野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

華やかなピンクの花が枝一杯に咲く早咲きのカワヅザクラ(20-039)

2020年04月16日 10時05分23秒 | 

伊豆の河津で発見された早咲きのカワヅザクラ(河津桜)。ソメイヨシノよりも早く咲く彼岸桜の一種で、華やかなピンクの花が枝一杯に咲くので、河津は桜見物の名所になっている。温泉地なので、地面の温度も高いことも影響するのだろうが、早咲きの桜が日本人の心をソワソワさせる。

(2020-02 川崎市 公園) 

 

河津桜

カワヅザクラ(河津桜)は、日本にあるサクラの一種である。オオシマザクラ (Cerasus speciosa (Koidz.) H.Ohba, 1992) とカンヒザクラ (Cerasus campanulata (Maxim.) A.N. Vassiljeva, 1957)の自然交雑種であると推定されている。

カワヅザクラの学名は 『Cerasus lannesiana Carrière, 1872 ‘Kawazu-zakura’』

特徴
1月下旬から2月にかけて開花する早咲き桜である。花は桃色ないし淡紅色で、ソメイヨシノよりも桃色が濃い。また花期が1ヶ月と長い。


由来
1955年に静岡県賀茂郡河津町田中の飯田勝美が河津川沿いの雑草の中で1mほどの原木を偶然発見し、庭先に植えたことが由来である。1966年から開花し、当初、発見者の飯田家の屋号から「小峰桜」と地元で言われてきたが、その後の学術調査で今までに無かった雑種起源の園芸品種であると判明し、1974年に「カワヅザクラ(河津桜)」と命名され[、1975年に河津町の木に指定された。現在も原木はこの地に存在し、2007年現在で樹齢50〜60年である。また、1968年頃からこのサクラが増殖されるようになった。町の木指定に伴い、町民有志らによる植栽が河津川河口などから町内全域に広がったが、樹勢劣化や病虫害による病斑や、植栽間隔が短く枝が接触することによる生育障害も見つかるようになった。また、堤防の樹木は根元から水が入り、土壌が緩んで決壊しやすくなり、流木による堤防の損壊や水位上昇につながる恐れもあることから、1998年施行の改正河川法により河川区域での植樹は禁止された。

イベント
名前の由来となった河津町では1981年より、毎年2月10日前後から3月10日前後にかけて河津桜まつりが開催される。河津駅近辺の河口から河津川にそって「河津桜並木」が約3km続いており、毎年この時期になると大勢の観光客でにぎわう。夜にはライトアップされる。

また、寒波などの影響で開花が遅れ、河津桜まつり閉幕後も河津桜が楽しめる年もある。このような年は河津町観光協会の判断により、特別イベントとして「かわづ春うららまつり」が1週間実施される(2012年・2013年に実施)。


淡いピンクの花が清楚な印象を与えるイワウチワ(高尾の花23)

2020年04月16日 08時40分25秒 | 

淡いピンクの花が清楚な印象を与えるイワウチワ。斜面に下向きに咲いていたので、後ろ向きの写真である。五つに割れた花弁の先がさらに小さく割れて、繊細な趣である。

(2020-03 南高尾) 

 イワウチワ [岩団扇]

花の色 ピンク
開花時期 04 、 05
花の特徴 茎先に花径3センチくらいの淡い紅色の花を横向きに1輪つける。 この花とよく似たイワカガミは1本の花茎にたくさんの花をつける。 花冠は漏斗状で先が5つに裂ける。 裂片の先は細く裂ける。 雄しべは5本で、花冠のつけ根の部分に仮雄しべが5本ある。 萼片は5枚である。
葉の特徴 根際から生える葉は長い葉柄を持ち、円形をしている。 葉の質は厚く、縁には波状の鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
その他 和名の由来は、岩の上に咲き葉の形が団扇(うちわ)に似ているところからきている。 属名の Shortia はアメリカの植物学者「Charles W. Short」の名にちなむ。 種小名の uniflora は「uni(1つの)+floris(花)」に由来し、「1つの花の」という意味である。
生育地 山地の林の中や林の縁、岩場など
植物のタイプ 多年草
大きさ・高さ 5~15センチ
分布 日本固有種 本州の東北地方から中国地方
名前の読み いわうちわ
分類 イワウメ科 イワウチワ属
学名 Shortia uniflora


鮮やかな橙色の大輪のバラ「サマー・ホリデイ」(薔薇シリーズ162)

2020年04月16日 07時10分25秒 | 

鮮やかな橙色の大輪のバラ「サマー・ホリデイ」。剣弁高芯咲きのストレートな赤いバラだ。1967年作出の歴史のあるバラで、「夏休み」という名前のように、夏の暑さにも耐える強い品種らしい。

(2019-11 川崎市 生田緑地バラ苑) 

バラ「サマー・ホリデイ」

【作出年】 1967
【学 名】 Summer Holiday
【樹 高】 1.2~1.4m
【花弁数】 40~50
【花 径】 12~14cm
【開き方】 剣弁高芯咲き
【形 状】 直立性
【花 期】 四季咲き
【香 り】 中香
【棘の程度】 中程度

【特 性】
 鮮やかな橙色で
 樹勢も強く育てやすい強健種。