野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

キソケイのようにツルになって黄色い花を咲かせる「オウバイ」(20-036)

2020年04月13日 10時26分59秒 | 

キソケイのようにツルになって黄色い花を咲かせる「オウバイ」。春一番に鮮やかな黄色の花をたくさんつけるので目立つ。中国では迎春花と呼んで、この花に春の訪れを予感するようだ。

(2020-02 川崎市 道端) 

 

「オウバイ」

オウバイ(黄梅、学名: Jasminum nudiflorum)とはキク類モクセイ科ソケイ属(ジャスミン属)の半つる性落葉低木の一つである。漢字では「黄梅」と書く。ソケイなどとは違って花には香りがほとんど無い。種小名の"nudiflorum"(「ヌーディフロールム」)は「裸の花の」という旨を表し、これはオウバイの花に毛が無いことによる。

漢名(中国語名)は「迎春花」、英名は「ウィンター・ジャスミン」といい、そのどちらもが、オウバイがほかの花に先駆けて咲き、そのあり様が、たとえて言えばあたかも春を迎えているかのごとく思わせることに基づいている。

特徴
2月下旬から4月頃、葉が出る前に、梅に似た高杯形の六枚花弁の黄色い花を、垂れさがる細長いツル状の枝に咲かせる。そのため日本では、「黄梅」は初春(立春〔2月4日ごろ〕から啓蟄の前の日〔3月5日ごろ〕まで)の季語とされている。

高さは1メートルから2メートルほどになる。実が成らないため、挿し木か株分けをして増やす。

生薬として、花は飲むことによって解熱や利尿に用いられ、利尿には1日あたり3グラムから6グラムの乾燥した花を0.4リットルから0.6リットルの水で半量まで煎じて3回に分けて服用するという。また葉も飲むこと、あるいは塗ることによって、できもの・はれものや打ち傷・切り傷などを治すなどと言われている(『中薬大事典』)。


黄色の小さな花をつけるダンコウバイ(高尾の花20)

2020年04月13日 09時09分26秒 | 

黄色の小さな花をつけるダンコウバイ。香りがあるためにビャクダンを意味する檀香の名をつけて、檀香梅と書く。どこかサンシュユに似ているが、写真の株は花が終わりかけて、元気な若芽が出始めている。

(2020-03 南高尾) 

 

ダンコウバイ(檀香梅、学名:Lindera obtusiloba Blume)は、クスノキ科クロモジ属の落葉小木の一種。

分布
中国、朝鮮、日本に分布する。

日本では本州(新潟県、関東以西)、四国、九州に分布する。山地の落葉樹林内や林縁に自生し、庭木に利用されている。

特徴
成木は樹高2.5-6 m、幹の直径約18 cm。葉は互生し、柄があって葉身は幅広い楕円形で先端が浅く三裂する。葉の長さは5-15 cm、幅は4-13 cm、基部が幅広く丸い。葉質はやや厚く、表面はつやのない緑、若葉の裏面には毛が生えている。葉によって裂け方にかなり個体差があり、裂けない葉もある。外見的には葉の形などシロモジにやや似る。ウコンバナの別名があるが、これはシロモジのこととされる場合もあり、混乱がある。

春、芽吹く前に黄色い小さな花を枝に無数に付ける。雌雄異株で、3-4月の花が展開する前に小さな黄色い花を散形花序につける。雄花と雌花の花被片は6個で楕円形。

種子に強い香りが有り檀香梅と書く。葉も揉むとわずかに芳香がある。檀香はビャクダンの漢名で、材に香りがあるためとも言う。

秋、種子は淡褐色-褐色で、葉は黄葉し落葉する。朝鮮では種子の油を頭髪用に用いる。


名前の通りに金色の巨大なバラ「金閣」(薔薇シリーズ159)

2020年04月13日 07時32分07秒 | 

名前の通りに金色の巨大なバラ「金閣」。開くと少し黄色が薄れてクリーム色になる。剣弁高芯咲きの花弁が艶やかに、まるで光を跳ね返すように輝いて開く。

(2019-11 川崎市 生田緑地バラ苑) 

バラ「金閣」

黄金色を放つ剣弁高芯咲きの巨大輪。 ピース直系の子供で樹勢の強さもしっかり受け継いでいるようです。弁端になると色が薄くなりますが、それもまた一興。また、花脈がはっきりでます。

品種名 金閣
ローマ字 Kinkaku
系統 ハイブリッド ティー (HT)
Hybrid Tea
咲き方 四季咲き
香り 微香
花径 12㎝
樹高 1.3m
樹形図 1b番 半直立
作出年 1975年
作出国 日本
作出者 岡本 勘治郎
交配 実生 × Peace