GDP:4~6月期 中国、日本を逆転 反応は控えめ - 毎日jp(毎日新聞)
―10年4~6月期の国内総生産(GDP)速報値は、米ドル換算で1兆2883億ドルとなり同期の中国のGDP(1兆3369億ドル)を下回った。四半期統計は両国の統計処理の手法が異なり、単純比較できないが、経済規模が世界2位の日本が10年に中国に抜かれ、3位に転落するのはほぼ確実な情勢。世界経済における日本の存在感低下を改めて示す結果になった。一方、地球環境問題への取り組みや人民元安是正など、経済大国としてより大きな責任を背負わされかねない中国側には戸惑いも広がっている。
中国国内メディアは16日、日中GDPの「逆転」を「中国経済が日本を追い越した」と報じた。同時に「1人当たりGDPは10分の1」とのコメントを紹介するなど、抑制した表現も目立った。「世界第2位の経済大国」として責任を求める声が内外から高まることを警戒する中国政府の意向をくんだ模様だ。
中国では「国富民貧(国家は富み、民衆は貧しい)」という四字熟語が新語として流行している。政府予算は過去10年で6.2倍になったが、人口の半分以上を占める農民1人当たりの収入は2.3倍の伸びにとどまっている格差の大きさを指したものだ。世界銀行の統計によると、08年の中国の1人当たりGDPは3266ドル(約28万円)と、世界平均の9042ドルを大きく下回る。ウクライナやヨルダンと近い水準で、3万8454ドルの日本にははるかに及ばない。
中国政府は来年からの次期5カ年計画に「所得倍増計画」を盛り込むことを検討しているが、中国対外貿易大学の馮鵬程教授は「経済全体の規模で中国が日本を抜いても、1人当たりGDPで中国が追いつくには、まだ時間がかかる」と指摘する。
とはいえ、08年秋のリーマン・ショック後を除けば中国は一貫して高成長を続けている。世界のGDPに占める割合は、00年の3%台から09年には8%台にまで上昇。低落傾向が続く日本とは対照的で、日米欧が減速色を強める中、世界経済のけん引役としての期待は高まっている。
その半面、経済規模を拡大する中国への国際社会の見方は厳しさを増しつつある。中国は、地球温暖化対策や人民元切り上げ問題では「途上国」の立場を主張し、経済規模に見合ったより大きな負担を求める先進国に強く反発してきた。だが、GDPで日本を抜けば、こうした中国の態度への先進国の批判が強まるのは避けられない。
中国が特に気にするのが、GDP世界一の米国の動き。中国の09年の貿易黒字は2495億ドルと日本の5倍以上に達し、輸出増加による景気回復を目指す米国との貿易摩擦問題を抱えている。自国の経済力を高く評価されればされるほど、「人民元安と貿易不均衡の是正」を求める米国側の圧力も高まることになる。中国の胡錦濤国家主席は9月にも訪米する方向で調整しており、米国の世論が「GDPの日中逆転」をどうとらえるのかを慎重に見極めているとみられる。
というわけで4~6月期のGDPが発表され、ついに中国に抜かれてしまったようです。年間でも負けるのは確実で、日本が3位に転落するのは確実なようです。
まぁ人口規模も違うのでしょうがないとは思いますが、この10年間経済規模は全く拡大しませんでしたからね。正直この間何をしていたんでしょうかね?ここまで成長しない国なんて他にはないですね。どうしようもないですね。
経済成長することが国として如何に重要かを把握していないんでしょうね?いい加減経済成長ビジョンを見せてもらいたいものですね。
しかし、中国が世界2位になるのは世界にとってどうなのでしょうね?正直この国が重要な位置を占めれば占めるほど、世界は不幸になるとおもうのですがね。
―10年4~6月期の国内総生産(GDP)速報値は、米ドル換算で1兆2883億ドルとなり同期の中国のGDP(1兆3369億ドル)を下回った。四半期統計は両国の統計処理の手法が異なり、単純比較できないが、経済規模が世界2位の日本が10年に中国に抜かれ、3位に転落するのはほぼ確実な情勢。世界経済における日本の存在感低下を改めて示す結果になった。一方、地球環境問題への取り組みや人民元安是正など、経済大国としてより大きな責任を背負わされかねない中国側には戸惑いも広がっている。
中国国内メディアは16日、日中GDPの「逆転」を「中国経済が日本を追い越した」と報じた。同時に「1人当たりGDPは10分の1」とのコメントを紹介するなど、抑制した表現も目立った。「世界第2位の経済大国」として責任を求める声が内外から高まることを警戒する中国政府の意向をくんだ模様だ。
中国では「国富民貧(国家は富み、民衆は貧しい)」という四字熟語が新語として流行している。政府予算は過去10年で6.2倍になったが、人口の半分以上を占める農民1人当たりの収入は2.3倍の伸びにとどまっている格差の大きさを指したものだ。世界銀行の統計によると、08年の中国の1人当たりGDPは3266ドル(約28万円)と、世界平均の9042ドルを大きく下回る。ウクライナやヨルダンと近い水準で、3万8454ドルの日本にははるかに及ばない。
中国政府は来年からの次期5カ年計画に「所得倍増計画」を盛り込むことを検討しているが、中国対外貿易大学の馮鵬程教授は「経済全体の規模で中国が日本を抜いても、1人当たりGDPで中国が追いつくには、まだ時間がかかる」と指摘する。
とはいえ、08年秋のリーマン・ショック後を除けば中国は一貫して高成長を続けている。世界のGDPに占める割合は、00年の3%台から09年には8%台にまで上昇。低落傾向が続く日本とは対照的で、日米欧が減速色を強める中、世界経済のけん引役としての期待は高まっている。
その半面、経済規模を拡大する中国への国際社会の見方は厳しさを増しつつある。中国は、地球温暖化対策や人民元切り上げ問題では「途上国」の立場を主張し、経済規模に見合ったより大きな負担を求める先進国に強く反発してきた。だが、GDPで日本を抜けば、こうした中国の態度への先進国の批判が強まるのは避けられない。
中国が特に気にするのが、GDP世界一の米国の動き。中国の09年の貿易黒字は2495億ドルと日本の5倍以上に達し、輸出増加による景気回復を目指す米国との貿易摩擦問題を抱えている。自国の経済力を高く評価されればされるほど、「人民元安と貿易不均衡の是正」を求める米国側の圧力も高まることになる。中国の胡錦濤国家主席は9月にも訪米する方向で調整しており、米国の世論が「GDPの日中逆転」をどうとらえるのかを慎重に見極めているとみられる。
というわけで4~6月期のGDPが発表され、ついに中国に抜かれてしまったようです。年間でも負けるのは確実で、日本が3位に転落するのは確実なようです。
まぁ人口規模も違うのでしょうがないとは思いますが、この10年間経済規模は全く拡大しませんでしたからね。正直この間何をしていたんでしょうかね?ここまで成長しない国なんて他にはないですね。どうしようもないですね。
経済成長することが国として如何に重要かを把握していないんでしょうね?いい加減経済成長ビジョンを見せてもらいたいものですね。
しかし、中国が世界2位になるのは世界にとってどうなのでしょうね?正直この国が重要な位置を占めれば占めるほど、世界は不幸になるとおもうのですがね。