野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

早春に幾重もの華やかな花弁で花壇を飾る「ラナンキュラス」(20-043)

2020年04月20日 11時06分30秒 | 

早春に幾重もの華やかな花弁で花壇を飾る「ラナンキュラス」。キンポウゲ科の花にはみえないほどの豪奢な花だが、英語名は「バター・カップ」という名前で、黄色のシンプルなキンポウゲに似た花につけられた名前らしい。少し作り物の印象があるが、早春には華やかな色どりで花壇を活気づけてくれる。

(2020-02 川崎市 花壇) 

 

 

ラナンキュラスとは
ラナンキュラスは幾重にも重なった、明るい花弁が魅力的な秋植え球根です。近年、切り花用品種を中心に改良が急激に進み、花色だけでなく花形も変化に富んだ品種、香りのよい品種が登場しています。
キンポウゲ(ラナンキュラス)属の植物は約500種ありますが、「ラナンキュラス」と呼ばれているのは、中近東からヨーロッパ南東部にかけての、地中海性気候の地域に分布するラナンキュラス・アシアティクスを中心に改良された園芸品種です。秋から春にかけて生育し、高温になる夏には休眠します。
「ラナンキュラス」はカエルを意味していますが、これはこの属の多くの種が湿った場所に生えるからです。しかし、ラナンキュラス・アシアティクスは多湿にならない水はけのよい場所を好みます。

基本データ

園芸分類 草花,球根
形態 多年草 原産地 中近東からヨーロッパ南東部
草丈/樹高 30~50cm 開花期 3月~5月
花色 黄,白,赤,ピンク,複色,紫,緑,オレンジ 栽培難易度(1~5) 
耐寒性 普通 耐暑性 弱い(暑くなると休眠)


淡い紅紫色の桜「御殿場桜」(高尾の花27)

2020年04月20日 10時12分24秒 | 

静岡県の御殿場に古くからみられた淡い紅紫色の桜「御殿場桜」。背が低い木にもたくさん花がつくので盆栽に好まれるようだ。透明感のある花弁に滲んだようなピンクが可憐だ。

(2020-03 南高尾) 

 

「御殿場桜」

生け垣や盆栽としても有名な桜です。静岡県の御殿場市や裾野市に古くからあったもので、豆桜(マメザクラ)と他品種との交配種と見られています。刈り込みにも強いことから生垣や盆栽としても多く利用されている。花の色は淡い紅紫色で、花びらの外側には濃い紅色が残り、散り際には花芯が赤味を帯びる美しいサクラです。春の庭木や記念樹として、お庭や鉢植えで桜(サクラ)を楽しんでみては如何でしょうか。


一重の渋いピンクのバラ「デインティー・ベス」(薔薇シリーズ166)

2020年04月20日 08時01分03秒 | 

一重の渋いピンクの花弁の中央に、赤紫のしべがひっそりとまとまるバラ「デインティー・ベス」。シンプルな花だが、花弁の波打ち具合も魅力的だ。1925年にイギリスで作出された古い伝統のあるバラだが、一重のバラは希なだけに忘れ難い。デインティー・ベスという名前は、「きゃしゃなエリザベス」というほどの意味で、このバラの特徴をよく出している。

(2019-11 川崎市 生田緑地バラ苑) 

バラ「デインティー・ベス」

澄んだ色彩や波打つ花弁が際だって美しく、中心に赤紫のしべが映えます。今も愛される珍しい一重咲きの傑作品種。樹は細枝性ですらっと伸びやかで花の雰囲気をさらに引き立てます。スパイシーな香りもよい。一重咲き故に花の開きは早いですが、夏でも花型が乱れたりすることがないため年中楽しむことができます。夏の摘蕾も控えて開花を楽しんでもよいでしょう。

品種名 ディンティ ベス
ローマ字 Dainty Bess
系統 ハイブリッド ティー (HT)
Hybrid Tea
咲き方 四季咲き
香り 中香
花径 10㎝
樹高 1.2m
樹形図 1b番 半直立
作出年 1925年
作出国 イギリス
作出者 Wm. E.B. Archer & Daughter
交配
Ophelia × Kitchener of Khartoum