ字 Christian Dior
系統 ハイブリッド ティー (HT)
Hybrid Tea
咲き方 四季咲き
香り 微香
花径 10㎝
樹高 1.5m
樹形図 1a番 直立
作出年 1958年
作出国 フランス
作出者 Francis Meilland
交配
( Independence × Happiness ) × ( Peace × Happiness )