円高が「埋蔵金」直撃 外為特会の評価損30兆円、財源流用に暗雲 (1/2ページ) - MSN産経ニュース
――急激な円高の進行を受け、財務省が為替介入を行うために管理している「外国為替資金特別会計(外為特会)」で、評価損が過去最大の約30兆円に膨らんでいる。米国債を中心としたドル建ての資産が円換算ベースで目減りしたためだ。損失処理に備えて運用益をため込んできた約20兆6千億円(平成21年度末)の積立金を約10兆円も上回っており、実質的な“赤字”状態にある。
特別会計の積立金は、いわゆる「霞が関埋蔵金」と呼ばれ、10月に行われる政府の事業仕分け第3弾の対象となる。多額の資金が眠る外為特会は最大のターゲットだが、評価損の拡大を理由に財務省が、取り崩しに抵抗するのは確実。円高は、政府の財源捻(ねん)出(しゅつ)にも影を落としている。
政府は過去に行った円売り・ドル買い介入に伴い約100兆円の外貨を取得。外為特会では、これを米国債などで運用している。介入時よりも円高が進むと、円換算で評価損が生じる。
19年度末は為替レートが1ドル=117円で評価損は3兆3千億円だったが、21年度末は91円に上昇し、26兆3千億円に拡大した。1円の円高で評価損が7千億~8千億円増えると推計されており、足元の85円では、さらにふくらみ、30兆円に迫った。
外為特会では、米国債の利払いなどの運用益で毎年2兆~4兆円の剰余金が発生しており、これをためたのが積立金。評価損との差額は21年度末で5兆7千億円のマイナス。足元では赤字も5兆円程度増えた。
財務省は、積立金の適正水準を外為特会の資産規模の3割(30兆円程度)としており、「現状は10兆円の積み立て不足」(担当者)と強調している。
政府は事業仕分け第3弾で、過剰にため込まれた積立金を取り崩して財源を捻出したい考え。ただ、埋蔵金は、自民党政権時代からの発掘ですでに枯渇している。外為特会の評価損は、あくまで見かけ上のものですぐに処理する必要はなく、毎年、剰余金も出ている。22年度予算では、21年度分の余剰金2兆5千億円を税外収入として流用しており、有力財源としての期待は高い。
ただ、前財務相の菅直人首相は、外為特会の活用について、「国の財政全体でみるとプラスにならない」と財務省寄りの消極姿勢を示しており、事業仕分けは難航しそうだ。
というわけで民主党が埋蔵金のひとつとして主張する「外国為替資金特別会計(外為特会)」で、評価損が過去最大の約30兆円に膨らんでいるようです。
別に今の時点の話ですので、この額が全部赤字というわけではないですがこれを取り崩すのは難しくなりましたね。
菅直人はこれを取り崩すのは反対なようですがどうなるのでしょうかね?
そういえばあれだけ民主党が言っていた埋蔵金は出てきませんね。あれだけビックマウスであると言っていたのにね。政策もほとんど見直しのようですし、選挙のマニフェストは詐欺でしたね。まぁあんなの騙される方が悪いですが。あんなのマネーの虎に出てたら確実にノーマネーでしょうね。すこしは計画性を持って欲しいものです
――急激な円高の進行を受け、財務省が為替介入を行うために管理している「外国為替資金特別会計(外為特会)」で、評価損が過去最大の約30兆円に膨らんでいる。米国債を中心としたドル建ての資産が円換算ベースで目減りしたためだ。損失処理に備えて運用益をため込んできた約20兆6千億円(平成21年度末)の積立金を約10兆円も上回っており、実質的な“赤字”状態にある。
特別会計の積立金は、いわゆる「霞が関埋蔵金」と呼ばれ、10月に行われる政府の事業仕分け第3弾の対象となる。多額の資金が眠る外為特会は最大のターゲットだが、評価損の拡大を理由に財務省が、取り崩しに抵抗するのは確実。円高は、政府の財源捻(ねん)出(しゅつ)にも影を落としている。
政府は過去に行った円売り・ドル買い介入に伴い約100兆円の外貨を取得。外為特会では、これを米国債などで運用している。介入時よりも円高が進むと、円換算で評価損が生じる。
19年度末は為替レートが1ドル=117円で評価損は3兆3千億円だったが、21年度末は91円に上昇し、26兆3千億円に拡大した。1円の円高で評価損が7千億~8千億円増えると推計されており、足元の85円では、さらにふくらみ、30兆円に迫った。
外為特会では、米国債の利払いなどの運用益で毎年2兆~4兆円の剰余金が発生しており、これをためたのが積立金。評価損との差額は21年度末で5兆7千億円のマイナス。足元では赤字も5兆円程度増えた。
財務省は、積立金の適正水準を外為特会の資産規模の3割(30兆円程度)としており、「現状は10兆円の積み立て不足」(担当者)と強調している。
政府は事業仕分け第3弾で、過剰にため込まれた積立金を取り崩して財源を捻出したい考え。ただ、埋蔵金は、自民党政権時代からの発掘ですでに枯渇している。外為特会の評価損は、あくまで見かけ上のものですぐに処理する必要はなく、毎年、剰余金も出ている。22年度予算では、21年度分の余剰金2兆5千億円を税外収入として流用しており、有力財源としての期待は高い。
ただ、前財務相の菅直人首相は、外為特会の活用について、「国の財政全体でみるとプラスにならない」と財務省寄りの消極姿勢を示しており、事業仕分けは難航しそうだ。
というわけで民主党が埋蔵金のひとつとして主張する「外国為替資金特別会計(外為特会)」で、評価損が過去最大の約30兆円に膨らんでいるようです。
別に今の時点の話ですので、この額が全部赤字というわけではないですがこれを取り崩すのは難しくなりましたね。
菅直人はこれを取り崩すのは反対なようですがどうなるのでしょうかね?
そういえばあれだけ民主党が言っていた埋蔵金は出てきませんね。あれだけビックマウスであると言っていたのにね。政策もほとんど見直しのようですし、選挙のマニフェストは詐欺でしたね。まぁあんなの騙される方が悪いですが。あんなのマネーの虎に出てたら確実にノーマネーでしょうね。すこしは計画性を持って欲しいものです